- 本日のお勧め本「吉越浩一郎さんの最新刊」
- ここに注目!!「私は『TTP』が得意だ」
- 本日の気づき「過激な発言が多かった」
(1)本日のお勧め本
ムダな仕事はもう、やめよう! - 吉越浩一郎
本日は吉越浩一郎さんの最新刊をご紹介したいと思います。
この方は最近良書、そして良い翻訳本を立て続けにだされており、辞めてから吹っ切れたのか、すごく良い本を書いていると思います。なかでも『残業ゼロの人生力』、『即戦力の人心術』は本当にオススメです!そして、今回の本も効率化に焦点をあてた今の時代に必要不可欠な要素が満載の本になっています。
なぜか、まず日本の場合、仕事があってそれからプライベート。という考え方が普通。でも、日本の常識は世界の非常識です。これは、紛れも無い事実であり、この事に気づかないからGDPでシンガポールに抜かれてしまうのだと思います。
世界での主流の考え方は、『生きるために働く』です。間違っても『働くために生きている』訳ではありません。これって大きな違いではないでしょうか?分からない人はもう一度『生きるために働く』って何かよおーく考えてみて下さい。そもそも考える時間がないから、ただ目の前の仕事をこなす感覚があるのではないでしょうか??そんな日本の現状に警告をするようなメッセージがたくさん込められています。
では、『生きるために働く』ってどういうことか?分かりましたか?それは著書の最後に書いてあります。『仕事で人生を豊かで幸せなものにするためには、ライフとワークの両方を大切にしなくてはいけない。そして考え方のレベルをプラスの方向に高めることにより、ライフやワークはさらによくものへと進化していくのだ。』ということです。
是非、このことを明日から実践することを一緒に心がけていきましょう!!
(2)ここに注目!!
- 会社というものはそういった『仕組み』を上手く作り上げていくと、どんどんうまく回っていくものだ。多くの日本の会社は、その根本のところをまったく放っておいて、仕事熱心な社員の力仕事に頼りきっているのが現状だ。
- ワークライフバランスの重要性が叫ばれて久しいが、そろそろ日本のビジネスパーソンも、仕事一辺倒の生活から脱出して、ワークもライフも楽しめる人生を送ろうではないか。夜遅くまで残業して、『今日も1日よく頑張った』と満足げに話すビジネスパーソンは、明らかに人生に損している。人生には、残業しているヒマなどないのだ。
- 『私たちの考えは、『work for living(生きるために働く)』であり、決して『live for working(働くために生きる)』ではない』と。海外では、これがごく標準的な考え方だ。
- ヨーロッパの人は、仕事をリタイアしてから自分の本当の人生が始まると考える。いわば老後は『余生』ならぬ『本生』だ。
- 残業をやめても、決して仕事のクオリティは落ちない。むしろ残業をしないと心に決めて、短時間に集中したほうが漏れやミスが減り、質の高い仕事ができるようになる。
- 残業は会社にとってもいいことだ、と思い込んでいる人も多いが、と思い込んでいる人も多いが、とんでもない間違いです。これからは、社員が遅くまで残業している会社ほど、売上げが落ちていきますよ。一人当たりのGDPで日本がシンガポールに負けてしまったように。今後はさらに時間当たりのGDP・売上を出して、比較したらおもしろいでしょうね。
- デッドラインが明確に決まると、『もう後がない』という意識が芽生えてくる。この危機感が大切で、危機感が強いほど余計なことを考える余裕がなくなり、全力で仕事を減らすようになる。いわゆる火事場の馬鹿力が働くのだ。
- 『うちの会社は活気がある』と自慢する社長がいるでしょう。僕はそう自慢されると、『活気のある会社ほど潰れますよ』と言い返すんです。だって、築地の魚市場に机を置いて仕事がはかどりますか?騒がしい場所では、目の前に仕事に集中できるわけがない。
- 仕事のスキルは、誰かから教わって伸びるものではない。できる社員は、できる上司や先輩の仕事を観察して、ノウハウを盗んで自分のものにする。その意味で、若い時期は積極的に雑用を受けたほうがいいくらいだ。
