- 本日のお勧め本 「フロー経営をもちいた『人間経営学』についてを説いた本」
- ここに注目!!「人を喜ばせることは、本質的に楽しいことだ。」
(1)本日のお勧め本
非常識経営の夜明け 燃える「フロー」型組織が奇跡を生む - 天外 伺朗
本日は、フロー経営をもちいた人間経営学について説いた本をご紹介したいと思います。
著者は元ソニー上席常務であり、ソニー創設期のフローを肌で体験した人です。
これからの新しい潮流を生き抜くための経営学は人間性経営学であり、この経営学がすでに世界各地でこの経営学が実践されている。それが、ブラジルのセコム社やアメリカのゴア社など、従来の企業経営の常識を根底から覆すような、突飛な経営スタイルである。
是非、このような新しい経営学を学びたい人は読んでみて下さい。ちなみに、この天外塾にはサッカー日本代表監督の岡田監督も参加されていたそうです。
(2)ここに注目!!
- 本シリーズは、「人間性経営学」が、いまから100年間の企業の進化の指導原理になる、という信念のもとに企画された。
- 新しい潮流を巻きこしつつある企業の、全社が沸き立つような活気は「燃える集団」そのものであり、それが小集団や開発プロジェクトだけでなく、全社のあらゆる部門の活性化につながるように工夫することが「人間性経営学」の真髄だ。
- 革新的な企業経営として、識者の間になっているのが、ブラジルのセムコ社、アメリカのゴア社やパダゴニア社などだ。しかしながら、よくよく見ると、日本の中小企業の中にも、すでに数例生まれている。これらの企業に共通なキーワードをひとつだけあげるとすると、それは「信頼」だ。経営者が従業員を徹底的に信頼するのだ。
- 企業を上手に経営するために自分を磨くというのは本末転倒であり、経営の場自分磨きの絶好のチャンスを与えてくれている、と考えるのが本筋だろう。かくして「経営学」は、どんどん「人間学」に収斂されていく。
- 天外塾ではアホな質問を歓迎する。古い脳から発信する、物事の本質が見えるからだ。その物事の本質のことを、「プロセス指向心理学」という新しい心理学を提唱したアーノルド・ミンデルは「タオ(道)」と呼んだ。タオというのは、いにしえの中国の賢人、老子のことばだが、宇宙の秩序の本質、あるいは大自然の大きな流れを意味する。人はタオに沿って動けば、何事もスムースにうまくいく、というのが老子の教えだ。
- 「人間性経営学」の最大のポイントは、現場を徹底的に信頼して権限を委譲することだ。
- 企業トップが愛嬌がなく、権威を振りかざし、賢者を装ってしまうと最悪だ。マネジメントは、アホに限る。
- 企業経営でもっとも大切なことは、まず自分が楽しいこと。次に仲間やお客さんが楽しいこと。人を喜ばせることは、本質的に楽しいことだ。
- 企業経営に合理主義が導入されると、人々の大脳新皮質が活性化するような活動が支配的になってゆく。その結果、タオが姿をあらわさなくなり、企業の輝きは失われていく。
- 創業期のソニーも、形式的にはごく普通のピラミッド型の組織形態をとっていた。ところが、設立趣意書に「自由轄達ニシテ愉快ナル理想工場」と書かれているように、実際の運営は組織の枠や上・下関係を無視する元気の良さが大事にされ、人と人の結びつきがきわめて濃厚だった。会社が遊び心にあふれ、仕事以上に遊びに熱中する人が多かった。だからこそ、全社をあげて「フロー」に入り、「燃える集団」になることができたのだ。
- 企業経営を語るとき、この新しい潮流のことを無視できない段階がすぐそこまで来ている。経営学者たちの書いた本を三冊だけ紹介しよう。
1冊目の「自律チーム型組織」の原題は、「Business Without Bosses」であり、上からの指示命令がない自律型の組織がいかに好業績につながるかということを、豊富な実例に対する丹念な調査結果をもとに書いている。
2冊目の「仕事はカネじゃない!」を書いたフライバーグ夫妻は、共にサウスウエスト航空の突飛なマネジメント・スタイルを研究して博士論文を書いた。
3冊目の「経営の未来」の著者のひとり、ゲイリー・ハメルは「コア・コンピテンス経営」などのベストセラーを書いた経営学者、コンサルタントであり、ロンドン・ビジネススクールの教授だ。 - 天外塾ではこの新しい潮流とその背景となるさまざまな事柄とは直接的に関係しない、いくつかのコンテンツを説いている。
1)運命と向き合う
2)周期性を意識する
3)死は変容のチャンス
4)人間力の3つの要素 「情」と「徳」と、「ディープ・グラウンディング」
(3)目次
- ひと筋の光明
- 天外塾
- 経営学は人間学
- 「やり過ごし」宣言
- 楽しむことでV字回復-出路の経営学
- 「アホ!」の真髄
- 「楽しい!」の真髄
- 破綻を誘う経営学
- 「老子」再発見
- ピラミッド型組織の問題点
- 新しい組織
- ムカデ競争の呪縛を逃れて
- 運命、そして情動や身体性への接地
- ディープ・グラウンディング
- 徹底的な信頼による活性化ーセムラーの経営学
- 甦るカウンターカルチャー
- 新潮流のルーツは教育学
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
