- 本日のお勧め本 「日本人の創造性は”実は”富んでいる」
- ここに注目!!「新しい時代を開こうという情熱の『種火』」
- 本日の気づき「RoomToReadのミーティング」
(1)本日のお勧め本
ひらめきの導火線 - 茂木 健一郎
本日は、茂木さんの本をご紹介したいと思います。
日本人は創造性がないとか、日本人には個性がないとか、欧米からは特にそのような批判が良く聞かれると思う。ただ、果たして本当にそうだろうか??
『日本人には創造性が乏しいというのは、悪しき「フィクション」だ。』というのが著者の意見である。実は日本人は創造性に富んでいる。という事は私たち自身が知っているはずである。その事を自覚すべきであるという事を著者は訴えている。
『創造性』というと何かクリエイティブな仕事やアーティストだけに必要な能力ではないかと勘違いする可能性があるが、これだけ機械の出来る仕事の範囲が広がった今、人は何で付加価値を付けられるのか??
それが『創造性』であると自分は思う。
創造性は今や全ての職業に必要になっていると言っても良いほど、不可欠な要素になっているのではないか?インターネットが進化すればするほど、創造性に富んだ個が重宝されるようになってくる。だから、大企業と個人の価値が対等になり得る可能性がある時代になってきたのではないか?
そんな時代を進む為に必要な『創造性』について、脳科学の第1人者である茂木健一郎氏の意見は非常に貴重だと思います!!
是非、読んでおきたい1冊です。
(2)ここに注目!!
- 『創造性がない』と言われてきた日本人の胸の中には、新しい時代を開こうという情熱の『種火』がひそかに燃えている。その導火線に着火することで、私たちの潜在能力は大きく花開く。
そのことを、私は確信している。 - 多くのことを機械にまかせることができる現代社会でこそ、創造性はますます大きな価値を持つ。創造性は、どんな人にとっても必要で大切なものだ。
- 創造は、ネットワークの力である可能性が高い。あらゆるアイデアは、ひらめくにいたるまでのさまざまな道筋や情報、先人の残したヒントから発生している。
決して単独発生ではない。 - グーグル会長兼CEOのエリック・シュミット氏は、『1人の賢者より多数のふつう人のほうが賢いし、鋭い1人の智恵より平均的な多数の智恵のほうが上だ』と言っている。松下電器産業の創業者・松下幸之助氏は、もっと端的に『衆知を集める』と表現した。現代では、インターネットの力を使って、衆知を集めることができるのだ。
- どんな人でも、『小さなひらめきを書き続けること』で、大きなひらめきにいたることができる。
- 書くということはまた、『視える化』するということでもある。このことで得られる効果は、大きく2つある。
1つは、情報や思考をいったん外に出すことで脳にフィードバックできる効果。
もう1つは、みんなで情報をシェアし、智恵を出し合うという効果である。 - 現代社会における最大の問題は『問題が見えないこと』ではないだろうか。家庭や社会における『視える化』が重要だ。問題を隠したり、1人で抱え込んだりするのではなく、見えるようにして、みんなで智恵を出す。
- 『全員がそれぞれに智恵を出し合って進む』という、日本人に本来ある特性を徹底して発揮すれば、私たちはもっと創造的に生きることができる。
- 生きることには、数字や言葉では表しきれない叡智がある。
いくら『成功』していたとしても、精神的な満足、幸福が得られるとは限らない。 - トヨタの工場で働いている人たちは、はたから見ていても熱中度が感じられた。それはまさに『プロフェッショナル』と呼ぶにふさわしいものだった。
- ラインにあたっている1人ひとりが、問題が起こったらすぐに自分でラインを止められるようになっている。頭上にある紐を引けば、即座にラインが止まる。『ラインが止まる』ことで、問題が『視える化』される。そのたびに全員が集まって叡智を出し合い、真の原因は何かを考えて、改善が行なわれる。
- 考え続け、探し続ける過程は、とても苦しい。けれど、その苦しさを経てひらめきにたどり着いたときほど、脳が喜ぶことはない。お金をもらうより、社会的地位を得ることより、はるかに良質の喜びを脳にもたらす。これを『報酬の通貨』という。
- 脳は仕組みからいえば、勇気は勇気を生み、臆病は臆病を育てる。うまくいくかどうかわからない困難なことに挑戦して成功すれば、不確実なことに挑戦する、いわば『勇気の回路』が脳内で強化され、自然とチャレンジ行動がとれるようになる。
- 人の成長にとってカギになるのは『報酬の通貨』だ。たとえばトヨタの提案制度がそうだ。しかも、かなり精緻な通貨体系が築かれている。
- 地道な作業を意欲的にやり続けるには、『自分の存在を認められる』『効果が目に見えて表れる』『自分が成長する』といったことが重要だ。
- 本書で議論してきたトヨタやソニーのような日本の製造業は、すでに世界規模でのマーケットにおける闘いを経験してきている。その結果、これらの企業は世界的に見ても一流の技術力、生産力、およびブランド力を築き上げ、同分野の列強と伍して劣ることのないすぐれた成果をあげてつつある。
その背後には、日本独特の創造性をめぐる文化がある。そのことを、私たちはもっと誇りに感じていい。 - 日本の可能性をみきわめること。そして、それを『贈り物』として世界に差し出すこと。その勇気さえあれば、日本の未来はかぎりなく明るい。
(3)本日の気づき
今日はRoomToReadのミーティングがありました。
ブックオフさんが協力してくれて、フリーダイヤルから本を回収しその一部をRoomToReadに寄付してくれるプロジェクトが動き始めています。
フリーダイヤルに電話するだけ、あとは不要な本をペリカン便が取りに来てくれますので、是非昔の漫画や読み終わった本などがありましたら下記まで電話をお願いします・・・。
今、1日に1人平均で下記をご利用頂いています。
これは企業でも個人でも出来ますので、是非ご協力をお願いします!!
もし、下記ご利用頂ける方がいらっしゃれば私宛にメールを頂ければ有り難いです!!よろしくお願いします^^。
1)ブックオフオンライン宅本便センター0120-52-2902
(年中無休 10:00〜17:00)に電話。
2)オペレーターに「ルーム・トゥ・リードに寄付したいのですが」とお伝えください。 住所・氏名・電話番号・集荷日・箱数をおうかがいします。
3)贈与等承諾書が届きますので、記入してご返送ください。
ペリカン便が集荷に来ます。ダンボールをお渡しください。
【ブックオフを利用した寄付の流れ】
申込 フリーダイヤル 0120-52-2902 に電話。
(4)目次
- ひらめきはだれもが持っている
- ひらめきのネットワークを広げる
- ひらめきのルートを鍛える
- ひらめきのパフォーマンスを高める
- 日本を新時代へ導くために
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!