- 本日のお勧め本 「マネジメント書の原点」
- ここに注目!!「大事なのは”目標”と”自己管理”」
- 本日の気づき「私が影響を受けた人物」
(1)本日のお勧め本
ドラッカー名著集2 現代の経営[上] - P.F.ドラッカー
今日、ある事をしていて今まで読んだ本をもう1回読み返してました。
その中の1冊が今日ご紹介する『現代の経営・上』です。
言わずと知れたマネジメント書の原点とも呼ぶべき本ですが、今日読み返していても目からウロコと思えるフレーズがたくさんあったので、是非紹介したいとおもいました。
今は、ビジネス本ブーム、特に勉強本はブームですが、これらの本を出版されている方も必ず読んでいる本だろうし、きっとこれらの名著のエッセンスを集約して読みやすくして今の人たちに広めていると思うんです。
勝間さん何かはそのような事を本人で言われてましたし、その分かりやすさに価値を求めても良いと思います。
でも、本を出すような方と今の自分ではまだステージが違うし、感じるところや興味がある箇所も違うだろうと読み進めていったら、やっぱり昔読んだときと今読み返した時には感じ方も違うし、忘れているところもずいぶんありました。ということで、今日は『現代の経営』をご紹介したいと思います。
この本は、1954年に、ドラッカー氏が44歳のときの著作であり、世界で最初の総合的経営書であるとの事です!?
では、なぜここまで広く、そして今も幅広い層に読まれているのか??それは、『読みやすさ』にあるのだと思います。
これは、著者自身もいってますが、1つひとつの章は短いが、いずれの章も基本的なことを提示しており、今なお変わらないマネジメントに応用出来ることがありふれているのです。つまり、今でもマネジメントに直結する成果を生み出せるだけの価値がこの本にはあると言う事だと思います!
この本には、あまり細かい説明は必要ないと思います。
でもこれだけはいえます。
読んで損はしない本です。そして面白いのでさくさく読めます。
(2)ここに注目!!
- マネジメントとは、事業に命を吹く込むダイナミックな存在である。マネジメントこそ、企業がもちうる唯一の意味ある強みである。
- 企業のマネジメントは、内外への影響を考慮に入れつつも、常に経済的な成果を第一に考える。
- 事業以外の能力の有無にかかわらず、事業上の仕事ぶりに優れたものに十分仕事をさせることこそ、優れたマネジメントの証明である。
- 人の成長ないし発展とは、何に対して貢献するかを人が自ら決められるようになることである。
- 経営管理者とは、企業にとって最も高価な資源である。あらゆる事業において、経営管理者への投資は、たとえ数字では表せず帳簿には出ていなくとも、いかなる資源への投資よりも大きい。この投資を十分に活用することが最も重要である。
- マネジメントに関わる問題、決定、行動にはもう1つの要素がある。すなわち時間である。マネジメントは常に、現在と未来という2つの時間を考えなければならない。
- 事業のマネジメント、経営管理者のマネジメント、ヒトと仕事のマネジメントというマネジメントの3つの機能は、それぞれ別個に分析し、研究し、評価することができる、マネジメントの意思決定は、常にそれら3つの機能に影響を与える。
- 『マネジメントとは何か、何をするものか』という問いに対する答えは、事業、経営管理者、ヒトと仕事のそれぞれをマネジメントする多目的の機関であるという答えしかない。これらのうちいずれをかいても、もはやマネジメントではない。企業もない。そして産業社会もない。
- 企業はヒトが創造し、人がマネジメントするということである。企業は人以外の力がマネジメントするものではない。経済はマネジメントの活動に制約を課す。同時に機会を与える。しかし、経済はそれ自身、事業が何であり、何をするかを決定しない。
- 企業とは何かを理解するには、企業の目的から考えなければならない。企業の目的は、それぞれの企業の外にある。事実、企業は社会の機関であり、その目的は社会になる。企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち、顧客の創造である。
- 企業が何かを決定するのは顧客である。財やサービスへの支払いを行なうことによって、経済的な資源を富に変え、ものを商品に変えるのは顧客だけである。
