- 本日のお勧め本「『1960年生まれ猫好き科学作家』の著書です」
- ここに注目!!「常識は決して鉄壁のルールではありません!」
(1)本日のお勧め本
99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 - 竹内 薫 -
本日は、1960年生まれ猫好き科学作家、と紹介されている著者の本をご紹介したいと思います。
この本でいう仮説とは、常識も含めたものを指しており、あなたが一般的に考える仮説とは少し違います。
では、なぜ『99.9%は仮説』なのか??
『科学も常識も』完璧ということはなく、常に新しい常識によって覆される可能性を持っているからではないでしょうか??
結局は客観性より主観性が勝ってしまうことが多い。
そう、主観性とはわたし達の頭のなかにある常識です。つまり『思い込み』。
その『思い込み』を取り払って、世の中を見るだけで世の中の見え方がまるで変わるのです。
これはビジネスにも応用できます。
ビジネスモデル自体も理論と一緒で何かと何かを掛け合わせて作られたものが多いのです。
それを読み取れるかどうかは、やはりその経営者のビジネスの見方しだい。
そんな仮説の大切さを改めてこの本は教えてくれます。
是非、文系理系に関わらずこの本を手にとって見てください。
(2)ここに注目!!
- 『飛行機が飛ぶ』という一見あたりまえの事実でさえ、その本当の原因はさまざまな経験則による推測にすぎず、いってみれば、ただの『仮説』にすぎないわけです。
- 試行錯誤と経験によって『うまくいくこと』と、その科学的な根拠が完璧にわかっていることとは別だ、と指摘しているだけです。
- よく『科学的根拠』がないものは無視されたりしますが、それはまったくナンセンスです。なぜなら、科学はぜんぶ『仮説にすぎない』からです。
- 『仮説』は、科学のホントの基本です。
文系理系を問わず、科学的なものの見方を理解しておくことは、きっとこれからの人生に大いに役立ちます。 - つまり、常識というやつは以外にもろいのです。常識はくつがえるものなのです。
ですから、この本では、そういった常識のことも『仮説』と呼ぶことにしたいと思います。常識は仮説にすぎないのです。 - 仮説というのはひとつの枠組みですから、その枠組みからはずれたデータはデータとして機能しないわけです。
- 『はじめに仮説ありき』と知ることは、だから、単なる机上の空論ではなく、実人生にも充分に役立つことなのです。
- 反証可能性?つまり、反証ができるかどうかということです。
これをいいだしたのは、カール・ポパーという人です。20世紀の科学哲学者の代表みたいな人ですね。ポパーは『科学』を定義しました。
それは、『科学は、常に反証できるものである』というものです。
ようするに、決定的な証明などということは永遠にできない、というのです。 - 科学と真理は、近づくことはできてもけっして重なることはできない、ある意味とても切ない関係なんです。
- 理論というものは、単純にひとつの仮説からできているわけではないのです。
いろいろな仮説が複雑に絡み合ったネットワークになっているんです。 - 話しが通じないのは、自分の仮説が相手に通じていないことです。また、相手の仮説を自分が理解していないということでもあるのです。
- 間主観性というのは、ようするに、『相手の立場になって考えてみる』というだけのことなのです。
(3)目 次
- 世界は仮説でできている
- 自分の頭のなかの仮説にきづく
- 仮説は180度くつがえる
- 仮説と真理は切ない関係
- 『大仮説』はありえる世界
- 仮説をはずして考える
- 相対的にものごとをみる
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!