- 本日のお勧め本「『やさしく、分かりやすく会計の本を書く』」
- ここに注目!!「会計言語とは『経営の全体を写像化するツール』です。」
- 本日の気づき「1日1社でもコツコツと見ていき、違いについて学んでいきたいと思います。」
(1)本日のお勧め本
経営の大局をつかむ会計 健全な”ドンブリ勘定”のすすめ - 山根 節
『やさしく、分かりやすく会計の本を書く』という事は非常に難しいと著者も述べておりますが、実例を交えながら非常に的を得た解説がされています。
ソフトバンクや楽天がなぜ赤字なのか??そしてセブンイレブンのビジネスモデルとは等、誰もが知っている企業の具体例をもって説明をしてあるのでイメージがしやすいと思います。
仕事で使える会計であれば、何も簿記を身につけなくても良い(当然知っていた方がベターでしょうが・・・)とも言っています。
身近なところから会計について考えたい方には非常にお勧めです!!
(2)ここに注目!!
- 会計言語とは『経営の全体を写像化するツール』です。
- 会計は、『経営を包括的にかつ統一的にとらえるツール』なのです。
- 財務諸表を読むことによって、企業をトータルにとらえ、問題の全体像を把握することができます。
- もし仕事で使える経営管理者になりたいのでしたら、いきなりリアルな財務諸表と格闘することをお勧めします。
- 現金の流れをキャッシュフローといいます。儲けの計算は基本中の基本で、儲けが成立しなければ成り立ちません。
しかしそれとは別に、資金(キャッシュフロー)の管理が必要なのです。 - 会計は大局をつかむツールです。しかしビジネスパーソンの多くは、『会計と経営は別』と思っています。
- 私はわが校の学生さんたちに、よくこういいます。
『いつも世の中にアンテナを張っていなさい。例えば好きな人と流行のレストランに行ったとき、ただボーッと飯を食ってちゃダメだよ。なぜ流行るのか?そしてどんな事業モデルで販売しているのか、常に考えなさい。』と。 - 会計リテラシーとは財務諸表を見て、その裏にあるリアルな経営をイメージできる能力のことをいいます。有能なリーダーは財務諸表を見て、その奥にある実態にピンと来ます。『何かおかしいぞ』とか、『あの営業所長め、またサボってるな』などわかったりします。写真の裏にある映像を立体視できるのです。
- 期中の儲けのフローを写したものを、損益計算書(PL)といいます。そしてフロー活動の結果、残ったストックのリストをバランスシート(BS)と呼びます。
- BSは財務的な『ストックのリスト』であり、PLは儲けの『フロー活動』を表します。
(3)本日の気づき
やはり興味ある業界の会社の財務諸表を実際に読んでみる事が第一歩であるようです。
1日1社でもコツコツと見ていき、違いについて学んでいきたいと思います。
数字を見て面白いと思えるまで続けていけば、自然に読み取れるようになるのだと感じました。量が質に転換されるまで・・・。
(4)目次
- リーダーに必要な《ドンブリ勘定》
- 会計情報で世の中を鳥瞰する
- ビジネス・モデルを大まかに読む
- 会計で会社を立て直す
- ビジネスプランをラフに描く
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!