- 重要なのは、スピードを上げて仕事の密度を濃くすることだ。スピードをあげてアウトプットの量が増えれば、上司は雑用を頼みづらくなり、アウトプットの少ない社員に雑用を振り当てる。
- 仕事は、つねに小さな決断の連続だ。
- 仕事の遅い人は、総じて1つ1つの意思決定にかける時間が長い。それぞれの決断にかける時間は、目立つほど長いわけではない。
- 結局、仕事のスピードは意思決定のスピードに比例するのだ。
- 日々の仕事で発生する小さな意思決定については、制限時間0分でいい。つまり、考える前に体を動かせ、ということだ。
- 前の会社の社長時代、私の口癖は、『そこに川があったら、とにかく飛び込め』だった。
- 日本の会社はムダな会議が多過ぎます。何も決まらなかったが、活発な議論ができた?結論を出さない議論は、いくらやってもムダ。その間に別の仕事を片付けたほうがマシです。
- いわば仕事は『気づきと選択』の連続だ。気づきの力がある人ほど、削ぎ落とすべきものは増えていく。それを無駄な努力だと考えていると、ビジネスパーソンとしての成長はない。この2つの相反する行為を厭わぬ人ほど、質の高い仕事を効率的にこなすことができるのである。
- 人は周囲の環境に適用しようとして、無意識のうちに自分を変えていく生き物だからだ。
- 最終的なデッドラインに余裕があっても、仕事にはできるだけ早くとりかかった方がいい。1日でできる仕事なら、自分でデッドラインを翌日に設定すべきなのだ。
- 頭を使う仕事は、早い時間帯にやるほど効率が上がる。まわりを見ていても、午前中を上手に使える人が、結局は1日の仕事を早く終わらせてしまうのだ。
- 終電生活をどこかで断ち切って、始発生活に切り替えるべきだ。本当に始発でなくてもいい。いつもより1~2時間早い電車に乗るだけで、生活は大きく変わる。
- 私は『TTP』が得意だ。
TTPとは、『徹底的にパクる』という日本語の略。つまりパクるのがうまいのだ。パクるというと人聞きが悪いかもしれないが、もちろん商品の企画や製法をパクるわけではない。私が参考にしていたのは、会社の仕組みや仕事に対する考え方だ。 - 実はTTPにもコツがある。盗むべき本当のお宝は『暗黙知』なのに、TTPがヘタな人は『形式知』ばかりを盗もうとするのだ。形式知とは、明確にマニュアル化された知識やノウハウのこと。一方、暗黙知とは、言葉にされない、もしくは言葉にできない無形の知恵を指す。
- 若いビジネスパーソンが盗むべきは、テキストを読んでも載っていない暗黙知のほうだ。これを盗むには、気づきの力がいる。
- 私も本から暗黙知を吸いだして、TTPさせてもらうことがよくある。例えば昭和の名経営者・土光敏夫さんの著書など、読むたびに新しい気づきがあった。まわりに暗黙知を盗むに相応しい人がいないときは、本から盗むのも有効な方法ではないだろうか。
- 京セラの創業者、稲盛和夫さんは、仕事の成果について次のような哲学を持っておられる。
『人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力』 - 仕事で人生を豊かで幸せなものにするためには、ライフとワークの両方を大切にしなくてはいけない。そして考え方のレベルをプラスの方向に高めることにより、ライフやワークはさらによくものへと進化していくのだ。
(3)本日の気づき
浜口隆則さんの会社でいつもお世話になっている石原明先生の講演があるとのことで参加してきました^^。
いつもに増して??、過激な発言が多かった石原先生ですが、今の世の中を生きるためにはそのくらいの過激さが必要なのだと思います。その講演の後は、ビジネスバンクさんの屋上にて夜景を見ながら会食でした。東京タワーも望め、眺めは申し分ないですが、少し寒かったです^^。
でも、こうやってたまには屋外でお話しするのも楽しいものです・・・。
今日はとても素敵な方々とお会いでき、充実した1日でした。
(4)目次
- 成功や自由は、読書で手に入れる
- 人を進化させる読書がある
- 進化している『読む』技術
- 『書く』人も進化する
- 『売る』仕組みを進化させる
- これから『読みたい』『書きたい』『売りたい』と思っているみなさんへ
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!