- 本日のお勧め本 「5つの『かすかな兆候』」
- ここに注目!!「『オープン・ファイル』」
(1)本日のお勧め本
いま起こりつつある”かすかな兆候”を見逃すな! - ジョージ・ストーク ジョン・ブットマン
本日は、ハーバードビジネスプレスから出版されている最新刊を御紹介したいと思います。
これから起こりうる5つの《かすかな兆候》を述べています。
では、なぜかすかな兆候をつかむ必要があるのか?
本書中でこのように述べられています。
とくに優れた経営幹部は、広い世界を見渡している。他業界にも目を向け、成功している企業の戦い方から、自分たちの業界に採りいれたら他社が非常に混乱するような新たな経営手法や競争の仕方を見つけ出す。そして、そのアイデアをパクるのである。そう、このように幅広い業界から自社に適用できるアイデアをパクるにはやはりかすかな兆候を把握するべきである。
この5つをベースに今一度皆さんの業界以外にも目を向けてみては如何でしょうか?
(2)ここに注目!!
- 経営リーダーには、『先見性』『決断力』『実行力』が必要だとよく言われる。
経営リーダーは、重要な問いを自ら考えなければならない。重要な問いを設定し、 『先見性』『決断力』『実行力』の観点から、大きな方向性を決めるのは、リーダーしかいない。 - サプライチェーンや規模の経済についての洞察は、ストークが、かつて日本企業の強みとして考察したことが進化したものだ。そう考えれば、日本企業には大きなチャンスが見えてくるのではないだろうか。しかし、それらはまだ「兆し」であって、明確には見えない。チャンスを生かすことができるか否かは、先述の3つの力、突き詰めると経営リーダーの『勇気』にかかっていると言ってもよい。
- その勇気の源泉は何だろうか。持って生まれたものだろうか。
ストークが本書の最後に記している4つの条件がそれを示している。私なりの言葉で表現すると次のようになる。
1)兆しについて、感度のよいアンテナを持っていること。
2)頻繁に現場に足を運んでみること。
3)いざとなったら頼りになる相談相手がいること。
4)そして、修羅場を経験すること。 - 私と同僚たちには、『オープン・ファイル』なるものを作成し更新していく習慣がある。これは、興味をそそられるトピックや問題についての関連情報を保管するファイルで、新しい資料が手に入るたびに追加している。
私はオープン・ファイルを3つに分類している。
1)兆候あり
おそらく戦略的課題となりうる問題だが、その兆候はいまの段階では数少なく、かすかにしか見えていないもの。今後、十分な進展が必要。
2)観察中
競争優位性の源泉がまだはっきりしないが、戦略となる見込みのあるもの。
3)想像中
興味をそそる問題だが、かなり突飛なために戦略として実現しそうにないもの。
少なくともわれわれが生きている間には実現しそうにないもの。 - 戦略1 サプライチェーン・マネジメントを鍛える
出荷・輸送能力に対する需要と、港での実際の受け入れ能力との間に、大きな隔たりがあるのだ。あなたの商品や部品が『リップタイド(激流)』につかまり、時間もお金も市場シェアもビジネス・チャンスも水の泡になる危険性がおおありなのだ。競争相手が立ち泳ぎであっぷあっぷしている間に、潮の流れに逆らって泳ぎ切ることができたら、大きな競争優位性を獲得できる。 - 戦略2 脱・規模の経済
市場はますます予測しにくくなり、製品や事業でさえ、そのライフサイクルが短くなってきている。ディスポーザブル・モデルは、従来型の生産方法を採る企業にとっても、効果的なモデルとなりうる。 - 戦略3 ダイナミック・プライシング
企業が商品やサービスの価格を、それを購入して使いたいという顧客の時々刻々と変わるニーズに即時に合わせる、柔軟なプライシングである。 - 戦略4 複雑性をすすんで受け入れる
いま私たちが注目しているのは、企業が、さらに高いレベルの複雑性を実際に求めている顧客を引き寄せ、しかも、そのような複雑性がシェアを拡大し利益を増加させる機会となる、次の4つの方法だ。
1)愛好家をとりこにする
2)複雑に見せない
3)最適な選択を提示する
4)あらゆる組み合わせを可能にする - 戦略5 無限の帯域幅
無限の帯域幅が競争優位性を生み出す重要な領域は3つある。
1)業務効率の向上
2)新ビジネス・モデルの構築
3)まったく新しいビジネスの創造
(3)目次
- サプライチェーン・マネジメントを鍛える
- 脱・規模の経済
- ダイナミック・プライシング
- 複雑性を進んで受け入れる
- 無限の帯域幅
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
