- 本日のお勧め本「ひらめき・直感を題材にした本。」
- ここに注目!!「一気に結論に達する脳の働きを『適応性無意識』と呼ぶ。」
- 本日の気づき「『勉強力』をいかに磨くか。」
(1)本日のお勧め本
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい(翻訳)- M・グラッドウェル
価格: 1,575
本日はひらめき・直感を題材にした本を紹介したいと思います。
この本は『THINK!』を読んでいたその中で古森剛さんという方が紹介されていた本です。
THINK! No.25(2008 SPRING)(25)
価格: 1,890
古森さんはマーサージャパンというコンサルティング会社の代表取締役社長です。自分もTHINK!を読んではじめて知ったのですが、世界41カ国約180都市にあるコンサルティング会社の日本代表です。(詳しくは⇒http://www.mercer.co.jp/home.jhtml)
本書はアマゾンで注文したのですが、届いたら帯には『勝間和代氏も大推薦!』と書いてあり、やはり出来る人は読んでいる本も共通点があるのだなあと妙な関心をしてしまいました。
ところで本書の内容ですが、皆さんも得意分野で何かを見た時に瞬間的に見たら、それがあやしいかどうか判断できたりした経験ありませんか? 本書の中では、美術品を14ヶ月調べたチーム結果、このチームはこの美術品は本物と鑑定したのですが、専門家の何人かは一瞬見ただけで偽物であると判断を下しました。
結局は偽物であり、物事の正しい判断は時間をかけることではなく、『第1感』を無視できないことを物語っています。
そんな『第1感』とは何かを事例を交えながら分かりやすく説明した1冊です。是非、読んで下さい!!
(2)ここに注目!!
- 一気に結論に達する脳の働きを『適応性無意識』と呼ぶ。心理学で最も重要な新しい研究分野のひとつである。適応性無意識は、フロイトの精神分析で言う無意識とは別物だ。フロイトの無意識は暗くぼんやりしていて、意識すると心を乱すような欲望や記憶や空想をしまっておく場所だ。たいして、適応性無意識は強力なコンピュータのようなもので、人が生きていく上で必要な大量なデータを瞬時に、なにとかして処理してくれる。
- 人類が厳しい生存競争を勝ち抜いてこれたのは、情報がわずかでも素早く適切な判断を下す能力を発達させてきからにほかならない。心理学者ティモンシー・D・ウイルソンは著書『自分を知り、自分を変える;適応的無意識の心理学』に書いている。『高度な思考の多くを無意識に譲り渡してこそ、心は最高に効率よく働ける。最新式のジェット旅客機が《意識》的なパイロットからの指示をほとんど必要とせず、自動操縦装置で飛ぶのと同じだ。適応性意識は状況判断や危機告知、目標設定、行動の喚起などを、実に高度で効率的なやり方で行っている』ウイルソンによれば、人は状況に応じて思考のモードを意識と無意識の間で切り替える。
- 心理学者ナリニ・アンバティによれば、学生たちに教師の授業風景を撮影した音声なしビデオを10秒間見せただけで、彼らは教師の力量をあっさり見抜いたという。見せるビデオを5秒に縮めても、評価は同じだった。わずか2秒のビデオでも、学生たちの判断は驚くほど一貫していた。初顔の教師の無声ビデオを2秒見ただけで下した判断は、その教師の授業を何度も受けた学生の判断と大差なかった。これが適応性無意識の力である。
- 私たちは、判断の質はそれに費やした時間と努力に比例すると信じてきた。とっさの判断と第一印象だけでも、人は状況を的確に理解できるのだ。瞬時に下した判断も、慎重に時間をかけて下した結論と比べて、決して見劣りしない。この事実に目を向けてもらうことが、本書の第一の目的である。第一感を信じていい場合と信じてはいけない場合を区別することは可能なのか?この疑問に答えるのが、本書の第二の目的だ。
- 『輪切り』は、さまざまな状況や行動のパターンを、ごく断片的な観察から読み取って瞬間的かつ無意識のうちに認識する能力のこと。輪切りの能力は、素晴らしき無意識の世界の一部にすぎない。だが瞬間的な認知に関する最もやっかいな問題でもある。
- 私たちの考え方や行動、特に、とっさの場合にいかに適切に判断して行動するかは、思った以上に外界の影響を受けやすい。
- 輪切りを可能にしているのはある状況の表面化に瞬時に潜り込む能力であることにも触れた。
- 無意識(心理学では潜在意識という)の連想が人の考えや行動に果たす役割に今までは多くの心理学者が注目している。彼らの研究の主たるテクニックは、潜在連想テスト(IAT、implicit association test)と呼ばれる興味深いものだ。(www.implicit.harvard.edu)にいくといくつかのテストを受けられる。
- オハイオ州でコンサルタント業を営み、意思決定に関する傑作である『決断の法則:人はどのようにして意思決定するのか?』(トッパン・1998年)という本を書いていた。彼は看護師、集中治療室を担当する医者、消防士といった、重圧の中で判断を下さなければならない人々について研究した。その結論のひとつが、専門家は決断を下すとき、あらゆる代案を論理的かつ体系的に比べているわけではないというものだった。
- 『スポーツの世界では、分析していたら運動能力が麻痺するという。考えていたら体が動かない。流れが失われるのだ。そこには流動的で直感的で言葉にできない、微妙な部分があるのだ。』
(3)本日の気づき
本書は第1感、そして最初の2秒で的確に判断出来る人は、基礎となる知識や知恵のデータベースが蓄積されており、それを応用して判断を下しているという事ではないか?
やはり、経営者が経営を瞬時に判断出来るのは経営のプロフェッショナルだからであり、全く経営に携わったことのない人が一瞬で判断を下すのは不可能だと思う。 そうなるとこの基礎の部分を築きあげるには、勉強をし自分で考える癖をつけて、それをより良い質でたくさん量をこなすことだと思う。
『THINK!』の題名通り、『勉強力』をいかに磨くかが課題になってくるのかなあと思う。
一昨日の小阪先生の『学び続けて、精進しなければ生き残れない時代』になってしまった…という言葉を思い出してしまいました。 良い刺激を与えてくれたそんな1冊でした!!
(4)目次
- 『輪切り』の力-ちょっとの情報で本質をつかむ
- 無意識の扉の奥-理由はわからない、でも感じる
- 見た目の罠-第一印象は経験と環境から生まれる
- 瞬時の判断力-論理的思考が洞察力を損なう
- プロの勘と大衆の反応-無意識の選択は説明できない
- 心を読む力-無意識を訓練する
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
