- 本日のお勧め本「トヨタがなぜ世界一になれたのか」
- ここに注目!!「トヨタが世界一になれたのも、生産と販売が機能的に融合してきたからだと思います。」
- 本日の気づき「仕事がきてから考えるのではなく、いつもイメージを持ち形に残すこと。」
(1)本日のお勧め本
トヨタ販売方式 - 石坂 芳男
トヨタと言えば、カンバン方式・カイゼン等生産方式があまりにも有名ですが
製造業である以上、製販一体であってこそ世界一の座につけたのだと思ってはいましたが、トヨタの販売について書かれた本はあまりにも少なく非常に不思議でした。
今回はそのトヨタの販売方式をトヨタ自動車の元副社長である著者が惜しげも
なく披露しております。
なぜここまでズバリ書くのか?それは著者も本書中で触れていますが、トヨタ
の販売方式を知ってもその企業にトヨタと全く企業文化が根付いている事はあり得ない、だからここまで本音を書くことが出来たのです!!
では、この本を読んでも何も得るものがないのか?そんな事はなく、トヨタが
なぜ世界一になれたのか、それはカンバン方式と同様にただ実践してきた訳ではなく、徹底的に実践しそれをやり続けた結果なのです。
営業職、販売関係の方だけではなく、この本は全てのビジネスマンに何が大切なのかを思い起こしてくれるそんな本です!!
(2)ここに注目!!
- 創業70周年の2007年、トヨタ自動車は、世界で約950万台(連結ベース)の車を生産し、米ゼネラル・モーターズを抜いて初めて『世界一』の座に就きました。
- トヨタと言うと、生産方式ばかりが強調されてきました。もちろん、大野耐一さん以来の生産管理の知見は、門外漢である私から見てもすばらしいものがあります。ですが、本来、生産と販売は密接不可分のものであり、トヨタが世界一になれたのも、生産と販売が機能的に融合してきたからだと思います。
- トヨタ販売方式を理解していただくためには、まず『トヨタウェイ』についてご説明しなければなりません。トヨタは2001年4月に『トヨタウェイ2001』を策定しました。1937年の創業以来、脈々と伝承されてきたトヨタ独自の経営哲学や、価値観、実務遂行上の手法などを明文化したもので、『知恵と改善』『人間尊重』という2つの基本理念を柱とし、さらに『チャレンジ』『改善』『現地現物』『リスペクト』『チームワーク』という5つのキーワードでまとめられた、トヨタ従業員の行動原則と言えるものです。
- 大切なのは、絶え間なく、一貫性のある改善を継続していくことです。
- トヨタ販売方式をどうしても明文化するべきだと考えた私は、約1年間かけて、『THE TOYOTA WAY INSALES AND MARKETING』、通称『シルバーブック』を作成しました。トヨタ販売方式のフィロソフィーを集約したこのブックレットは、下記5つのPに従って構成されています。
・Purpose (目的)
・People(人)
・Principles(主義)
・Process(過程)
・Practices(実践) - トヨタらしさとは『言葉に出して言うだけではなく、実践していること。実現していくこと。』です。取り立てて特別なことをする訳ではなく、わかっていることを実際に徹底的にやり続けるかどうか、が重要です。
- 『どうしてだろう。なぜだろう。』と5回くらい『なぜ?』を繰り返せ、というのがトヨタの基本です。
- 『シンク・グローバル、アクト・ローカル-正確にはThink globally ,act locally』というやり方でなければ、物事はなかなか思うように進みません。
- どういうふうに人と付き合うか。どのようにして人を育てるか。販売というのはつまるところ、こうした『人』との向き合い方の問題になってくるのだと思います。
- 『小回りが利く燃費がよく、リーズナブルな量産車』を作るトヨタから、『ハイグレードな性能とパーフェクトなサービス』を提供するレクサスへー。このパラダイムチェンジを決断した豊田英二会長(当時)の彗眼はさすがだったと今さらながら思います。
- お客様のために何をしたらいいのか、販売・サービスに関わる人間は、常に敏感でいなければなりません。
- 私が長年実行し、部下にも必ず勧めてきた習慣の1つに、『毎週金曜日の退社前にメモをつくること』があります。週末には仕事をいっさい家に持ち込まない、これが大事です。
- 市場の声によく耳を傾け、オープンな心を保ち、その場所での習慣に従うことは、まさにその国・地域への尊敬を示すための行動なのです。
- 特に販売という分野においては、最後の一瞬の勝負は組織力で決まる、と私は信じています。
- 完全なチームを構築するために、私は米国トヨタの従業員に対して、3つの行動指針を伝えました。Grow(成長)、Change(変革)、Develop(発展)がそれです。
- トヨタウェイという土台に立って、グロー・チェンジ・ディベロップの意識を常に持ちながら行動していくことを求めたのです。
- 『販売の王道は誠意にあり』
私の敬愛する大先輩、加藤誠之さんは、こうおっしゃいました。では、誠意とは何でしょうか?私の考える『誠意』とはこうです。
考えたことを本当に行動に移すこと。
やるべきことをきちんとやること。
わかっていることを実際にやっていくこと。
つまり、『行動』です。誰にでも理解できる形として表現することです。それが誠意ではないでしょうか?
(3)本日の気づき
昨日は、建築家の安藤忠雄さんの講演を聞いてきました。ずっと前からたぶん大学生のころから、気になる人でしたが本当にエネルギッシュで世界から引っ張りだこであることに納得してしまいました。その講演の中で、20世紀は技術の時代、21世紀は知恵の時代になるとおっしゃっていました。
仕事がきてから考えるのではなく、いつもイメージを持ち形に残すこと。つまり何かについて、考え続けること。非常に当たり前の事かもしれませんが、それを実践出来るように仕事について自分のイメージややりたい事を1日1つづつ残していきたいと思います。
最近、周りからどう見ても成功されている方に限って、自分はまだ成功はしていない、という立ち振る舞いをされる方が多いのに気づきました。
結局は目線が常に高い所にあり、常に未来を創造しながら行動しているので今が限界だとは思わないのでしょう・・。メンタルブロックという言葉が存在しないんでしょうね・・・。
こういう方から少しでもその仕事に対する姿勢を学んでいきたいと思いました。
(4)目次
- 《販売》の英知を集めたシルバーブック
- 仕組みづくりで《販売》を強くする
- レクサスはなぜ成功したのか?
- 《販売》が大切にしている心がけ
- トヨタウェイの今日までと明日
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
