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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 128回 『全体最適の問題解決入門』

128回 『全体最適の問題解決入門』

  1. 本日のお勧め本「「ザ・ゴール」の著者に認められた男!!」
  2. ここに注目!!「人はもともと善良である」
  3. 本日の気づき「石原明先生の勉強会」


(1)本日のお勧め本

全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう! - 岸良 裕司

 
『ザ・ゴール』『ザ・ゴール2』などのTOC理論の本を読んだ人は多いのではないか?流行と言っても良いほど、この本は売れていたので目にした事がある人は多いはずです!
  
この2冊の著者であるエリヤフ・ゴールドラット博士の理論を日本を超えて世界で実践している著者の本を本日はご紹介したいと思います。
 
『ザ・ゴール』は非常に詳細まで書かれていて、読み応えがあったという反面、内容が複雑で理解するのに一苦労だったという人も多いと思います。そんな悩みを解決してくれるのが、本書であり入門編にはもってこいの本です。
 
そんな本書の著者 岸良氏はエリヤフ・ゴールドラット博士にも認められ、日本にてゴールドラッド・コンサルティングを経営しております。
 
人は基本的に変化を恐れるものです。自分も大企業を退職して、今までその大企業という枠組みの中で仕事をしていたことを実感しました。あの梅田望夫氏の『ウェブ時代をゆく』にも書いてありますが、『30~45歳をいかに生きるかが重要である。』と書かれている。大企業でも、小さな組織でもこの年齢を自覚して生きるかどうかが重要なのです。自覚して生きるには変化を受け入れる必要があると思います。
 
そんな変化を受け入れるにあたって、『この思考プロセスは日常の身近な問題にも使え、そして考える力が自然に鍛えられてくる』ものですので、是非実践してみて下さい!!


(2)ここに注目!!

  • この本は、TOC(THEORY OF CONSTRAINTS = 制約理論)の「思考プロセス」をベースに構成されている。思考プロセスは、極めてパワフルな「考える力」を鍛える道具だ。
  • この手法を開発したエリヤフ・ゴールドラット博士は、自身の生涯のことを「人にHow to Think(いかに考えるか)だけを伝えてきたのが、私の人生だ」と語っている。そして、彼は2つの強い信念を持っている。それは、
     
    People are good (人はもともと善良である)
    Internet Simplicity(本来、ものごとは単純である)である。
  • ゴールドラット博士は、常にセミナーの最後にこう締めくくる。
    Live a meaningful life!(意義のある人生を送るために)
  • 原因と結果。これが因果関係だ。「これとこれって、何か因果関係があるんじゃない?」とか、私たちは日常口にするし、一般に、問題があったら、「なぜを5回繰り返し訊く」ことを教育されている。症状という結果に惑わさせることなく、真の原因を追究し、それに対して根本対策を打つということが重要なのだ。
  • 「変える」と言ったとたんに、大きな抵抗に遭うのが世の常。
    その抵抗に対して3つのロジックをたどって変革していけばよいことになる。
    ・何を変えるか?
    ・何に変えるか?
    ・どうやって変えるか?
    本書に一貫するロジックも、それによって構成されている。
    1.取り組もうとしている問題を認識する
    2.解決しようとしているやり方を合意する
    3.その解決方法で、問題が解決すると思える
    4.この解決方法を実行しても、ネガティブな問題が発生しない
    5.提案されている解決方法を実行すると、障害が発生することが予想されるが、それを問題なく回避できる
    6.怖がらないで実行するのみ
  • 「問題を正確に定義しなさい。そうすれば、半分は解けたようなものだ」というのは、ゴールドラッド博士の口癖だ。
  • 目先と将来の対立。部分最適と全体最適の対立。それを見事に解消して、目先の活動が、ロジカルに全体最適になり、最短・最速で変革を実現するための方法論として編み出された手法に、5つの集中ステップがある。
     
    ステップ1 制約を見つける
    ステップ2 制約を徹底活用する
    ステップ3 制約にその他のすべてを従属させる
    ステップ4 制約の能力を高める
    ステップ5 惰性に気をつけながらステップ1に戻る
  • 繁栄しつづける企業になるためには、高い目標の設定は必要なこと。そして、その理想を達成するための具体的な戦略を持たなければならない。
  • 戦略とは「何のために?」それを行なうのかという質問に答えるものである戦術とは「どうやって?」という質問に答えるものである。
  • やってみせ、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ山本五十六の名言のすばらしさはいまさら、私が言うまでもないが、世の中で長く語られる名言の数々は、そこはわかりやすいロジックがあることが多い。
    この文章を書くにあたって、一貫して気にしてきたのは、この山本五十六の言葉を守ろうということだ。

(3)本日の気づき

 
石原明先生の勉強会に行ってきました。
そのゲストとして、オール電化のカリスマと呼ばれる田原祐子さんが話しをしてくれました。オール電化がわずかシェア5%だった当時から営業にかかわっており、現状は70%までシェアを上げた業界では非常に有名な方です。大手の電力会社は全て田原さんのクライアントだそうです。
 
そんな田原さんは、主婦からカリスマと呼ばれるコンサルタントまで17年間で登りつめた人です。その秘訣は、依頼を受けた以上の仕事をするというのがコツだそうです。
 
雑用でも何でもお客様の期待以上の仕事をする、当たり前そうですがなかなか実施できる人はいません。  
 
やっぱり営業は当たり前の事を当たり前に行なうことが第一歩なのでしょう!!


(4)目次

  1. 部分最適のワナに陥るな!
    -ようこそ、全体最適の「問題解決の森」へ
  2. モヤモヤすっきり!
    -みんなが納得する対立解消術
  3. 全体像を把握せよ!
    -つなげて見える現状はあく術
  4. 望ましくない現象を逆手にとれ!
    -逆転発想でつくる未来構想術
  5. 障害にとらわれるな!
    -中間目標に集中する目標達成術
  6. 備えあれば憂いなし!
    -先を読む力を鍛える実行手順立案術
  7. 理想は実現する!
    -全体最適でみんなをつなぐ戦略戦術実践術

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!