- 「原点回帰」
- 「読書は、つねに未知の箱を開けるという楽しみ」
- 「やっと」
(1)本日のお勧め本
多読術 - 松岡正剛 -
本日は、『千夜千冊』で有名な著者の読書法をご紹介します。
やっとこのメルマガも365号目、創刊号で取り上げた『レバレッジリーディング』がきっかけで始めたメルマガなのでこの号も『多読術』の本を紹介したいと思います。
この本は、レバレッジの考え方とは違い読書は多読的に遊ぶという言葉を使っています。
『千夜千冊』をまとめた全7巻の全集が10万円前後するにも関わらず、350セット以上も売れたという著者の視点にはきっとキレがあるのです。
著者の言い回しだと、『読書ってアスリートみたいなところがあるんです。多読はしかも、百メートルとか四百メートル競技というより、十種競技のようなところがあって、ゲームのルールもちがう。だから、ほっておけばカラダがなまるように、アタマもなまる。』とあります。
確かに読むのを少しサボると大変です^^。
(2)ここに注目!!
- 読書って2度するほうがいいんです。同じ本をね。というのは、読書にはその本のこととは別に、いつ読んだのか、どんな気分で、どんな感受性のときに読んだのかというとことが、密接にかかわっている。道中がくっついている。宿泊先の枕の感触もくっついている。読んだ本の感想を書くには、このことを無視できない。
- 読書は、つねに未知の箱を開けるという楽しみです。
だから、書店で本を選んで、それを持ち帰ったあとにその本を開けるときがとても大事です。 - 編集工学というのは何かというと、かんたんにいえば、コミュニケーションにおける情報編集をすべてを扱う研究開発分野のことです。人々のあいだ、人々とメディアのあいだのコミュニケーションです。
- 『本は三冊の並びでつながっている』というものです。つまり本というものは、書店で本を見るときも、めぼしい本が目に入ったらその左右の1冊も見て計三冊にして、その『三冊の並び』を感じてみるといいというものです。
- 本はリスク、リスペクト、リコメンデーションの3Rかな。
- 基本的にはマーキング用の筆記用具と、それを投影することができるノートやパソコンがあれば十分です。これは『本はノートである』という考え方にもとづいています。
- ぼくが本書でおススメした多読術は、第一には読書というものを生活体験と連動させ、第二には本を『意味の市場』のなかに位置づけ、第三には読書行為を知的な重層作業というふうに捉えたからである。
(3)本日の気づき
やっと365号目です。
少しサボりがちだったので少し遅くなりましたが、ここで満足しないで続けていきたいと思います。
それでは、今後とも宜しくお願いします。
(4)目 次
- 多読・少読・広読・狭読
- 多様性を育てていく
- 読書の方法をさぐる
- 読書することは編集すること
- 自分にあった読書スタイル
- キーブックを選ぶ
- 読書の未来
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!