- 本日のお勧め本「ウォルマートの内側を見て、そして御社でも実践してみませんか?」
- ここに注目!!「選ばなければ、敗れ去る」
- 本日の気づき「ウォルマートの『生産性の輪』『EDLP』を突き動かせるのは、DNAが行き届いているからこそ。」
(1)本日のお勧め本
WAL-MART エグい会社に知恵で勝つ! - ウィリアム・H・マーカード
価格:¥ 1,890
本書は、経営コンサルタント 石原明先生のTOP3%倶楽部のFAX会報に紹介してあり、速攻書店に駆け込んで買った本です。
石原先生も勧めるのが読んで分かりました。全ての業界に適用できる経営書であり、流通業以外の方にも是非読んで頂きたい本です。
本当に新しい切り口でウォルマートを見ており、お勧めです!!
ここで、ウォルマートがどこくらいすごいかを少しご紹介。
アメリカでは、100人の労働者のうちおよそ1人が働いていて、10人のうち9人はウォルマートで買い物をしているそうです。凄い!! 数字ではないでしょうか? こんなウォルマートの内側を見て、そして御社でも実践してみませんか?
(2)ここに注目!!
- 『選ばなければ、敗れ去る』
- ウォルマートがどのようにして成功したのか、知られざれるその要因を分析しよう。部外者がしばしば指摘するのは、効率的な物流システム、低価格を実現する構造、EDLP(毎日が安売り)が消費者にどう認知されているかといった、目に見える競争点だ。
- 本書が明らかにするのは、ウォルマートの経済面のエンジン、言い換えると『生産性の輪』こそ、天才的な企業運営の基盤になっているという。
- フレッド・マイヤーは業界の巨大企業の影響を受けた企業のリーダーの1人であり、成功するための賢い選択をしている。ウォルマートというクマを追い抜くことができていなくても、自社がウォルマート以外のライバル企業を追い抜けるようなポジショニングを取ったのである。
- 『選ばなければ、敗れ去る』という事実を前にしたとき、成功の見込みを高めるために重要なことは、明確で、強い決意に基づいた選択をし、一貫してそれらを実行することである。
- 結論を言おう。巨大企業が支配する世界において賢い選択をするには、何をしないかを決め、何をすべきかを決め、そしてそれらを強い決意を持って選ぶ、この3つのステップ全てが必要なのだ。
- 本書に収められた教訓は、企業や業界の垣根を越えた私の幅広い経験から引き出されている。直接ウォルマートにかかわる企業だけでなく、そこから程遠い企業にとっても、本書で解説する、選択をするという戦略から得るものがあるはずだ。
- われわれはみな、ウォルマート経済の中で生き、働くことを学ばなければならない。そして、こういった新しい課題をどう乗り越えるのかを考えていかなければならない。選択の余地はない。まさにこれが現実なのだから。
- 生産性の輪;ウォルマートのエンジン 【コストを下げる】⇒【価格を下げる】⇒【売上げを増やす】⇒【利益を増やす】
- この生産性の輪はいままでウォルマートにどのくらい貢献したのかと尋ねられて、ジャックカールは即答した。『10段階で言えば11だ。』
- EDLPは生産性の輪の中で、『価格を下げる』という第2段階の目標だ。そしてこの段階を実行することで、ウォルマートは『売上げを増やす』という第3段階に進めるのである。EDLPは顧客からみたウォルマートの価値を定める定理であり、買い物客を勝ち得るための核となるマーチャンダイジングのコンセプトだ。そして、生産性の輪がそれを可能にしてくれる。
- EDLPと生産性の輪の概念は、役員にとって部下に伝えやすく、店員たちにとって理解しやすい。
- 多くの企業が誤りを犯している。彼らは、自分たちの経済上の公式を明らかにできない。もっと簡単に言えば、自分たちがどのような方法でお金を稼いでいるのか定義できていないのだ。
- フィル・ジャクソンはNBAの歴史上、最も成功している監督の1人である。彼は監督として9回、NBAでの優勝を成し遂げた。彼の成功のカギはトライアングル・オフェンスで、独自のものだった。ジャクソンは自著ScaredHoopsにこう書いてある。『成功の秘訣は、“考えない”ということだ。“バカになれ”と言っているわけではない。頭の中であれこれ考えるのを止め、脳みそにじゃまされずに、体が覚えこんだことを本能的にできるようにする、ということなのだ。』トライアングル・オフェンスというプロセスは、成功のための枠組みを提供した。
