- 本日のお勧め本「 いま、中国では『論語』が大流行しているそうです。」
- ここに注目!!「たとえ、どれほど社会が複雑になっても、世の中でほんとうに大事な真理とは永遠に素朴でシンプルなものです。」
- 本日の気づき「『論語』って聞いたことあるけど難しそう、私にはまだ早いって思っている人には、正に『論語の入門書』となるべき本だと思います。」
(1)本日のお勧め本
論語力 - 于 丹
価格:¥1,000
いま、中国では『論語』が大流行しているそうです。その火付け役となったのが、北京師範大学教授でこの本の著者でもある干丹さんです。彼女が06年10月に、中国CCTVの人気番組『百家講壇』で『論語』について講話を行ったところこれが大ヒット。当時は中国の全人口の約半分が視聴していたとも言われたそうです。そしてその講話をまとめたものが本書の原書であり、これまで1000万部ちかく売れているそうです!!
論語というと難しいイメージがあるでしょうが、その論語を本書は見事にシンプルにわかりやすく解説しています!!『変わるものより変わらないものの方が多い』という言葉は、『論語』に代表される真理・原理原則のことです。
是非、今の時代にこそ必要な『論語力』に一度触れてみては如何でしょうか??
(2)ここに注目!!
- なぜ、これほどまでに干丹さんの『論語』は中国人、とくに若者たちの心をとらえたのか。
第一の理由は、彼女の『論語』解釈のシンプルさにあると私は思う。
第二の理由は、昨今の中国人に広がりつつある漠然とした不安であろう。 - たとえ、どれほど社会が複雑になっても、世の中でほんとうに大事な真理とは永遠に素朴でシンプルなものです。
- 『論語』は、人間が生きていくための、そのシンプルな真理や原理原則について私たちに教えてくれる本だといえます。
- 『天の時、地の利、人の和』
『天の時』は物事を成し遂げるのにふさわしいタイミング、『地の利』は優位な状況、『人の和』は人々が団結する力のことです。この3つの要素を満たしてはじめて、国家は栄え、会社が成功するーつまり、『組織が発展するために不可欠な3つの条件』といった文脈でよくこの言葉は使われます。 - 自分の言動が磨かれていけば、それだけ現実を、理想の人生に近づけていくこともできます。それこそまさに、『天地の気を感じ取る』ということであり、『天・地』と人間の融合なのだと解釈できるでしょう。
- 子貢問うて曰く、一言にして以て終身これを行うべき者ありや。子曰く、其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。(衛霊公第15・24)
『たった一言で言えて、かつ生涯において信じるに足りるものがありますか』孔子の答えは明確でした。『それは「思いやり」であろう。自分がされたくないことは、人にもしてはならないということだ。』「恕」とは思いやりです。つまり、人間は生涯において、他人への思いやりを忘れずにいられたならば、それでもう十分だということです。 - 中国には<『論語』の半分もあれば、天下を治めることができる>という格言があります。
- 約を以てこれを失する者は、鮮なし。(里仁第四・二十三)
『自らを戒めて失敗する人は、ほとんどいない』
まことの正義とは、心に節度をもつこと、つまり、自らを戒めることです。 - 君子は泰にして驕らず、小人は驕りて泰ならず。(子路十三・二十六)
ふだんから備えている心が違えば、当然、ものの見方、考え方もそれだけ大きく違ってくることになるのです。 - 子曰く、君子の道なる者三つ。我能よくすること無し。仁者は憂えず、知者は惑わず、勇者は懼れず。(憲問十四・三十)
『君子の規範には3つあるが、私はすべてにおいて、そこまでは到達していない。つまり、仁徳のある人は悩まないし、聡明な人は迷いがないし、勇敢な人は恐れないものだ』こんな時代だからこそ、私たちは知恵をつけ、選択できる力を養わなければなりません。適確な取得選択ができれば、悩むことがなくなるからです。 - 子貢、君子を問う。子曰く、先ず其の言を行い、而して後にこれを従う。(為政第二・十三)
子貢が君子について問うた。孔子は言われた。
『(言う前に)まず実行することが大事だ。そして、最後までやり遂げてから言葉にすることだ。』 - 『論語』をひもとくと、随所に孔子の理想観をうかがうことができます。
次の一節もその中の1つです。
子曰く、三軍も帥を奪うべきなり、匹夫も志を奪うべからざるなり。(子かん第九・二十六)
孔子が言われた。『大軍であってもその大将をとらえることはできるが、一介の男といえども、その志を奪い取ることはできないのだ』この「志」とは、そのまま「意志」と置き換えることもできます。それほどに人間の意志とは重い存在であるということです。 - 子曰く、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従って、矩を喩えず。(為政第二・四)
孔子は言われた。「私は15歳で学問の道に入る決心をし、30歳で自身を得た。
40歳で道理に通じて物事に迷わなくなり、50歳にして天命の理を知った。
60歳になると何を聞いてもその是非が判断でき、70歳になると思うままにふるまっても道をはずさなくなった。」
孔子のこの『人生の道』は、人生指標の鑑として後世の人々に多くの啓示をもたらしてきました。 - 子曰く、我は生まれながらにしてこれを知る者に非ず。古を好み、敏にして以てこれを求めたる者なり。(述而第七・十九)
孔子は言われました。
『私は生まれつきものごとの道理をわきまえていたわけではない。昔の人々が経験してきたことに興味を持ち、こまめに知識を吸収してきたのだ』
この孔子の言葉からは、単なる付け焼刃ではない、積年にわたる不断の知識吸収の『凄み』がうかが えます。 - 子曰く、学んで思わざれば則ちくらし。思うて学ばざれば則ち殆し。(為政二・十五)
孔子は言われました。『学んでも自分で考えなければ、ものごとはよくわからない。自分で考えるだけで人から学ばなければ、誤りには気づかないままだ。』
大切なのは、人から教えてもらいながら自分でよく考え、そして、それを実際に活用することです。 - 『論語』が説く真理を、現在のルールと折り合いをつけながらも融合させていくことで、私たち1人ひとりが本当に意味ある人生をつくりあげていく。これこそ『論語』が私たちに与えてくれる究極の意義なのです。
(3)本日の気づき
『論語』に関する本は色々な方が出版されていますが、この本は非常に分かりやすくシンプルに解説しているところが最大の売りではないでしょうか?『論語』を知り尽くしている人には、きっと物足りない感があるでしょうが、『論語』って聞いたことあるけど難しそう、私にはまだ早いって思っている人には、正に『論語の入門書』となるべき本だと思います。
是非、一度手にとって見て下さい。
(4)目次
- 心得1 天・地・人の道
- 心得2 心の道
- 心得3 処世(世渡り)の道
- 心得4 君子の道
- 心得5 交友の道
- 心得6 理想の道
- 心得7 人生の道
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
