- 本日のお勧め本「21世紀に生きる君たちへ」
- ここに注目!!「人間の素晴らしさに感動しよう」
- 本日の気づき「2012年に新しい時代へ!?」
(1)本日のお勧め本
対訳 21世紀に生きる君たちへ - 司馬 遼太郎 -
本日は、偉大なる歴史小説家の書き下ろしをご紹介したいと考えます。
この本の内容は、平成元年より小学校用教科書へも使用されており、まさしく今を生きている若者に向けたメッセージなのです。
そして、著者が持っていなくて、あなただけが持っているもの。
それが『未来』なのです。
その『未来』を生きていく上で、さまざまな心構えを教えてくれます。
孤立をしないために助け合う、人は孤立してしまいがちですが、助け合うことこそ、孤立しない方法ではないでしょうか?
1人では何もできなくても、価値観の通じるものが集まれば何かが始まるのだと思います。
そして、その1歩を踏み出せるかどうかが非常に重要なのです。
『たのもしさを持ち合わせた自立した個が助け合って成長していく』
これが21世紀を生きるあなたの目指す姿なのかもしれません・・・。
(2)ここに注目!!
- 人間は、鎖の一環ですね。はるかな過去から未来にのびていゆく鎖の。
人間のすばらしさは、自分のことを、たかが一環がとは悲観的におもわないことです。 - 私が持っていなくて、君たちだけが持っている大きなものがある。
未来というものである。
私の人生は、すでに持ち時間が少ない。例えば、21世紀というものを見ることができないに違いない。君たちは、違う。
21世紀をたっぷり見ることができるばかりか、そのかがやかしいにない手でもある。 - 人間は、自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている。
- すなおでかしこい自己を。
21世紀においては、特にそのことが重要である。 - 鎌倉時代の武士たちは、『たのもしさ』ということを、大切にしてきた。
人間は、いつの時代でもたのもしい人格を持たねばならない。人間というのは、男女とも、たのもしくない人格にみりょくを感じないのである。 - 自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにつくられていない。
このため、助け合う、ということが、人間にとって、大きな道徳になっている。 - 世のためにつくした人の一生ほど、美しいものはない。
ここでは、特に美しい生涯を送った人について語りたい。
緒方洪庵のことである。かれは、名を求めず、理を求めなかった。 - 洪庵は、自分自身と弟子たちへのいましめとして、12か条よりなる訓かいを書いた。その第一条の意味は、次のようで、まことにきびしい。
医者がこの世で生活しているのは、人のためであって自分のためでない。決して有名になろうと思うな。また利益を追おうとするな。ただただ自分をすてよ、そして人を救うことだけを考えよ。
(3)本日の気づき
ある方と話していたら、やっぱり2012年に新しい時代がくるというような事をおっしゃっていました。
どういう時代かは分かりませんが、やっぱり価値観が変わりつつあるんだなっと感じました。
今までの常識が非常識になる、そんな感じなのでしょうか??
今から仮説をたてて色々と検証しつつ、話も聞いていきたいと考えます。
(4)目次
- 人間の尊厳さ
- 21世紀に生きる君たちへ
- 洪庵のたいまつ
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!