- 企業の目的が顧客の創造であることから、企業には2つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。この2つの機能こそ起業家的機能である。
- マーケティングだけでは企業は成立しない。静的な経済の中では企業は存在しえない。企業は、発展する経済においてのみ存在しうる。企業とは、成長、拡大、変化のための機関である。したがって、第二の起業家的機能がイノベーションである。すなわち、より優れ、より経済的な財やサービスを創造することである。
- イノベーションについては、あらゆる部門において明確な責任と目標が必要である。もちろん販売、経理、品質管理、人事等の機能別部門は、意識的かつ明確な方向性をもって、それ ぞれの分野における進捗発展に貢献する責任をもつ。しかし同時に、製品やサービスのイノベーションに貢献する責任をもつ。
- 未来について唯一確かなことは、その不確実性すなわちリスクにある。リスクの語源がアラビア語の『今日の糧を稼ぐ』であることは偶然ではない。
- 事業の拡大のための資金を生み出す必要がある。そして何にもまして、自らのリスクを賄うに足る利益をあげる必要がある。要約するならば、利益の最大化が企業活動の動機であるか否かは定かではない。これに対し、未来のリスクを賄うための利益、事業の存続を可能とし、富を生み出す資源の能力を維持するための最低限度の利益をあげることは、企業にとって絶対条件である。
- われわれの事業は何かを知るための第一歩は、『顧客は誰か』という問いを発することである。『現実の顧客は誰か』『潜在的な顧客は誰か』『顧客はどこにいるか』『顧客はいかに買うか』『顧客にいかに到達するか』を問うことである。
- 『われわれの事業』の本質についての問いはすべて現在に関するものだった。しかし、『われわれの事業は何になるか』についても問いを発しなければならない。そしてそれに答えるには、次の4つのことを明らかにすることが必要である。
第一に、市場の潜在的な可能性と趨勢である。
第二に、経済の発展、流行や好みの変化、競争の変動による市場の変化である。
第三に、顧客の欲求を変化させ、新しい欲求を創造し、古い欲求を消滅させるイノベーションの可能性である。
第四に、今日のサービスや製品によって満足させられていない顧客の欲求である。 - 事業は目標を設定してマネジメントする必要があるということ。
- 事業の存続と繁栄に、直接かつ重大な影響を与えるすべての領域において、目標がある、目標を設定すべき領域は8つある。マーケティング、イノベーション、生産性、資金と資源、利益、マネジメント能力、人的資源、社会的責任である。
- あらゆる企業に2種類のイノベーションがある。1つは製品とサービスのイノベーションであり、もう1つは製品とサービスの提供の仕方のイノベーションである。
- いかなる意思決定を行なうにせよ、その目標は、マーケティングやイノベーションに関わる目標の達成に必要な資源の確保にある。
- 近い将来とその先の将来をバランスさせるだけでなく、目標間のバランスを図る必要がある。シェアの拡大や売上げの増大と、利益率の向上のいずれがより重要か。
- マネジメントは、将来を予期し将来を変えようとし、短期および長期の目標をバランスさせる。もちろんヒトには、これらのうちいずれについても容易に優れた仕事をする力は与えられていない。
- 意思決定のための3つの手法。
第一の手法は、循環のいかなる段階にあるかを考えることなく、単に経済は常に変動するものであると仮定することである。
第二の手法は、使い方は難しいが、より効果的である。それは、すでに起こってはいるが、経済への影響がまだ現れていない事象に基づいて意思決定を行なうことである。
第三の手法は、予測に伴うリスクを小さくするための手法によって補わなければならない。 - 今日のマネジメントは、明日の経営管理者を体系的に育成しておかなければならないということである。
- 企業において、その秩序、構造、動機づけ、リーダーシップに関わる基本的な問題の多くは、経営管理者をマネジメントすることによって解決される。経営管理者は、企業にとって最も基礎的かつ最も稀少な資源である。