- 強いプロセスを持つ組織 SPO。弱いプロセスを持つ組織 WPO。
- SPOのリーダーの目標は1つしかない。自分の仕事を手放せるようにする、ということだ。ウォルマートの役員たちは、自分のチームを訓練し、育て、成長させ、職務を引き継いでもらう後継者の準備を怠らない。
- シンプルであることに対するひたむきさは、とりわけある1つの場所によく現れている。それは経営の上層部だ。問題の複雑さはそこで吸収されるよう、管理職たちが責任を持って取り組む。そうすることで、そこから先の顧客に最も近い、店舗でのプロセスを可能な限りシンプルにすることができるのである。
- ウォルマートの持続できる運営上の強みを複製したいのなら、DNAから始める必要がある。ウォルマートの役員は、会社のDNAを存続さっせることが、自分たちの主要な仕事の1つであると信じている。
- すでに引退した元副会長、ドン・ソーダキストは次のように書いている。『大事なことはすべてのエネルギーを1点に集中させることだ。1人ひとりのお客様に、その日その1回の来店時に、満足していただくことに集中するのだ。』
- ウォルマートのDNA
- 一点集中
- 改善し続けることへの異常なまでの執着
- 建設的なパライノア=自己満足と慢心を避けるために意図して選択した心構え=
- 倹約の企業文化
- 【自分たちのほうがもっとうまくやれる】という心構え
- ウォルマートや他の業界の支配的な企業に対抗するために、最も重要なことは何なのだろうか。それは、対抗しようとするな、ということだ。
- 本書はウォルマートの分析本ではない。一言で言えば、『新しい時代の経営指南書』だ。『新しい時代』とは、ウォルマートに代表される超巨大企業によって、競争のルールが変わった今の時代を指す。
- ウォルマートなどの巨大企業の戦略を内側から理解した上で、自社の戦略を『ライバル企業』『納入業者』『雇用主』『共同体のメンバー』の企業の4つの立場から練り上げ、すぎに実践することができるだろう。
(3)本日の気づき
ウォルマートの『生産性の輪』『EDLP』を突き動かせるのは、DNAが行き届いているからこそ。このウォルマートに代表される超巨大企業によって競争のルールが変わった今の時代をどう生き残るか??
『選らばなければ、敗れ去る』とは、このような企業が引き起こす変化に対応することを選ばなければ、その会社の業績は急激に下降するということ。
しかし、著者は考えて行動すれば生き残る道はあると述べており、その際の戦略は様々な選択肢があり、その中から選んで実践していく事が大切なのではないか??
本書を読んで、諦めて何もしない人と諦めないで実行を繰り返す人、結局は失敗とは諦めた段階が失敗であり、本当は継続的な改善のステップの1つとして捉えればよいのではないか??と思う。
日本の量販店で言えば、『ヤマダ電機』の存在がイメージに近いかな??とも思いました。
ちなみに、『ELDP』はEVERY DAY LOW PRICEです。
(4)目次
- イントロダクション 選ばなければ、敗れ去る
- ウォルマートの出現によって世界はどう変わったのか
- 小売業の巨人が世の中を決めている!?
?企業が直面する新しい舞台での新たな挑戦? - 永遠に走り続ける快感
?すべてを変える成功のサイクル? - ウォルマートの業務プロセスが圧倒的に強い本当の理由
- これなしでいくら真似しても成功しない
?内側から見たウォルマートのDNA? - 生き残り、成功するための処方箋
?巨大企業が支配する世界における12の賢い選択? - ライバル企業として3つの選択
?『差別化する』『強者の強みを自社に取り込む』『分野を狭めて独占的存在になる』? - 納入業者としての3つの選択
?『強者の強みを利用する』『選択的に投資する』『リスクを分散させる』 ? - 雇用主としての3つの選択
?『公平に報いる』『情熱を引き出す』『成長してもらう』? - 共同体のメンバーとしての3つの選択
?『戦略的に団体を選び、その1員となる』『利害を一致させる』 『積極的に参加する』? - 12の賢い選択をさらにパワーアップさせるための最後の処方箋
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
