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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 189回 『ウェイ』のある強い経営

189回 『ウェイ』のある強い経営

  1. 本日のお勧め本 「ウェイとは、その”らしさ”」
  2. ここに注目!!「『ウェイは人にあり!』」
  3. 本日の気づき「ウェイらしさをもっている経営」


(1)本日のお勧め本

第5の経営資源を磨け!『ウェイ』のある強い経営 - 野口 吉昭

 
本日は、 ベストセラーになった『コンサルタントの質問力』の著者の最新作『ウェイ』を題材にした本をご紹介したいと思います。
 
ウェイとは、その企業らしさ。
本書の中で吉野家の安部社長が、『組織の崩壊は内部からはじまる。どんなに外的圧力がかかっても、内部がしっかりしていれば立ちなおせる』と。
  
そう、どんなに不況だろうが、問題があろうが、企業の軸であるウェイがしっかりとしていれば、立ち直ることは出来るのだと思います。ただし、このウェイが現場の社員1人1人までに浸透しているか?
それが問題なのです。
 
あなたの会社の経営理念を言えますか?そして、言えるのであれば、その経営理念をもとにあなたなりのビジョンやミッションをあなたの言葉で語ることが出来ますか??景気が悪くなればなるほど、ウェイらしさがある企業とない企業の2極化が急速にすすんでいくのではないでしょうか??
 
この時期にこの本を出版されるとは、著者が冒頭で述べているとおり、『ウェイなく企業に明日はない』という警告だと思います。
 
そして、本書の章立てにもなっていますが、『人はチームで育ち、企業はチームで伸びる』ことを改めて実感しました^^。


(2)ここに注目!!

  • 5番目の経営資源こそ、人が構成するチーム・組織の個性があり、ゆるぎない、光り輝く『その企業らしさ』である。
  • ウェイにおいて重要なことは、美辞麗句のミッションやビジョンではなく、『ウェイが示す方向性を、現場が共感し実践しているかどうか』なんおである。そして、内から見ても外から見てもウェイが明確な企業ほど、組織力があり、強い経営をしている。強い組織力は、この明確なウェイからきていることが多い。
  • ウェイの価値は、現場で決まる。ウェイの意味は、現場が決める。ウェイは、人がつくり、そして現場での時間がつくり上げるのだ。
  • 企業のウェイもチームのウェイも、その基本はリーダーがつくるものだ。そのリーダーのリーダーシップによって、チームも組織も、強く弱くもなる。
    新たなビジネスモデルを開発したりする『価値創造型リーダー』の登場・育成が求められる時代に移行しつつある。
  • 米国ナイキ社のスポーツマーケティング担当者が以前こんな話をしてくれた。
    『ナイキ-ファッション性というブランドイメージを抱く人は多いが、今でも常にイメージではなく機能的な究極のスポーツシューズを製造している』
  • 企業や組織が長期的に持続していくには、明確な『ミッション』と『ビジョン』が必要不可欠である。組織の存在意義、使命を明確にし、将来のあるべき姿、夢を描き続けることで、どんな環境でもゆるぎない強さを生み出すことができるようになる。
  • 現場は上から押さえつけられるアプローチではなく、社員の主体性が軸となって行動している。
    社員の意識を高めるには、自ら考え、行動し、感動を得る日常をサポートする仕組みの大切さを教えてくれている。
  • 伊勢丹には『55%攻撃論』『職場の約束運動』『MD計画』『伊勢丹道場』という独特の仕組みとしての用語がある。これらはすべて、お買い物場で使われている。
    1)55%攻撃
    社員が55%、自分の仮説が正しいと思ったら勇気をもって実行してよいという現場での仕組みのこと。50%なら上司に相談しなさい。しかし、55%なら、思い切って覚悟をもって自分で判断しなさい、と言う意味だ。
  • 人が育つ企業に共通することは、単に誰かが誰かに教えるという単純なものではなく、人が育つ場、人が育つ仕組みが、しっかりと計画的に用意され、その場と仕組みの中で、現場の育成が実践されていることだ。
  • 強い企業には、社員が共通して感じる『いい空気』がある。
  • 人づくりは、あくまで個の主体性を軸に考えることが大切だ。人の育成は根気勝負。
  • ウェイは「その企業らしさ」であり「その企業ならではのもの」である。それが企業の仕組み」と なって、仕掛けとして圧倒的な競争優位性を武器となるものである。
  • 大事なのは、時代を超えて、社員が本気で自らのミッションと思えるものにすることだ。
  • ビジョン策定のポイントは「変化対応」にとどまらず、「変化創造」とすることである。
  • 人をあきらめない企業には、いい空気が常に流れているし、優れたウェイが深い水脈がつながっているものだ。『ウェイは人にあり!』といえる。

(3)本日の気づき

 
野口さんの講演を一度聞いたことがあるのですが、やはりウェイらしさをもっている経営をされています。
 
本当は、ウェイ経営とは中小企業こそ導入すべきであり、そうでなければ生き残れない環境になっているのだと思います。
生き残れる基準を知る、そうその基準がきっとウェイ経営ができているかどうかということになってくる時代がもうすぐそこまで来ているのです!!
ビジネスモデルもそうですが、自分が良いと思ってもそれが世の中で通用するのかどうか?この基準を知っているかどうかということが非常に重要なものです。
 
是非ご興味がある人は読んでみて下さい!


(4)目次

  1. ウェイは強さの源泉
    1.そもそもウェイとは何か?
    2.企業遺伝子がウェイの原点
    3.チーム・ウェイのある組織は強い
  2. 企業遺伝子がウェイをつくる
    1.企業遺伝子はミッションに現れる
    2.ミッションが現場の力を挽き出す
    3.ビジョンが現場を鍛える
  3. ウェイを育む仕組みづくり
    1.仕組みでウェイは磨かれる
    2.機能する仕組みづくりの5つの要締
    3.仕組みに思いを吹き込む
  4. ウェイを育む人づくり
    1.言霊を語り継いで人を育てる 
    2.意図はチームで育ち、企業はチームで伸びる
    3.『居心地感』のある現場は人が育つ
  5. 『ウェイ!活動』のノウハウ&ドゥハウ
    1.企業遺伝子の見る化からウェイを策定する【フェーズ1】
    2.ウェイが現場に浸透する仕組みをつくる【フェーズ2】
    3.ウェイをもとに人を育てる【フェーズ3】

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!