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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 133回 『驚きの発見!!』⇒『ドラッカーとトヨタ式経営』

133回 『驚きの発見!!』⇒『ドラッカーとトヨタ式経営』

  1. 本日のお勧め本「ドラッカー教授とトヨタ指揮経営」
  2. ここに注目!!「現在の経営」
  3. 本日の気づき「名言の数々!」


(1)本日のお勧め本

ドラッカーとトヨタ式経営―成功する企業には変わらぬ基本原則がある - 今村 龍之助

 
世界で最も読まれている経営書と世界で最も注目を集めている経営方式、この2つにおける共通点はあまりこれまで語られてきませんでしたが、この2つには非常に多くの共通点がある事を発見した著者がこの本を書いています。
 
その2つとは、ドラッカー教授とトヨタ式経営です!!
 
著者がドラッカー教授の『現代の経営』(上・下)を5回読んでみたところこの事に気づき、纏め上げたのがこの本になります。ドラッカー教授の名言がどのようにトヨタ式経営にて実践されていたかが分かる正に一石二鳥な本になっています。
 
是非、読んでみて下さい!!


(2)ここに注目!!

  • ドラッカー教授は『マネジメントは、知識のための知識に関心をもってはならない。成果をあげることに関心をもとなければならない』『仕事とは論ずべきものではなく、実行すべきものである』といっている。
  • トヨタ式経営は安全・安心・環境に配慮し、お客様のために最適な品質・価格・納期 を提供することを企図している。このために、下記が一体になって行なわれている。
    1.ムダ(生産現場では8つのムダ、経営面ではあらゆるムダ)の徹底排除
    2.能力の有効活用(標準作業書、多工程を持ち、多能工、ライフプランなど)
    3.資源(原材料、設備機器、工具など)の有効活用
    4.やる気の向上(技能の向上、創意くふう提案、視える化、表彰など) 
    5.時間の有効活用
  • ドラッカー教授自身から日本での分身と呼ばれた上田教授からこんな話をお伺いした事があります。上田教授が『トヨタのやっていることはドラッカーさんのいっていることばかりですね』との質問に対し、『トヨタでやっていることを説明しきれないとき、ドラッカーのものを読むと、そこに書いてあるんですよね』と答えたそうです。
  • ドラッカー教授は『現代の経営』のなかで、経営者に求められる最大の資質は『真摯さ』だといっている。
  • トヨタでは、すべての判断基準を《お客様》に置いている。あらゆることを『お客様のためになるかどうか』という観点から考える。なぜなら、お客様の求めていることから付加価値が生まれるからだ。だから、このことを徹底して追求する。一方、『お客様にとってムダと思われることは、すべてムダ』と考える。
    こうした徹底した顧客目線が、さまざまな課題を現実のものとしているのである。
  • 競争にどう勝つのか、つねに考えていないといけない。
    そのためにはまず、変化に柔軟に対応する姿勢をもつこと。そのうえで、商品でもサービスでも価格でも、あるいは人材育成でも、『これで勝負するのだ』というものをひとつもの。その信念や目標が強固なものであれば、5年後、10年後に、必ず他社と差別化できるものに育っていく。
  • 『現場に行って考えろ』これは、トヨタでは必ずいわれることで、大事なのは先入観をなくすことである。
  • 明日からといわず、今日からすぐにでも実践していただきたいのが、5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)である。
  • 企業とは、成長、拡大、変化のための機関である。
  • 成長とは成功の結果である。よい仕事をしているからこそ企業は成長し、製品は需要に適応する。企業は成長することによってのみ、顧客のニーズに応えることができる。(P・F・ドラッカー)
  • ドラッカー教授は、『忠誠心を買うことはできない。忠誠心は獲得すべきものである』といっている。会社への忠誠心(貢献)を獲得できるかどうかは、ひとえに直属の上司の腕にかかっている。
  • トヨタ式経営は『まずやってみる』。そしてカイゼンに次ぐカイゼンをして目標に近づいていく。
    『まずやってみる』からといって、思いつくままにやるのではない。
    1.目標に向かって。
    2.スタート基準を明確にして。 
    3.志を大切にやるのである。
  • できることから始める。やり始めたら『とことん』やり続ける。
  • 『守・破・離』という言葉を確率したのは、江戸時代の茶人、川上不白とされているが、そのもとは千利休の次の言葉にあるといわれている。
    『規矩作法 守りつくして 破るとも 離るるとても 本を忘るな』
    『守・破・離』は、カイゼンの取り組み姿勢そのものといってよいかもしれない。
    『守』は経営の基本原則、仕事の仕方を学びまねること、あるいはタテ・ヨコ・ナナメのコミュニケーションを密にし、有用な情報(知識・知恵)をできるだけ多く身に付けることだと思う。
    『破』は、その基礎知識のうえに創意工夫を重ね、イノベーションを実現することである。そうして、流れるように前へ前へと地道な活動を続けていけば、自ずと『離』の境地に入り、そのときすでにオリジナリティーは創出され、オンリーワンとしての地位を得ているはずである。
  • 『やって見せ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かず』という山本五十六の有名な言葉があるが、このあとに続く言葉をご存知じだろうか。
     
    『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず』
    『やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず』
     
    山本五十六がいっていることは、ドラッカー教授やトヨタ経営が説いていることとなんら変わるところがない。
  • 経営管理者に対して、ドラッカー教授は『自らの考えを他の人に理解してもらう能力とともに、他の人が求めていることを知る能力を必要とする』という。このために『経営管理者は言葉を知る必要がある。言葉とは何であり、何を意味するものであるかを知らなければならない。』としている。
  • ドラッカー教授は、経営者が立てるべき目標の領域は8つあるといっている。
    1.マーケティング
    2.イノベーション
    3.生産性
    4.資金と資源 
    5.利益
    6.マネジメント能力
    7.人的資源
    8.社会的責任
  • 大野耐一氏は『できない理由を考える時間があったら、できることを考えろ』といっている。
  • ドラッカー教授は、『重要なことは、正しい答えを見つけることではない。
    正しい問いを探すことである』と言っている。

(3)本日の気づき

 
ドラッカー教授の数々の名言が1冊にまとめられているだけでも買いの本だと思います。
 
是非、ご興味がある方は読んでみて下さい!!


(4)目次

  1. 50年間読まれ続ける経営書がある - 70年間変わらぬ経営を続ける会社がある
  2. ドラッカー教授とトヨタ式経営(カイゼン)の出会い - TOYOTAWAYと経営の処方箋
  3. トヨタ式経営に注目したドラッカー教授が成功を考える - リーダーに贈る4つの提言
  4. ドラッカー教授とトヨタ式経営に学ぶ1 - 経営者がやるべきことは何か、想いを実現するには
  5. ドラッカー教授とトヨタ式経営に学ぶ2 - 人材を人財に変えるにはどのようにすればよいのか
  6. ドラッカー教授とトヨタ式経営に学ぶ3 - 成功への壁をどのようにしたら突破できるのか

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!