- 本日のお勧め本 「戦わない経営」
- ここに注目!!「何故会社のブランド化が必要か?」
- 本日の気づき「『コンセプト』という言葉」
(1)本日のお勧め本
だれかに話したくなる小さな会社 - 浜口 隆則
本日は、「戦わない経営」などのベストセラーを出版されている浜口隆則さんとスターブランドという会社の共同経営者である村尾隆介さんの共書をご紹介したいと思います。
モノが売れる基準が違ってきている時代にどうしたらよいのかに明確に応えてくれている本であり、安いだけでは売れない時代を生き抜く為には必要なエッセンスが込められています。
「だれかに話したくなる小さな会社」=「ブランド化された会社」ともいえます。
ブランドというと大企業のイメージ、例えばナイキとかソニーとかトヨタの名前があがってくると思いますが、実は小さな会社ほどブランド化が必要なのだと思います。なぜか?本書にも触れられていますが、ブランドと考えると難しいですが、ミージシャンはなんで成り立っているか、を考えれば簡単だと思います。
ミージシャンはファンを持つことで成り立っているのであり、よく誰々のファンクラブとかありますが、それをそのまま会社に持ち込み自分たちの会社のファンクラブをつくるにはどうしたらよいのかと考えれば、ブランド化って何かがわかりやすいはずです。
そんなブランド化を考える前に、世の中には2つの会社が存在することを覚えておいてください。内向きの矢印を持つ会社と、外向きの矢印を持つ会社です。
自分がこの本を読んだ解釈では、
「内向きの矢印を持つ会社」とは明確なビジョンをもった会社。
「外向きの矢印を持つ会社」とはなにをしているか分からない会社。
だと思います。
では、明確なビジョンを持った会社がなぜ幸せなブランドをもった会社になれるのか?それは、より好みが細分化した時代では、ある尖ったメッセージを持った会社の方が共感できるからだと思います。
この「共感」という所が大事です。簡単な例でいうと、歯医者さんを選ぶときなにをもとに行きますか?歯医者さんは今全国でコンビ二の2倍近くあり、完全に飽和状態です。その中でやはり口コミでくるお客さんが一番多いそうです。どこどこの歯医者さんは良かった、と聞いただけで何か安心しますよね??
あと、価格.COMとかの実際に買った人の感想を見て家電製品を買ったり・・。何かに共感して初めて人は、本の題名にもある通り「だれかに話したくなる」のだと思います。
ブランド化はどの企業、そして個人でもいますぐ考えなくてはならない必要なことだと思います。
是非、あなたもこの本を読んでみて下さい!!
(2)ここに注目!!
- 会社には、2つの矢印が存在します。内向きの矢印と、外向きの矢印です。
- 私たちは、社会に出てから、ずっと「会社」に関わっています。だから、仕事をする私たちは、この矢印と深い関係があります。
- 内向きの矢印の会社は、とてもハッピーな会社です。内向きの矢印で仕事をすることほど、幸せなことはありません。そんな「内向きの矢印」を持つ会社を、私たちは「ブランド会社」と呼んでいます。
- ミラノから車で東に、およそ2時間。有名なコモ湖の隣にある、もう1つの湖「イゼオ湖」の中央には人口約1700人の島が浮いています。その島に、今日も世界中からスポーツ関係者が訪れます。ここには、「ラ・レーテ」社という、スポーツで使う美しい網をつくることで知られる会社があります。年商約3億円、社員数はわずか20名ですが、プロスポーツの世界における彼らのシェアは高く、2002年に日韓共催で行なわれたワールドカップのゴールネットも、この会社のものです。
- 企業を紹介するためのプロモーション映像を撮る「カウテレビジョン」という会社があります。福岡をベースに活動をしている小さな会社ですが、「九州の企業だけを応援する」というユニークな姿勢で、地域では知名度が高い会社です。
- 「パンケーキディズ」は、そのとびきりハッピーな世界観で、全国にファンを持つ大人気のパンケーキ専門店。メディア取材も絶えない、小さなブランドです。
- 第1章に登場する会社の詳細は、本書の公式ウェブサイトwww.small-but-brand.comでご覧になれます。
- あなたの会社自体に「お客様ではなく、ファンがいる」のなら、あなたの会社が「次に発信すること」にも、きっとまたファンは共感し、支持してくれます。そういった会社にしていくことが、新しい時代に合った、新しい経営スタイルの1つです。
- 「ブランドを目指す」と一度決めたら、「会社自体の価値を上げる」という仕事を、経営者は徹底していく必要があります。ブランド会社には、会社自体に「価値」があります。価値があるからこそ、ファンがいるのです。
