- 本日のお勧め本「人は何のために働くのか。」
- ここに注目!!「ビジネスには、『時間との戦い』という側面がある。」
- 本日の気づき「企業は人でしかない。」
(1)本日のお勧め本
時間を売るな!?実践と思考のシナジーを生み出す『1R2E3S』? - 飯塚 哲哉
価格: 1,470
本日は、ベンチャー企業でありファブレス(工場を持たない)半導体メーカであるザインエレクトロニクスの社長である飯塚氏が書かれた本を紹介したいと思います。
東芝から独立して半導体メーカを立ち上げた著者が、『人は何のために働くのか』を説いた本です。題名だけ見ると今はやりの時間術の本みたいですが、本質には働く理由は?に重きをおいた内容になっています。
ザインエレクトロニクスのHPを覗くと、企業理念に『人資豊燃』とあります。『優れた人材が集い、資本・資源を有効に活用し、育ち、力の限り活用し、豊かな自己実現と社会貢献ができる場を提供します』とあります。
これは『企業は人でしかない』と言っている著者らしい非常に力強い言葉だと思いました。
今まで何冊か出版されているみたいなので、是非読んでみたいと思わせる考え方を持った経営者であると思います。
(2)ここに注目!!
- ビジネスには、『時間との戦い』という側面がある。『時給いくら』で働いているアルバイトの学生から経営者にいたるまで、『時間』を意識せずに仕事をしている人間はおそらく世の中1人もいないだろう。
- より良い仕事をしようと思ったら、時間の使い方について考えないわけにはいかない。ビジネスマンにとって、時間は『戦う相手』であると同時に、『上手に付き合うべき相手』でもある。有限の時間をいかにまく使いこなすかが、ビジネスの成否を分ける大きなポイントになるわけだ。
- 本書では『効率の良い働き方』や『仕事のスピードを上げるノウハウ』といったテクニックについても触れることになるが、それは実は本論ではない。それ以前に考えておくべきことがある。それは、『人はなぜ仕事をするのか』という問題だ。人間は何もせずに幸福感を得られるようにできていない。
- 1つのプロジェクトが終わってから次のプロジェクトに取り掛かるのではなく、次々と新たなプロジェクトを立ち上げていく。それによって、1対1で使っていた時間が1対2にも1対3にもなるわけだ。そういう仕事の進め方をわかりやすくするために、1つの目安として私が掲げるのが、『1R2E3S』という言葉である。これは『1人(1RESOURCES)が2つの仕事を同時に実行しながら
(2EXCUTIONS)、次の仕事のテーマを3つ考える(3STUDIES)』ということを意味する私の造語だ。 - ノーベル賞学者の湯川秀樹氏は、かつて『一瞬にして答えが見える』と語っていた。しかし、その答えは間違っているかもしれないので、数式を書いて後から時間をかけて検証するのだという。まず直観的なひらめきがあって、それを裏付ける理屈は後ろからついてくるということだ。
- 経験とインスピレーションによる判断を大事にするのが、『自分の頭脳で勝負する』ということなのである。
- よく経営者は『企業は人なり』といった台詞を口にするが、私はそれでもまだ足りないと思っている。『企業は人なり』ではなく、『企業は人でしかない』と言ったほうがいいだろう。
- 企業は『人』でしかない。その『人』と『資本』を豊かに燃え上がらせることさえ出来れば、リーダーとしてやるべきことの半分以上は終わったも同然である。妥協せずに集めた優秀な人材が、自分たちを成長させるために燃えてくれれば結果は必ずついてくる。
- 日本では、大企業から飛び出して起業するのは、ビジネスマンとしての『失敗』であり『挫折』だとしか思われないのだ。こちらは夢や大志を抱いて独立しているのに、周囲からは『あいつは躓いた』としか見られていない。
- われわれのようなベンチャーが必要としているのは、30代半ばくらいの年代で、それなりに大企業でビジネスの経験を積みながら、そこでは得られない新しい活躍の場を求めているような人たちだ。
- 孔子が『民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず』と言ったそうだが、これは本来『為政者が民衆から信頼を得るよう努力せよ』という意味だそうだ。
