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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 157回 『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』

157回 『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』

  1. 本日のお勧め本「読書法は、「速さ」ではなく、「目的」で使い分ける!」
  2. ここに注目!!「ポイントは、WHAT⇒WHY⇒HOW」
  3. 本日の気づき「本はあなたと社会を変える」


(1)本日のお勧め本

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 - 小宮 一慶

 
本日、この本の出版記念講演が新宿であり、小宮一慶先生と勝間和代さんの対談講演でした、そして司会進行がディスカバリーの干場社長と非常に面白い対談でした・・・。感想はのちほど・・・。
 
本書は、読書法の本ですが、レバレッジ・リーディング、フォーカス・リーディングとは全く違った視点で読書法を述べています。読書法は、「速さ」ではなく、「目的」で使い分ける!速読ではなく、熟読、そして重読のススメが説かれています。では、なぜ熟読、重読(繰り返し読むこと)をする必要があるか??
  
論理を追って、丹念に熟読することにより、自分の論理的思考力レベルを3から4、4から5へと上げていくことができます。と著者は述べています。その上で、読む本を選ぶことは非常に重要です、とも。
著者が唱える5つの読書法とは、速読、通読(レベル1と2)、熟読、重読の5つになります。自分もここでご紹介は出来る限り短時間で読んでいますが、ドッラカーとか松下幸之助さんの本など、熟読や何回も読む本はじっくり熟読したりします。読書によって何を得たいのか、というよりその本から何を得ようとしているのかを明確な目的をもって、自分なりの読書法を確立することが非常に重要ではないでしょうか??確かに速読というと聞こえは良いですが、著者が述べている通り、本は何冊読んだかではなく、本から何かを得てそれを如何にアウトプット出来るか、もしくはできたかに重点を置くべきだと思いました。
 
この本は特に、熟読・重読の章を深く読んで頂く事をオススメします。ちなみにこの本の初版が5万5000部との事。
もうベストセラー(10万部以上)になることは目に見えているでしょう!?この数字がどれくらいスゴイかというと、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、普通平均したら6000~8000部が初版で刷れればよい方だと聞きました。当然、ベストセラー作家であれば、その数倍なのは理解できますが、それがいきなり5万部以上という数字に驚きました・・・。
 
どこの書店にも並んでいると思いますので、是非手にとってみて下さい!!


(2)ここに注目!!