- 「時代が変わっているんだから、私たちも変わらなくてはいけない」これは私たちが、講演会やコンサルティングの現場で繰り返し伝えることです。
- どうして小さな会社は、今、ブランドを目指すべきなのでしょうか?ここでは、7つのポイントを挙げたいと思います。
1)【商品の短命化】
変化に対応するための1つの方法は、顧客との信頼関係を商品とだけでなく、会社そのものとも築いていくということです。
2)【商品・サービスレベルの向上と飽和】
「だれに、なにを、どうやって伝えるか?」が、ますます重要な世の中になってきていますし、選べれるブランド会社というのは、「だれに、なにを、どのように使って欲しいか」が非常に明確です。
3)【マス市場の消滅】
成熟した消費社会である日本には、もはやマス市場は存在しないと言われるくらい、顧客の好みが細分化されてきています。
この変化は、ある意味、小さな会社にとって有利ともいえます。
その好みの細分化に対応したブランドを構築し、その小さな世界で一番になれるチャンスが高いのです。
4)【人口の減少】
この時代の流れに合った経営は、拡大志向から継続志向へ発想を切り替えることです。
5)【価格競争】
競合関係が当たり前になった時代に必要な考え方は、差異化と価値の創出ということです。競合との差異を生み出し、高くても喜んで支払っていただけるように「価値をあげる」という発想に切り替えれば、利益を生むことができます。
6)【情報化とグローバル化】
英語ができれば、日本以外に住む何倍ものお客様を相手に、マンションの一室からでも商売をすることが可能です。小さな会社でも、世界のブランドになれる時代なのです。
7)【労働市場の流動化】
「経営する」「会社をつくる」と肩肘張るよりも、「ブランドをつくる」という発想でビジネスに取り組めば、今までよりも、きっと仕事は楽しくなります。 - ビジネスの世界には幾つものブランドの定義が存在しますが、私たちは、その定義を「あなたのビジネスに関わるすべての人をファンにする、研ぎ澄まされた経営」としています。
- 小さな会社のブランド戦略は、デザイン主導の「部分戦略」ではなく、小さな会社の経営における最も重要な「全体戦略」であるべきです。
- ブランドを構築するためには近道があります。それは「新しいカテゴリーをつくる」という方法です。
- ブランドをつくるためには、「市場がない」「売れない」と、すぐにカテゴリー開拓を諦めるのではなく、その定めた世界で「成功するまで続ける」という強い気構えが必要です。
- 事業を、しっかり「フォーカス」できている会社は、そんな答え方ができます。「ブランド力」は「フォーカス力」といっても過言ではありません。
- 経営を極端にそぎ落として考えれば、そこには、たった3つの要素しかありません。
1つ目は、「売り物をつくる力」です。商品開発力です。
2つ目は、「売り物を売る力」です。商品・サービスを販売する営業力や、市場に伝えていくための伝達力、コミュニケーション力が、この中に含まれています。
3つ目は、「管理する力」です。 - この本の中でも、特に1つだけ覚えておいていただきたいことがあるとすれば、それは「会社には矢印がある」ということになります。小さな会社でありながら、その地域や業界でブランドと呼ばれるような会社は、その矢印が内向きです。
- どうしてお客様や人材、情報、お金といった、経営資源が、向こうから会社に集まってくるか?それは、会社の方向性が、だれの目から見ても、はっきりしているからです。
ここで言う「会社の方向性」には、その会社のビジョン(未来像)やミッション(使命)、バリュー(価値)、レゾンデートル(存在理由)、そのすべてが含まれています。
方向性が明確だから、「共感できます」「ぜひ一緒に・・」と、人やチャンスが集まってくるのです。
方向性が明確だから、会社の世界観やデザインなどに偽りが無いのです。
どんなに長くブランドづくりのお話をしても、最後はここに行き着きます。
内向きの矢印をつくる源は、会社のビジョンです。
(3)本日の気づき
本日ご紹介した本の著者お二人ともとても素敵な方です。浜口さんは3冊本を出版しており、ご存知の方も多いかと思いますが村尾さんもすごく魅力的な方だと思います。
簡単に略歴をご紹介しますと、弱冠14歳で単身渡米。ネバダ州立大学教養学部政治学科を卒業後、本田技研に入社。退社後、食品の輸入販売ビジネスで起業。事業売却を経て現職。
と素晴らしい経歴の持ち主の方です。
自分もここの会員になろうかと密かに計画中です。是非、HPもご覧になってみて下さい。
(4)目次
- だれかに話したくなる小さな会社
- 会社にまつわる見えない矢印
- 『社会モテ』するブランド戦略
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
