- 本日のお勧め本「『証拠調査士』と言われても知らない方がほとんどだと思います」
- ここに注目!!「平塚俊樹は『証拠調査士(エビデンサー)』である。」
- 本日の気づき「何かトラブルに巻き込まれても、予備知識があればそれなりの対処が出来るはずです・・・。」
(1)本日のお勧め本
LAW(ロウ)より証拠 - 平塚 俊樹
本日は、日本に1人しかいないという『証拠調査士』の著者の本をご紹介したいと考えます。
『証拠調査士』と言われても知らない方がほとんどだと思いますが、その名の通り、証拠を調査するお手伝いをするお仕事です。
弁護士や警察も調査となると手をつけられない領域が当然あり、事件数の多さもあって全てに対応できないのが実情みたいです。
ですから、本書でも触れてますがテレビの弁護士のドラマでよく数人の弁護士が一から十まで証拠探しも含めて行動してたりしますが、そうすると1000万円近くかかってしまうとの事です。
具体的に何をやっているのかがわかりずらいと思ったので、下記に案件の概要のみに触れております。もし、ご興味があれば是非続きを本書にて確認ください。
また、会社を経営している方は顧問弁護士との契約は必須と著者も言っています。
何かが起こってから契約したのでは、遅いんです。一種のリスク回避と考えて、それに社員の安全を考えたら契約すべきだそうです。
(2)ここに注目!!
- 平塚俊樹は『証拠調査士(エビデンサー)』である。アメリカでは『プライベートアイ』、中国では『偵察員』と言われる人たちの仕事がそれに近いものなのだが、日本ではまだ彼しかいない。
- トラブルに遭っても、警察にも弁護士にも相手にされず、途方に暮れている人の数は多い。そんなときこそ、エビデンサーの出番である。彼は、これまで数千件にも上るあらゆるトラブルを解決へと導いてきた。
- 本書でご紹介した案件は、これまで彼が扱ってきたものの中から選りすぐったものであり、すべて実話である。関係者のプライバシーに配慮し、人物が特定できないような処理をしているが、ほぼすべて実際に起こったものである。
- 『もう平塚さんしか頼れません。助けて下さい!』
あるとき、女子大生のMさんから切羽詰まった様子の電話がかかってきた。
ある事故に遭ってしまい、事故の後遺症で弁護士との連携も上手にできていなく、弁護士も数人変えたようだし、このままでは自殺しかねないと感じた。
もう私が助けるしかないかもしれない。
しかし、実際にトラブルを解決するのはあくまで本人であって私ではない。
彼女は4ヶ月前に交通事故に遭った。道を歩いているところを、車にはねられたのである。
ところが、彼女自身に落ち度はまったくないにもかかわらず、相手は賠償金を支払うどころかここにきて逆に彼女を訴えてきたという
悪質な事件の匂いがした。
事件の経緯を簡単に説明すれば、こうだ。
4ヶ月前のある昼下がり、大学の授業が早く終わった彼女は、自宅付近の道路を歩いていた。
そのうちに、後方から変な音がした。すると猛スピードで走ってくる車の気配が
したと思ったら、
次の瞬間に宙に舞い上がった。
入院して病院のベッドから起き上がれない状態が1ヶ月以上も続く重傷だった。
その間に、加害者の供述のみで調書が作られた。
実はこれ自体は防ぎようがないことでよくあることだ。
警察は忙しすぎて、死亡事故でもないかぎり、当時者の片方しか供述がとれなくても、それで調書をつくってしまうのだ。 - 弱者を踏みにじる悪徳弁護士を斬る!
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(3)本日の気づき
自分にはこういう犯罪は関係ないと思いがちですが、どこで何に遭遇するか分かりません。
是非、このような予備知識をつけておくことは非常に重要だと思います。お化け屋敷だってあれが事前にどこにお化けがいるか分かったら怖くないですよね・・・?
それと同じで何かトラブルに巻き込まれても、予備知識があればそれなりの対処が出来るはずです・・・。
ということで、非常に興味深い1冊でした・・・。
(4)目次
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!