  • 本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれます。いくつかの専門分野なら、読書による独学も可能です。読書は、いまも、わたしにとって最高の勉強法です。では、どうやって? ポイントは、WHAT⇒WHY⇒HOW です。
  • 経済学についても、最初によい教科書に巡り合ったことが大きかったと思います。ビジネススクールに通う前にひと月ほど通ったコロラドの外国人向けのプレスクールでたまたま使った、マンスフィールド教授の書いた。『MicroEconomics』。この本がまたよかった。
  • いったい、どのようにして、わたしは、プロとして大学院で教えたり、経営者相手にレクチャーできる程度に、独学で多くの本を読みこなすことができたのでしょうか?その答えが、読書力です。つまり、読書法、特に専門的な分野でも理解できる本の読み方を取得したからです。
  • 論理的な本の読み方で、とくに重要なのは下記2つです。
    1.参照しながら読む
    2.イマジネーションを働かせ関連付けながら読む
  • 読書で頭をよくすることができる。でも、どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭はよくならない。
  • よい本というのは、それを読む過程自体で、知識や感動を与えるとともに、読み手の読書力を向上させる。
  • やはり、その分野の第一人者と呼ばれる人たちの本を読むことをお勧めします。
  • 読書の技術というのは、『速さ』によって区別されるものではなくて、『目的』 によって使い分けるべきなのです。読書には目的があるのです。
  • 本書では、読書を、その目的に応じて、速読と通読(レベル1と2)、熟読、重読の5つに分けてご紹介していきます。
  • 2000ccのエンジンで、全速力で走るより、4000ccのエンジンでゆったり走るほうが、楽で速く走れます。頭をよくするというのは、車でいうと、エンジンの排気量を大きくすることです。
  • 熟読の目的は何かと言ったら、論理を追ってきっちり読むこと。知りたいことだけを、きっちり論理立てて読む。
  • きっちり理解するとはどういうことか?
    ここで大切なのは、書いてあることに納得するということ、きっちり理解するということです。書いてあることをほかのことと関連づけて考えることができるか?文章に出てくる『what』を読みながら、『why』が分かるようになるまで読み込み、それを『how』として自分のノウハウとし、ほかのことにも応用できうるようにする。
  • 引用文献を参照し、あっちへ行ったりこっちへ行ったりして読むその過程こそが、さまざまなものを関連付け、広く深い論理を組み立てていく訓練、つまり、論理的思考力を身に付ける訓練となるのです。
  • 頭のよさとは、計算力や暗記力が上がることだけではなく、論理的思考力のレベルが上がること。
  • わたしの経験では、こうした熟読レベルで、ふさわしい本を1冊読み込めば、おおよそ30時間で、だいたいのことがある一定レベル(専門家レベル)に達します。
  • 専門書が理解できたら、また入門書を読みます。
  • なんであれ、いちばん奥深くのペースの考え方を理解することが、遠回りのようでいて、いちばんの早道です。
  • ここからは、わたしの考える5つの読書法の最後、重読についてお話しましょう。これは、同じ本を繰り返し読む読書法です。
  • わたしが重読をお勧めするもうひとつの理由は、勉強や社会での経験を重ねるにつれ、同じものを読んでも、伝わってくるものが違う、理解の度合いが違うからです。
  • 大切なのは、重読によって自分の考え方を高めることです。自分の哲学です。 哲学とは是非善悪の判断基準です。多くの経営者と接していますが、やはり長期的に会社を繁栄させているのは、考え方のしっかりした人です。
  • よい本、それも、心にしみるような本を重読すると、自身の考え方がしっかりとしてきますから、ほかの人を見極めることができるようになります。
  • 重読は『意味』を得るだけの読書ではなく、『意識』を高めるための読書なのです。
  • 常に、原点は何なのかというところをおさえておくことです。それにより、第一に、仕事のバックボーンができます。次に、何より、安心感につながります。原点、本質を知っているという安心感をもとに、対応の選択肢を考え、判断を下すことができます。でも、このためには勉強しないといけないわけです。
  • 実務と本質、ほんとうに、どちらも大切です。いわば車の両輪です。もし、どちらかを軽視する人がいるとしたら、タイヤが小さいのです。
  • 読書力を高めるうえでの最後のヒントは、書くことです。書くためには読むことが必要ですが、書くことによって、また、読む力が格段に高まります。
  • 書くことによって、自分が何を考えていたかがはじめて分かるという面もありますし、否が応でも、構成力、論理力が鍛えられます。考えをまとめ、筋道を立てていく過程で、仮説立案力も身につきます。本というのは、いわば、自分なりの仮説を立てて、それを披露し、その是を読者に問うようなものですから。
  • ともかく書くことです。インプットは、アウトプットをともなうことによって、飛躍的に上がります。間違いありません。自信をもってお勧めします。
  • 学問に王道はないと思います。そして、地道に王道を歩めば、必ず何かを達成できるはずです。時間をかけて、ほんとうの実力を身に付けることが、結局は早道だと確信してます。

(3)本日の気づき

 
今回の対談テーマは、『本のちから~本はあなたと社会を変える~』でした。
その中のサブテーマは2つです。
1)社会人のための読書術
2)WEB時代における本の課題と可能性 
  
今回、小宮先生と勝間さん、そして干場社長の対談で印象的だったのは下記3項目でした。
1)読書力講座から
熟読、重読のススメ
自分より知識が上の人の本をじっくり論理を追って、手探りを入れながら読むべき本を読むということ。 
 
2)本は著者と対話しているように読む。 - 勝間さん
よく行間を読むとは言いますが、著者がこの本で何を伝えたいのかを考えながら、何を得たいかを事前に考える。
  
3)本は生き残れるか??
WEBは双方向であるため、どうしてもWEBには敵わない点がある。雑誌はWEBと完全に被ってしまっている為、いま雑誌が廃刊に追い込まれいることが多い。特にグルメ誌は、WEB上ですぐに検索できてしまう為影響力が激減している。ただし、本はWEBにはない深みがある為、完全には無くならない。でも、WEBの比率が高まっていくことは避けられないので、本のよさは失わないで、いかに著者・出版社側がWEBに近寄っていけるかが課題である。
そのひとつの試みとして、勝間さんは10月からインターネットラジオを開始するそうです。
その名も『BOOK LOVERS』です。
著者や書店員さんなどゲストを招き、最新の書籍情報を紹介するようです。
 
http://www.j-wavemusic.com/ です。
 
自分は、この3)の話に非常に共感を覚えました。今後、雑誌やTVの多チャンネル化により、本の影響力は増すと思います。本を出版するという敷居も一昔前に比べれば格段に低くなっており、そして本がそのままメディア化できる時代が来ているのだと思います。そして、その本を読まない若年層を如何に取り込んでいくかが1つの課題であることは事実だと思います。
 
是非、今元気があるディスカバリー21の干場社長に頑張ってもらいたいです。


(4)目次

  1. 速読
  2. 通読レベル1
  3. 通読レベル2
  4. 熟読
  5. 重読
  6. 読書力を高める8つのポイント
  7. ビジネスマンのための必読書60

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!