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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 122回 『プロフェッショナルの条件』⇒『営業力』

122回 『プロフェッショナルの条件』⇒『営業力』

  1. 本日のお勧め本「営業というと、あまり良いイメージがない方も多いかと思いますが、そんなイメージを払拭してくれるような1冊です!!」
  2. ここに注目!!「人間と組織を売り込む力。」
  3. 本日の気づき「ここ最近で15冊ほど『営業』関係だけの本を読みました。」


(1)本日のお勧め本

プロフェッショナル講座 営業力
―「顧客の心」に処する技術と心得 (プロフェッショナル講座) - 田坂 広志

 
本日は、田坂広志氏が書いた『営業力』という本をご紹介したいと思います。
田坂氏というとあまり営業というイメージがなかったので、この本を見たときには意外な感じがしたのですが、『営業の本質』を説いた1冊になっており、営業に携わっている方には非常にオススメです!!
 
氏曰く、『営業力』とは人間と組織を売り込む力といってます。
 
確かに、人間という『個』と組織という『会社』を売り込むことが営業の仕事であり、会社と会社の架け橋になるのが営業だと思います。
 
営業というと、あまり良いイメージがない方も多いかと思いますが、そんなイメージを払拭してくれるような1冊です!!


(2)ここに注目!!

  • もし私が、『営業力とは何か』と問われれば、答えは、一言です。
    人間と組織を売り込む力。それが『営業力』です。
  • 『営業力』の原点は、商品もサービスも無いところから始まるからです。例えば、皆さんが、会社を起こしたとします。会社を創って、ある商品を開発し、それを販売しようと営業活動を始める。初めての取引先の誕生。喜んで会社に戻り、仲間に伝える。たしかに、それは商品が売れた瞬間。 
    しかし、本当に売れたのは商品ではない。本当に売れたのは、人間。『あなたの熱意には負けた』。その顧客の言葉が、それを教えてくれる。 
    これが商売の原点です。
  • 営業力の原点は、商品もサービスも無いところから始まる。
    そして、まず何よりも、人間を売り込むところから始まる。
  • 営業力とは、人間を売り込む力である。そして、人間を売り込むことによって、組織を売り込む力である。
  • 人間と組織を『売り込む』とは、我々の人間と組織に対する顧客からの『信頼を得る』ということです。『この人間ならば任せられる』『この組織なら大丈夫だ。』顧客に、そう感じていただくことです。 
    では、『商談』において、どのような方法で、その『信頼』を得ることができるのか。 
    『顧客中心』のスタイルです。『商談』において、『顧客中心』のスタイルに徹することによってです。
  • 商談において『顧客中心』のスタイルを貫くとは、どういうことか。顧客の『無言の声』に耳を傾ける。そのことを徹底的に行なうという意味です。この『無言の声』というものが極めて大切です。
  • 商談の場において、顧客の『無言の声』に耳を傾けるためには、何をなすべきか。 
    2つのことです。 
    第一に、まず『顧客の心の流れ』を細やかに感じ取ること。 
    第二に、その『顧客の心の流れ』に速やかに対処することです。
  • 我々がプロフェッショナルの『営業力』を身に付けたいと思うならば、やはり、『商談』において『技術』と『心得』の両方を身に付けなければなりません。
  • では、この『技術』と『心得』の2つを身につけたとき、それは何になるか。 
    『アート』です。 
    『技術』と『心得』が結びついたとき、それは、『アート』と呼ぶべき高度な『力量』となるのです。そして、その意味において、プロフェッショナルの『営業力』とは、『商談のアート』に他ならないのです。
  • プロフェッショナルの世界では、大きなビジネスチャンスが、『大きなビジネスチャンスです』という顔をして、大声を出しながらやってくることは無いのです。それは、つねに、『顧客の何気ない一言』『耳に挟んだ小さな情報』といった形でやってくるのです。その意味で、まさに『神は細部に宿って』やってくるのです。
  • 『小さな商談』でこそ、営業力は磨かれる。
  • 戦略思考とは、まず、『その先』に展開する情勢や状況、事態や場面を想像し、想定することから始まるのです。
  • 無用の用。 
    一見、無駄に見えることの中に、大切な意味がある。そして、そのことを理解し始めたとき、我々のプロフェッショナルをめざす修業は、いよいよ本格的な道へと向かっていくのです。
  • いかなる商談も、5分の商談である。
  • 若手スタッフは、その集中力で、上司で支える。そのことの大切さを、学びました。そして、こうした若手スタッフは、大切な商談には、ぜひ同席させるべきなのです。
  • 顧客の気持ちを、感じ取る。 
    営業において基本と言われるそのことが、実は、極めて難しい営みであることに、気がつきます。世の中に溢れる『相手の心を見抜く技術』などによって理解できるほど、人間の心の世界は浅くないことに、気がつきます。そうした密やかな傲慢さで分析できるほど、素朴な世界でないことに、気づきます。そして、そのことに気づくとき、我々は、営業の道を歩む人間に求められる、最も大切なものを、初めて身につけることができるのです。人間に対する謙虚さ。それを身につけることができるのです。
  • この講義において、私が述べたかったことは、究極、ただ1つのことです。
    『営業力』とは、商談という場において、
    『顧客の心』を、細やかに感じ取り、
    『顧客の心』に、速やかに対処する力である。
  • その歩みにおいて、心に定めるべき覚悟があります。
    顧客の『かけがいのない時間』を、大切にする。
    その覚悟です。
    誰もが、かけがえのない人生の、かけがいのない時間を、生きています。
    それは、我々自身が、そうであり、顧客としてお会いする方々も、そうです。
    そうであるならば、その顧客の時間を、決して無駄にしてはならない。

(3)本日の気づき

 
自分が営業だったので、これまであまり営業についての本を読む機会がなかったのですが、ここ最近で15冊ほど『営業』関係だけの本を読みました。
  
その中でもこの本は本質を突いた本であり、非常に共感デキル部分が多かったので、だいぶ前の本ではありますが紹介をさせて頂きました。
 
是非、手にとって読んでみて下さい。


(4)目次

  1. 人間と組織を売り込む力それが、営業力
  2. 売れるのは、商品ではない人間である
  3. 営業力とは『商談のアート』である
  4. 細やかな『商談技術』を身につけよ
  5. 商談における『機会損失』を最小にせよ
  6. 『小さな商談』でこそ営業力は磨かれる
  7. 商談の前日には徹底的な『予行演習』を行え
  8. 『予行演習』は知恵を共有する最高の場
  9. 商談の直前には『内声プレゼン』を行え
  10. 『シーン・メイキング』の技術を身につけよ
  11. 商談に向かう車の中で『シーン・メイキング』を行え
  12. いかなる商談にも『戦略思考』を持って臨め
  13. 商談は、つねに『予想外の展開』になる
  14. いかなる商談も『最初の5分』が、勝負
  15. 重要な顧客ほど『短気』であると心得よ
  16. 商談前の『雑談時間』で空気を掴め
  17. 商談の冒頭で『陰の意思決定者』を見定めよ
  18. 商談の最中は『アイコンタクト』を外すな
  19. 部下は上司の『視野の外』に注意を向けよ
  20. 商談において、新人は上司を『集中力』で支えよ
  21. エレベータ・ホールで『最後の一瞬』を感じ取れ
  22. 商談の帰り道には全員で『追体験』をせよ
  23. かならず『手土産』を持ってフォローせよ
  24. 顧客に対する『操作主義』を捨てよ
  25. 顧客の『かけがえのない時間』を大切にする

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!