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2007年09月12日
 ■  第50回Fコミュポッドキャスト

今回もRCG JAPAN LTD. レミアス・キャピタル・グループ のアンソニー M. ミラー氏にお話をうかがいます。
学生時代日本で悲惨な?サラリーマン生活を経験したミラー氏はウォール街にありがちな大手一流企業への就職を目指し、中堅の老舗投資会社ディロン・リードに入社するも、今ひとつ肌に合わず当時少し格下のベア・スターンズ社に転職。はちゃめちゃで企業家精神にあふれた新会社では水を得た魚のように楽しく働きアジアを任される・・・
この回では
■一流企業に入ることだけがすべて?
をお届けします。


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■アンソニー・ミラー氏のプロフィールはこちら

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内容
■一流企業に入ることだけがすべて?
79年や83年の日本の状況がもう少し違っていたら、アジアからキャリアを積んでいたと思う。
最初の訪日があまりにも落胆すべきものだったので、私はウォール街の人間にありがちな大手企業を目指した。
実際には中堅のディロン・リード社に就職した。
ディロン・リード社は非常に名前の通った会社で、歴史も古く、老舗の投資会社だった。
経営者のダグラス・ディロンは財務長官も歴任した。
自分にとっては良い判断ではなかったかもしれない。
一流企業に行くよりはもっと企業家精神に富んだハチャメチャな会社の方が自分には向いていたと思う。
社員は社会的に権威を持っている階層で金持ちばかり、パートナーに至っては自分で稼いだかどうかは別にして更に金があり、世界中に太いパイプを持っている。
彼らは仕事に恵まれていた上に、慎重で賢い人たちだった。
だが少々つまらない感はあった。
必ずしも一流企業に行けば良いということではない。
日本の若者が一流の銀行などに行きたがるのは知っているが、どのような会社に行けば幸せになれるのかを考えるべきだ。
実際私の場合、ディロン・リード社は向いていなかった。
と平然と言えるのもこの会社がもうないからだ。
ディロン・リード社はSGウォーバーグ社に買収され、それを次にスイス銀行が買い、さらにUBSが買った。
そして今はものすごく大きな組織になった。
もしもう一度やり直せたとしても、自分の性格と合わない歴史ばかり長い一流企業にはいかないだろう。
幸いなことにアメリカでは転職が容易なので、2,3年後にはベア・スターンズ社にうつった。
ベア・スターンズ社はディロン・リード社より規模は大きかったが、一流企業としての評価はやや下だった。
しかし、ノリノリの投資銀行でパートナーはより若く、学歴的には前の会社より劣っていたものの、服装も高級品にこだわることなく、持っているお金も相続したものでなく、自らつくった人たちが多かった。
本当に楽しい会社で私自身は幸せだった。
ディロン・リード社もそれなりに良かったが、幸せとまでいえなかった。
だからこその転職だが、アメリカでは簡単なことだ。
日本でも難しくはなくなってきているし、転職ができる環境の方が健康的だと思う。
なぜならそのほうが良い人生を送れるし、自分の可能性も追求できるからだ。
ディロン・リード社に残っていても楽しくなかったろうし、ひょっとしたらアル中になっていたかもしれない。
文句ばかり言ってできるだけ早く引退していたと思う。
でもそうならなかったので、今も幸せで90歳まで働きたいと考えている。
ベア・スターンズ社はディロン・リード社よりドメスティックであったが、国際部門が限られている中で私は香港に派遣された。
日本を離れてから何度もヨーロッパには行ったが、アジアはご無沙汰していたため、香港に行くことは願ってもないことで大変楽しみにしていた。
プロジェクトは半年がかりで4、5回ほど行ったり来たりしていて、一箇所に数週間滞在しまさにアジアに住んでいる感覚だった。
我々は航空機のケータリングを売る仕事を担当し、アジア中を飛び回っていた。
サイパン、バンコク、上海、グアムや日本などに行き、とても楽しかった記憶がある。
香港は本当に東京と違っていて、人々は生き生きしていて活気があり、皆さんは起業家精神も旺盛…というか旺盛すぎて、どんな時でも40分くらいしかじっと人の話を聞かないという感じだった。
それでも仕事は大変上手くいき、ビジネスは最終的にルフトハンザ社に売却できた。
彼らは巨額の賠償金額を提示した。
このとき応札してきた企業には起業したばかりの非公開投資会社のカーライス社があった。
彼らはまだ無名だったが、ほんの少し金額が足りなくてルフトハンザ社に負けた。
私のお客さんは大いに喜び、私もアジアで素晴らしい時間を過ごした。

投稿者 Fcommu : 2007年09月12日 13:42

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