- 本日のお勧め本「まず、現状とお客様の要望のGAPを知ること」
- ここに注目!!「企業が分析力を生かしきれないのは、実は分析手法とも、データの量とも関係がない。」
- 本日の気づき「危機管理をするという意味でも分析力を身につける必要があるかもしれませんね。」
(1)本日のお勧め本
分析力を武器とする企業 強さを支える新しい戦略の科学 - トーマス・H・ダベンポート
日本ではアマゾンが『分析力を武器とする企業』として分かりやすく良い例です!
この分析力がこれからの時代益々企業にとっても、個人にとっても重要になって来る時代であり、ただこの分析力は簡単に手に入るものではない。
分析力を磨くだけでなく、それを如何に競争優位にするにはどうしていけばいいのかをイメージして取り組まなければならない。
データ等を分析するのはコンピュータであっても、そしていくら優位性のあるデータを入手したとしても、最後に行動や決断をするのは人間であり、またその設備やソフトウェアを導入するのも人である。
そういった意味では、分析力においても人の教育が重要な点であり、これを疎かには出来ない。
本書中にもあるが、分析力の入門としてまず入手すべきは下記内容になります。
『まずは自己評価から始めること。自社の目標あるいは顧客の要望と現状とはどの程度開きがあるのか、把握することからすべては始まる。欠けていることがあるとわかったら、どうすればいいのか考える。それをしないでデータ・ウェアハウスやら分析ツールやらに手を出しても、何の意味もない』
まず、現状とお客様の要望のGAPを知ること、それが分析力を強化すべきかどうかを知る第一歩です!これだけでも価値があると思います・・・。
(2)ここに注目!!
- 企業が分析力を生かしきれないのは、実は分析手法とも、データの量とも関係がない。このことを、著者2人は本書で見事に示してくれた。つまり分析重視への転換を妨げるのは、企業でごく普通にみられる次のような症状である。
・『ウチでは昔からこうしてきた』という『常識』が幅をきかせ、その正当性が検証されない。
・経営陣がデータや事実の裏づけのない意思決定をしても、批判されない。むしろヒラメキ型のリーダーの方がもてはやされる。 - 分析力を磨き、それを競争優位にするにはどうしたらいいかーこれが、本書の終始一貫したテーマである。そのための必要最低限の条件として、分析したい分野に関するそれなりの量と質のデータがそろっていること、適切なハードウェアとソフトウェアが整備されていることが挙げられるが、実は何よりも大切なのは、人間である。
- データ分析がどんなふうに競争に活用されてきたかを知るには、プロスポーツを見るといい。プロスポーツの中でデータ分析が最も進んでいるのが、野球である。
プロ野球ではずいぶん昔から定量分析や統計分析が行なわれてきたが、マイケル・ルイスの『マネー・ボール』のおかげで、俄然注目を浴びるようになった。
ルイスは、選手の報酬が少ない低予算チームであるオークランド・アスレチックスが、コンスタントにプレーオフに出場している事実に注目。
特に目新しいのは、それまで重視されていた「打点」よりも、あまり注意が払われていなかった『出塁率』と『出塁率+長打率』に着目した点である。
つまりアスレチックスは、実績の適切な評価と改善につながるような新しい指標を開発したと言える。 - 企業が分析力で勝負するとは、具体的にはどういうことだろうか。
本書では、組織としてデータ分析を徹底的に活用して競争に挑む企業を『分析力を武器とする企業』と定義する。 - 私たちが調査した中で最も高い分析能力を備え、事業の成功に結びついている企業には、4つの特徴がみられる。
第一は、『わが社はこれで行く』という戦略上の強みが分析力をベースにしたものであること。
第二は、データの管理・分析が全社で統合的・統一的に行なわれていること。
第三は、経営幹部がデータを重んじ分析力の活用に熱心であること。
第四は、分析力を競争優位にする戦略に社運を賭けていることである。 - 事実に基づく意思決定が大切だという点で、多くの研究者の意見は一致している。
例えば大ベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』の著者ジム・コリンズは、『ブレークスルーは良い決定の積み重ねから生まれる。優れた企業は、そうでない企業よりも、はるかに良い決定をはるかにたくさん下している。ライバル企業と比べても、そうだ。ビジョナリー・カンパニーでは、あらゆるプロセスで厳正なる事実と向き合う。事実を直視しなければ、決して良い決定は下せないからだ』と書いてある。 - 企業が分析力を開発し活用するにはどうしたらいいかを論じる。
