- 本日のお勧め本 「自分にとっては少し難しかった本」
- ここに注目!!「『1997』に何があったのか?」
(1)本日のお勧め本
1997年――世界を変えた金融危機 - 竹森 俊平
今日は自分にとっては少し難しかった本を・・・。
なぜ、1997年という題名なのか??
この年は、、経済面では消費税率が3%から5%に引き上げられ、北海道拓殖銀行、山一證券の倒産が起こった年。その煽りで日本経済が74年以来、23年振りのマイナス成長を経験した年です。そして、サブプライム問題を生む要因となった政策がとられた年でもあるのです。
その金融政策を読むときに、『リスク』と『不確実性』の違いを知るために本書を紹介したいと思います。1997年以来の金融危機が、今年起こっており、いま起こっていることを知るためには1997年を知ることも1つの手段だと思います。
1度読んだだけでは、ぼんやりとしか理解出来なかったので、もう1度読み返したいと思います^^。
(2)ここに注目!!
- 世界経済の流れには節目となる年がある。近年でいえば1997年がそれだ。
なぜ、そうなのか。それを本書で見ていく。つまり、この年を境に世界経済がどのように変化したかを本書は考察する。 - 日本にとって1997年は、「反面教師」として、その後の政治改革の方向性を規定した意味を持つ。しかし世界全体にとっては、97年はさらに大きな意味を持っている。
- 問題は夢と危険性は本来盾の両面で、投資家の心理において夢が危険性に容易に変わることだ。この気まぐれな市場心理で経済は混乱する。実際、1997年の夏には、世界経済はタイで勃発した通貨危機によって大混乱した。危機はインドネシア、マレーシア、フィリピン、韓国に飛火する。
- 実は97年から98年にかけての金融危機に対して採られた政策こそが07年のサブプライム問題を生むひとつの要因であった。
- 1997年といえば、経済面では消費税率が3%から5%に引き上げられ、北海道拓殖銀行、山一證券の倒産が起こった年。その煽りで日本経済が74年以来、23年振りのマイナス成長を経験した年。
- 東アジア通貨危機と日本の金融危機には、もう1つの意味深長な共通点がある。それは政策対応に関することである。つまり、どちらの場合にも、それ以前に、いわば前兆というべき危機があり、政府はそれに積極的に対応したが、政府の行動は政治的に不人気であった。そのために本番の危機を迎えた際の政府行動に拘束が生じた。そうした共通点である。
- 不確実性という言葉は、結果についての確率分布が未知である『ナイトの不確実性』と、結果についての不確実性が確率分布が既知であることによって限定されている『リスク』の両方を含むものであります。
- 不確実性の2つのタイプの区別という議論が、『ナイトの不確実性』として有名なものである。2つのタイプのうち第一のタイプは、それが起こる可能性についての『確率分布』を思い描けるものだ。
ナイトはこれを『リスク』と呼ぶ。他方で第二のタイプは、それが起こる『確率分布』を思い描けないものである。ナイトはこれを『真の不確実性』もしくは『不確実性』という。
(3)目次
- 危機の内実~『質への逃避』を生んだ市場心理
- 危機を読み解く ~『ナイトの不確実性』というブラック・ホール
- 危機の教訓 ~世界経済の安定化は可能か
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
