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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 023回『思考の補助線』

023回『思考の補助線』

  1. 本日のお勧め本「学問に情熱を取り戻す為に、補助線を引きたいと思う。」
  2. ここに注目!!「昨今の人々は、わかりやすいものばかりを求めるようになった。」
  3. 本日の気づき「『成功』という定義は人それぞれ違う。」


(1)本日のお勧め本

思考の補助線(ちくま新書 707) - 茂木 健一郎

価格:¥ 756

本書は紹介するまでもなく、今様々なメディアで取り上げられている茂木健一郎さんの本です。

本文中、『学問に情熱を取り戻す為に、補助線を引きたいと思う。』と書いてありますが、日本人の場合学ぶ目的は試験に合格するためとか資格を取るためとか明確な目標がないと『学ぶ』ということに対して少しネガティブなイメージを受けますが、人間1人1人が持っている脳にはものすごい可能性を秘めているのだから、その脳で自ら考えて学んで実践に移そうよというメッセージが込められているのではないでしょうか??

優秀な人ほど学び、そして学ぶから成功するという善循環は誰にでも手に入れられるものだと思いますし、自分もこの本を読んで改めて学ぶ大切さを認識しました。


(2)ここに注目!!

  • 昨今の人々は、わかりやすいものばかりを求めるようになった。難解な本を読んだり、真剣に粘り強く本質的なことを考えたりしなくなった。「インテリ」という言葉が、死語になった。日本におけるそんな「知のデフレ」現象について私は怒りを覚え、不特定多数の人々が集う公の場所ではともかく、親しい知人や仲間たちの間では「ふざけんじゃねえ」と噴火を繰り返してきたが、ここに来て、少し風景が変わって見えてきている。大事なのは、「何が正しいか」ということではなく、「何がしたいか」という情熱のほうなのではないかと思うようになった。難しいことに取り組む「インテリ」になること自体が重要なのではない。問題は、それがどのような情熱によって支えられているかということである。
  • 生きるということはどういうことか。心とは何か。物質と精神はどのような関係なのか。本当のことを知るために、学問に情熱を取り戻す為に、補助線を引きたいと思う。
  • もともと、情熱(Passion)という言葉は、キリストの「受難」(Passion)と同じ語源を持つ。この世で難を受けるからこそ、困ったことがあるからこそ、情熱は生まれる。「知る」ということが実にやっかいだからこそ、真理を熱心に探究する気持ちも強くなる。
  • 意識とは、個別が普遍に接続する形式のことである。この命題は、心脳問題という文脈を離れても、私たち人間の生のあり方を考えるうえで、重大な意味を持つのではないか?
  • 勇気ある、ときには暴力的でさえある「補助線」をエイヤッと引き、実質的な意味においての世界観のブレークスルーへいたる1つの方法は、メディア状況を含めて、「現代」に正面から向き合うことではないかと思う。
  • アインシュタインは、「感動することを止めてしまった人は、死んでしまったのと同じである。」という意味の言葉を残している。断片化した知をそのまま受け入れて、疑問を持たずにただ右往左往する人類はもはや生きていないのではないか。
  • いかに生きるべきかという倫理観は、私たちにとって大切なものであるはずだ。
  • 考えることが人間にとって最大の快楽であるということだけは確信している。生きる以上、考えなければならぬ。
  • 考えるということが、人間のメルクマールであるならば、私たちはみな、考えることともっと仲良くならなければいけない。

(3)本日の気づき

色々な方の本を読んだり、セミナーに行って話しを聞くと、『成功』という定義が人それぞれ違い、その定義の仕方によっても学び方が違うのかなと思ったりします。人からみたらある程度成功されている方でもその人にとってはまだ途中で手綱を緩めず様々な学びの取り組みをされている方を見かけます。

そのようにその人の思っている将来の自分像の大きさによって、人は学び続ける必要があるのかなと思ったりします。

自分も明確に終着点を描けていない現状、もう一度長期的な未来を考えてそれに対して何が必要か? を考えていきたいと思いました。

今日は友人に誘われて初のウェイクボードに挑戦しました。

2度目で何とか立つことができ、ホッとしました。

10人くらいで行ったのですが、良い息抜きになりました。また、暖かくなったら挑戦したいと思います…。


(4)目次

序 内なる情熱

1 世界をその中心で統べるもの
「曖昧さ」の芸術
正解は「意識」を必要としない?
言語の恐ろしさ
ニーチェとカツ丼

2 「個性」を支えるパラドックス
現実と仮想の際にて
「みんないい」という覚悟
登攀の一歩

3 「知のサブカル化」を超えて
この世界のすべてを引き受けて
無限と空白
感情の技術

4 「価値」はどのように決まるのか
紙一枚の文字列に「真理」は宿るのか
批評性と創造
怒りについて

5  総合的知性と専門的知性
「収束性」という罠
君はまだ「神」を殺していない
貧者の一灯

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!