システムやツールを整えればいいのだから簡単だと思われるかもしれないが、決してそうではない。お手本になるには、マリオットやP&G。あるいは、そもそも分析力を武器にすることを狙って設立されたグーグル、アマゾン、ネットフリックス、キャピタル・ワンだ。 - 分析力を武器にするまでの道のりは長い。
システムの整備からデータ収集・測定・分析スキルの開発は言うまでもなく、さらには業務プロセス、企業文化にも手をつけなければならない。その上データ分析をする体制が整っても、データの山から宝を掘り出せるようになるまでには、1年半から3年はかかるのが普通である。 - バンク・オブ・アメリカの技術・サービス統括責任者のバーバラ・デソーが、入門企業のために実に的確なアドバイスをしてくれた。
『まずは自己評価から始めること。自社の目標あるいは顧客の要望と現状とはどの程度開きがあるのか、把握することからすべては始まる。欠けていることがあるとわかったら、どうすればいいのか考える。それをしないでデータ・ウェアハウスやら分析ツールやらに手を出しても、何の意味もない』
- 企業がデータ分析に取り組む場合、カギを握る人材は大きく分けて三種類ある。
第一は、経営チーム、とりわけCEOである。
第二は、統計分析のプロフェッショナルたちである。
第三は、とりたてて数学や統計解析の専門知識はもっていないが、ツールを
使ってデータ収集や分析を行なうことは出来る人たちである。 - 意思決定を人間がするにせよ、システムがするにせよ、分析力を武器にするためのカギが人間であることはまちがいない。分析力を武器にする企業に取材したところ、どの幹部も、しかるべき知識と能力を備えた人材を十分に確保することが一番の難関だと口をそろえた。決め手は、経営幹部であり、分析プロフェッショナルであり、アマチュア・アナリストなのである。
- 戦略的に重要な分析について、企業はどのような体制と人材を整えたらいいだろうか。もちろん答えは1つではなく、ここでは3つの方法を掲げておく。
第一は、ソフトウェア・アプリケーションを整備し分析プロセスを統合・統一化
することだ。
第二は、社員の教育を徹底することである。
第三は、アマチュア・アナリストのためのコーチを置くことである。 - 分析競争の未来を考えたとき、人的資本の価値はますます重要になると考えられる。これまでブラックボックス化していた意思決定プロセスに多くの企業がメスを入れ、データに基づいて決定を下す方向に向かうと私たちは信じている。
勘や経験ではなく事実に基づく判断を下すために、企業はミドル・マネージャーの教育に力を入れるのではないか。既にインテルは、意思決定のための教育プログラムをスタートさせた。 - 最後に、分析力を武器とする企業の未来の姿を予想してみよう。
分析力を武器とする企業は、どこに分析を応用すれば戦略的優位に立てるかを常に考えており、この姿勢は今後も変わらないと予想される。
未来の彼らのモットーは、さしずめ『やってみる価値があることは、すべて分析する価値がある』といったところだろうか。 - 未来の分析力を武器とする企業でカギを握るのは、やはり分析のプロフェッショナルであろう。
- 分析力を武器とする企業は、これからも後発企業から頭1つも2つも抜け出た存在であり続けるにちがいない。独自の視点から業績評価指標を設定し、将来を明確に予測し、問題が深刻化しないうちに突き止めて対処する。そのすべてに、データ分析が生かされている。彼らは多くの問題を解決し、競争で優位に立つだろう。
- 未来のビジネスをリードするのは、分析力を武器にする企業だと私たちは核心している。
(3)本日の気づき
分析力というと何か難しいと思いがちですが、ただお客様の価値観が変わっていき、購買動向をしる為には必要不可欠な状況になっています。
また、危機管理をするという意味でも分析力を身につける必要があるかもしれませんね。
今日はその危機管理セミナーに少し顔を出してきました。
弁護士、弁理士等、士業というと何か遠い存在のようですが、これからの時代ありとあらゆる危機を予防する為には士業の方とのお付き合いも欠かせないことだと実感しました。
本田健さんが言われていた7人の侍をイメージして起業したと言われてみましたが、何となくですがこういう事だったのかあと思いました。
(4)目次
- 分析力を武器とする企業の特徴
- データ分析で競争に勝つ
- こんな企業が分析力を武器にしている
- データ分析を業績に結びつける
- 社内へデータ分析を活用する
- 社外へ向けてデータ分析を活用する
- 分析力活用のためのロードマップと組織戦略
- 分析力を支える人材
- 分析力を支える技術
- 分析競争の未来
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
