- 「小説家が書く、無趣味のすすめ」
- 「相手にモノを伝えるための、想像力」
(1)本日のお勧め本
無趣味のすすめ - 村上龍 -
本日は、カンブリア宮殿の司会者でもある著者の本をご紹介したいと考えます。
この本が結構売れているらしく読んでみたのですが、確かに小説家だけあって文章が面白い!というかんじを受けます。
そして、一流の経営者のインタビュアーをしているだけあり、非常に今を冷静に捉えています。
この本は、目次を読むだけでも結構面白いのではないでしょうか??
(章立てがないので書くのが大変でしたが・・・)
(2)ここに注目!!
- 真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。
つまり、それらはわたしたちの『仕事』の中にしかない。 - 情熱について語ることと、情熱という概念を自らの能力の一部とすることは、まったく違うからだ。
- もてなしや接待にマニュアルはない。誠意を相手に伝えるための、想像力が問われるのだ。
- 自分は今どんな情報に飢えているのか、それがわかれば目標は八割方達成されたも同然だろう。
読書が重要なのではない。情報に飢えるということが重要なのだ。 - やるべきことに優先順位をつける。仕事とプライベートにおけるその人の優先順位が、その人の人生なのだ。
- 個人としてグローバリズムに適応するのか、それとも社会的に地方の自立のための具体的・科学的に努力するのか、方法は2つしかない。
- ワークライフバランスなどと口にする前に、自分にとって、より人間らしい生活、よりよい生活とは具体的にどういうものか、必死で考えるほうが先決ではないだろうか。
- アイデアは「組み合わせ」であって、発見などではない。
- 挑戦できる何かと出会うことが前提になる。条件は、「飢え」だ。
出会うことに飢えていなければ、おそらくそれが運命の出会いだと気づかないまま、すれ違って終わってしまうだろう。
(3)目 次
- 無趣味のすすめ
- 少数派という原則
- グローバリズムは思想ではない
- 『好き』という言葉の罠
- 仕事と人生のパートナーシップ
- 最高傑作と『作品群』
- オーラの正体
- 夢と目標
- 情熱という罠
- 集中と緊張とリラックス
- トラブルの種類
- どんなファッションで臨むか
- もてなしと接待
- 優れた道具
- ビジネスと読書
- 品格と美学について
- リーダーの役割
- 謝罪という行為は
- スケジュール管理
- 『交鈔術』という脳天気な言葉
- 仕事における有用な人脈
- モチベーションと希望
- ライバルという他者
- グローバリズムと日本社会
- 部下は『掌握』すべきなのか
- 効率化とゆとり
- 後悔のない転職
- ときに投資は希望を生むが・・・。
- 労働者と消費者
- 決断する力
- 金融不安と大不況
- アドバイスについて
- ワークライフバランス
- ビジネスにおける文章
- 語学の必要性
- 企画の立て方
- 失敗から得るもの
- 盆栽を始めるとき
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!