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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 064回 『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』

064回 『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』

  1. 本日のお勧め本「『どんやったらフレームワーク力をそんなにつくれるのか』」
  2. ここに注目!!「ビジネス思考力とは何か?」
  3. 本日の気づき「『わくわくしながら新しいこと、新しい見方、新しい学びを続けることが、結局はビジネス思考力のエッセンスです』」


(1)本日のお勧め本

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
ビジネス思考法の基本と実践 - 勝間 和代

 
 本日の1冊は、今本を出せば売れている著者の最新作であり、著者の考え方の真髄をわかりやすく、どのように実践したら良いか説明されてある本です。
ビジネス思考力を身につける為には、7+1の力が必要であり、具体的にこの力(たとえば、論理思考力・数字力)には目新しさはないが、しかしこの力をどのような順番で、どのように実践してそれを身に付けていくかをわかりやすく構成されており、この著者の構成力、そして誰にでもわかる言葉力がこの本を含め、今までの本が売れている理由なのです!!

また、著者自身が疑問の思った問いが、本書を構成する上で非常に重要なウエイトを占めていると感じた。
1つ目は『どんやったらフレームワーク力をそんなにつくれるのか』、そして『羽生さん等の天才棋士が年をとっても第一線でいられない理由は?』、これらの回答をうまく著者は説明をし、著者自身がこれからどうしていくのかの展望にもなっています。

いうまでもなく、今の世の中に必要な考え方がこめられたそんな1冊です。
是非手にとって読んでみることをお奨めします!!


(2)ここに注目!!