- 人々が『金』以外の価値観を持つためにはどうすればいいのか? やはり『教育』である。子どもたちを一人前の社会人として世に送り出すのが教育の目的の1つであるにもかかわらず、『いかに働くか』という教育はほとんどなされていないのではないだろうか?仕事とはなにか、労働の目的とは何か。そういったことを考える機会が、子どもたちにはあまり与えられていない。
- 人々に価値観の多様性を気づかせるためには、社会の側が多くの選択肢を提示しなければならない。
- 現在も『個』の時代が深まっている。『個』とは個人の個性のことである。多様な個性がなければ、新しいフロンティアを見つけることはできない。私は以前から21世紀は『個と知の時代』になると考えて、主張してきた。『知』とは、『知識』というよりも『知恵』『知力』といった意味だ。特許などの工業所有権に結びつくような知的財産や知の価値を生み出す能力のことだ
- 私は最近、チームの時間や自分の時間のほかにも、経営者として充足させるべき『時間』があると考えるようになっている。そう考えるようになったのは、あるところでノーベル賞学者の野良良治博士の講演を聞いたのがきっかけだった。野良博士によれば、人間が『まともに生きた』といえるための条件は2つある。1つは、『自己実現』だ。世間の大半の人々は、それが人生における究極の目的だと思っているに違いない。もう1つは、『次世代への継承』を実現できたときに初めて、その人はよく生きたことになると言うのである。この発想に、私は大いに感動した。
- 人は何のために生きるのだろうか。そして何のためにどう働くべきなのだろうか。これは『自己実現し、伝承すること』だと思う。
(3)本日の気づき
『人は何のために働くのか??』そして『まともに生きた』といえる条件が『自己実現』と『次世代への継承』という気づきを与えてくれただけでも私は本書を読む価値があると思います。 著者は『企業は人でしかない』と言っている通り、人の考え方・価値観そして人柄を重視している事がよく分かる。
そして、『自己実現』をするためには、『1R2E3S』を心掛け、そして知識だけだはなく知恵で勝負するようにとアドバイスされている。
これからの社会生きる上で、そして日常の仕事をして行く上で何が重要なのかを改めて認識させてくれたそんな1冊でした。 派手さはありませんが、是非手にとって読んで頂きたいと思える本です。
番外編
昨日の小阪先生のセミナーの内容を簡単に…。
これからは本格的に『感性社会』に突入するということを前提に、感性社会を生き抜くためにはどうしたら良いかと言うことが本題でした。
それでは、『感性社会』とは何か?最近『ものが売れなくなった』と良く聞くようになりましたが、なぜか?ただバーゲンセールをしてもこれだけものが溢れている社会では、消費者はなかなか『購買』というアクションをとらなくなってきているとのこと。
それでは、どうしたら良いか?
例を挙げれば、下記AとBの2通りのキャッチコピーでどちらのワインを飲みたくなりますか?
『エモーション・ド・テロワール』⇒これ3,800円くらいのワインです。
- A. このワインはジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネ、マルサネの葡萄を使用しています。
- B. 天才醸造家がフランス政府に逆らってまで創ったワインとは?
自分は見た瞬間にBでしたが、いかがでしょうか?
Bにはセミナー内ではこの補足もありました。
このように人の感情にふれることが出来ないとものを購買までもって行くのは非常に難しくなってきているのだと思います。
少し見方、考え方を変えるだけかもしれませんが、このような思考をもてるかどうかがものが売れるかどうかに直結する社会になっているのではないかと思います。
簡単でしたが、ご参考になれば…
一応『招客招福の法則2』の出版記念特別セミナーだったので宜しければ読んでみて下さい。
招客招福の法則 2 (2)小阪 裕司
価格: 1,365
(4)目次
- いい仕事が人生を豊かにする?人生は『時間』の使い方-
- 時間は伸ばせる?『1R2E3S』のすすめ?
- アイデアを生み出す時間の使い方 - 余裕と集中が『知恵』を生む?
- 時間を何十倍にも増やすチームの力 - リーダーに求められること?
- 自分の時間と成果がフェアに生かせる社会へ - 幸せとキャリアとお金の関係-
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