- 経営管理者をいかにマネジメントするかによって、事業の目標が達成されるか否かが決まる。
- 経営管理者のマネジメントにおいて第一に必要とされるものは、目標と自己管理によるマネジメントである。
- 事業が成果をあげるには、1つひとつの仕事を事業全体の目標に向けなければならない。仕事は全体の成功に焦点をあわせなければならない。
- 全員が、事業の繁栄と存続にかかわりのあるあらゆる領域について、自らの果たすべき貢献を明らかにしなければならない。
- 2つの言葉が『組織の文化』を要約する。
その1つはアンドリュー・カーネギーの墓碑銘である。
『おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る』
もう1つは、身体障害者雇用促進キャンペーンのスローガンである。
『重要なことは、できないことではなく、できることである』 - ベヴォリッジ卿の言葉、『凡人をして非凡なことをなさしめる』ことが組織の目的である。
- 優れた組織の文化は人の卓越性を発揮させる。卓越性を見出したならば、それを認め、助け、報いる。
- つまるところ、組織の文化とは、仲良くやっていくことではない。大切なことは、仲の良さではなく、仕事ぶりの良さである。
- 優れた文化を実現するために必要とされるものは行動規範である。強みの重視であり、真摯さの重視である。正義の観念と行動基準の高さである。
- 正しい組織の文化を確立するには、行動規範として次の5つが求められる。
1)優れた仕事を求めること。劣った仕事や平凡な仕事を認めないこと。
2)仕事それ自体が働きがいのあるものであること。昇進のための階段ではないこと。
3)昇進は合理的かつ公正であること。
4)個人に関わる重要な決定については、それを行なう者の権限を明記した基準が存在すること。上訴の道があること。
5)人事においては、真摯さを絶対の条件とすること。かつそれはすでに身に付けているべきものであって、後日身に付けばよいというものではないことを明確にすること。 - リーダーシップとは、人の視線を高め、成果の基準を上げ、通常の制約を超えさせるものである。
(3)本日の気づき
自分が、大学時代に影響を受けた本として、大前研一さん、ジャックウェルチそしてP.F.ドラッカーでした。ドラッカー氏の本はほとんど読んだと思ってましたが、アマゾンで確認したら読んでない本もあったり、また読み返しても非常に為になるので是非続けて紹介させていただきたいと思います。経営にあまりご興味がない方も是非お付き合いください。
そして、今日から小宮一慶さんの経営基本講座に参加してきました。
毎週水曜日で全10回という結構ヘビーな内容ですが、小宮さんはそのうち
5回を担当されるとの事で今から楽しみです。
今日は『経営』って仕事の意味について。
経営という独立した仕事があるというのが小宮さんの考え方です。
そして、その経営が出来ければ経営者ではないと・・・。
今日印象に残った言葉は以下の3点。
1)正しい努力をする。
⇒ただ努力をするのではなく、正しい方向にむかって努力しないと意味がない。ということ。
2)ForTheCompanyを忘れない
⇒自分のため、部門のため、グループのためでなく、会社のために
利益になるかどうかを判断基準にする。
3)誇りや信念をもって働ける会社をつくる
⇒個々が誇りや信念をもてなければ良い会社はつくれない。
それと、毎日日経新聞を読み、印象に残った記事に対して日記を書くこと。
これを3ヶ月も続ければ、世の中の見え方が変わってくるとのこと。
是非、みなさんも実行してみましょう。
(4)目次
- 序論 マネジメントの本質
・マネジメントの役割
・マネジメントの仕事
・マネジメントの挑戦 - 第1部 事業のマネジメント
・シアーズ物語
・事業とは何か
・われわれの事業は何か
・事業の目標
・明日を予期するための手法
・生産の原理 - 第2部 経営管理者のマネジメント
・フォード物語
・自己管理による目標管理
・経営管理者は何をなすべきか
・組織の文化
・CEOと取締役会
・経営管理者の育成
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