  • ビジネス思考力とは何か?私は、『ビジネスを遂行する上で、日常的に役に立つ、他の人より一歩先に行くために必要な基礎的なものの考え方』と定義しています。
  • これらのテクニックは、知っていればとても簡単、でも知らないと意外と難しいという『目から鱗』的なものが多いのが特徴です。たとえば、『空・雨・傘』のフレームワーク(「空」という事実を見たら、「雨」が降ってきそうだと判断して、「傘」を持っていこうという行動を決めること)などはその典型でしょう。
  • ビジネス思考力を鍛えるもっとも重要な点は、実践による仮説策定⇒実行⇒検証のプロセスです。
  • ビジネス思考力を次の5つの要件で定義します。
     1)ビジネスの場を中心として
     2)限られた情報と限られた時間の中で
     3)より適切な推論・判断を行い
     4)より適切な行動を起こすことで
     5)より高い付加価値を生み出す能力
  • コンサルタント時代に私がさんざん上司から言われたことも「間違った仮説・結論であっても、仮説がないよりはずっとまし」ということです。なぜなら、その仮説・結論をもとに次の時点に動けるからです。
  • ビジネス思考力を鍛えるにあたって、まず覚えたいのが、教育学者のベンジャミン・ブルーム博士が提唱したテキサノミー理論をベースにした、思考の六段階モデルです。これは、思考の段階を『知識-理解-応用-分析-統合-評価』に分類し、各分野の能力を向上させるトレーニングが、教育において必要だと考え方です。
  • 1)空-事実認識(知識・理解)
    十分なレベルの『空』の情報、すなわち知識を得て、理解を深めること。
    2)雨-解釈(応用・分析)
    得た知識とその理解から、『雨』の情報、すなわち自分なりの当てはめ方や、
    フレームワークを中心した分析ができるようにしておくこと。
    3)傘-問題解決(統合・評価)
    最後に、『傘』の情報、すなわち解釈を自分の考えや行動に生かせるかどうかです。
  • ビジネス思考力をつけることで得られる5つの果実
     1)将来のできごと、世の中の変化の方向が高い確立でわかるように
      なる。
     2)リスクをより管理できるようになる。
     3)状況判断が迅速かつ適確になり、新しい行動がとりやすくなる。
     4)自由な時間がもて、よい収入が得やすい職業に就くことができ
      る。
     5)日常の仕事においてムダな作業がなくなり、長時間労働を防ぐ
      ことができる。
  • 『個人責任の時代』の到来です。これから10年以内に、これまでの政府・社会・会社の保護が薄れる代わりに、個人1人ひとりの責任が重要となる時代が来るということです。
  • フレームワークとは、現実を観察する方法を構成する仮定、概念、価値、慣行の集まり
  • 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理して、考えやすくするもの、覚えやすくするものがフレームワークという考え方です。
  • あるとき、『どうやったらフレームワークをそんなに多くつくれるのですか』と何気なく尋ねました。その上司からの答えは、『いつも、いろいろな情報をフレームワークに当てはめて、理解してみるんだよ。でもね、だんだんとフレームワークに入りきらない情報が出てくる。そういったフレームワークからはみ出た情報を意識して集めてみると、自分のわかっていることの範囲外のことでこういうことが起きているのだ、ということがわかるんだ。そして、そのはみ出た情報を再整理すると、新しいフレー厶ワークになるんだよ』
  • どうやったら論理思考力が身につくか。
     1)基本となる3つのテクニック(MECE、ピラミッド・ストラクチャー、仮説思考)をしっかり理解する
     2)身につけるための4つの実践方法(日常で使う、論理パズルを解く、なぜ5回を考える、観察から仮説をつねに立て続ける)を繰り返し、量をこなす
  • ピラミッド・ストラクチャーの訓練には、『なぜを5回』が効きます。
  • 論理思考力がみについた上で、次にチャレンジしてほしいのが、2つめの力である水平思考力です。直感や想像、新しいものの組み合わせなどから、解の仮説をイメージする方法です。
  • 分析したものをもう1度、新しいものに組みなおすには、視覚力、数字力、言語力の3つが必要になります。なぜなら、統合には、自分との、そして他者とのコミュニケーションが重要で、この3つの統合をしてはじめて、考えを整理し、人と共有ができるようになるからです。
  • 私の本でも、人によっては、なぜ、こんな当たり前のことを寄せ集めてわざわざ本にするのか、しかもなぜその本が売れているのかと疑問を持つ方もいらっしゃると思います。では、わたしが何をやっているのかといいますと、ひとつには、専門書などんおむずかしい本に書いてあるボキャブラリーを、専門外の読者の方にもわかるように書き下し、あるいは事例をつかって、比喩を使って、言葉で分解して、説明しているのです。
  • 多くの知識、多くの説明を知り、その説明に、言葉でラベリングをし、そのラベリングを用いて、その知識を人と共有する。その繰り返しを行ってみてください。
  • いろいろな言葉が、だんだん財産として自分の中に積み重なっていきます。
  • 比喩の訓練方法は、話の上手な人の話を聞いて参考にするほか、落語を聞いたり、読んだりするのも勉強になります。
  • ボキャブラリーの裏側にある知識、経験、世界観、考え方、想定、仮説、そういうものを知るのが読書です。
  • 言葉を使うということは、自分が体験し、考えたことを言葉にして人に伝え、それに対するフィードバックをもらう、この繰り返し、いわばPDCAをぐるぐる回ることです。
  • 『分析』のためのフレームワークとして、論理思考力、水平思考力。
    次に分析したものを『統合』するフレームワークとして、視覚化力、数字力、言語力これらのそれぞれについて、その基本テクニックと訓練方法を挙げてきたわけです。
    そして最後が、『評価』のためのフレームワーク。思考と実行をつなぐ、もっとも重要なステップです。
  • 知的体力を身につけるための3つの基本テクニック
     1)身体と頭の関係を理解する
     2)健全な精神が健全な発想を生む
     3)食べものと知力の関係を理解する
  • いいなと思えることを知ったら、とりあえずやってみよう、取り入れてみよう、考えてみようとする繰り返しのなかで、人は進化していく
  • 予期せぬ出来事はどうしても起こるのだから、それを避けるのではなく、起きたことをつねに最大限活用しよう
  • チャンスというのは、ある意味、無数にあります。
    その無数のチャンスのなかで、それに気づける人と気づけない人がいるだけです。
  • <つねに、偶然というのは素晴らしいものです。偶然に、自然が私たちの人生に与えてくれているチャンスです。
    1つひとつのサインを見逃すことなく、どうしたら、新しいことにつなげていけるかを考えていくこと。
    仮に自分にとって不都合なことや不幸なことが起きたとしても、それを逆に幸運の力として活用しより高いステップに上がっていくこと。
    これが、さまざまな知識を統合したときの最後の力だと思います。/li>

  • 将棋の棋士の方と話していたとき、長年疑問に思っていたことをぶつけてみたことがあります。その疑問とは、たとえば加藤一二三さんや羽生善治さんのように、かつて天才名人といわれていた人たちが年をとっていくと、たしかに、名人のままありつづけるものの、昔ほどすごくぬきんでた名人ではいられないのはなぜでか。ということです。いちばん大きな理由というのは、やはり周りがその名人の実力に追いつくからなのだそうです。
  • したがって、逆に考えると、相手に追いつかれる前に、自分がもっともっと精進する、もっともっと新しいことを追究するというのが、実はいちばんむずかしいようで、いちばん簡単で楽に生きられる道ではないかと思います。なぜなら、すでに優位に立っているのですから、そこから先に進みつづけることはさほどむずかしくないのです。

(3)本日の気づき

著者は、『最後に』の部分で『わくわくしながら新しいこと、新しい見方、新しい学びを続けることが、結局はビジネス思考力のエッセンスです』と述べています。楽しみながら、自分の身にしていくこと、そして今の優位性を引き続き保つことが著者の快進撃の秘訣だと思いました・・・。


(4)目次

  1. 『ビジネス思考力』を定義する!
  2. ビジネス思考の基礎となる7+1の力
  3. 1つめの力 論理思考力
  4. 2つめの力 水平思考力
  5. 3つめの力 視覚化力
  6. 4つめの力 数字力
  7. 5つめの力 言語力
  8. 6つめの力 知的体力
  9. 7つめの力 偶然力

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!