- 本日のお勧め本「mission:知識を武装せよ!」
- ここに注目!!「goal:骨太の理解を身につけよ!」
(1)本日のお勧め本
一橋大学ビジネススクール「知的武装講座」 - 伊丹 敬之 -
本日は、少し古い本ですがビジネススクールの講座を本にした『知的武装講座』をご紹介したいと考えます。
著書では、知的思考は『骨太の理解』を目指すものではなくてはならないと触れており、そのためには『人間と社会の動きについての基礎理論』、『理論と現実の往復運動の訓練とその思考法の徹底訓練』の2つが必要であると言っている。
事例は古いのは仕方がない面があるが、企業の第5の資源はコーポレートブランドと指摘するなど、今なお使用できる理論や考え方が盛り込まれている。
この知識を武装し、それを持って行動する人間こそ、この変革期に必要な人材になってくるのです!!
(2)ここに注目!!
- 国立の経営学修士コースは、もちろんMBAとしての標準的な内容を中心とはしているが、3つの特徴を持ちたいと考えている。それは、社会科学的見方の重視、歴史・古典・哲学の重視、現実と分析の間の往復運動っとそのための議論と対話の重視、という3点である。
- 日本の経済社会が真に必要としているのは、現実の企業・産業のさまざまな複雑な現象に対して深い分析を加えることのできる大きな視野の人材である。
- 知的思考は、『骨太の理解』を目指すものではなくてはならない。知的に厚い思考の結果として生まれる。『骨太の理解』を重要な現象について持つことは、ビジネスマンにとってきわめて大切である。
- 社長たちに望みたいのは、とにかく自分の頭で考え抜いてほしい、ということである。そして考え抜くだけの時間をきちんとつくり、考えるための体力を温存しなくてはならない。
- まずいことに、規模が大きくなってんも収益性が高まる保証はどこにもない。
それを実証してきたのが、じつは過去に合併した日本の銀行だった。
第一勧業しかり、さくら銀行しかりである。 - コーポレートブランドは、主要なステークホルダーである顧客、株主、従業員のそれぞれの価値を連結し、3つの間にシナジーを生み出し、その結果、企業価値を高める原動力となる。その意味でヒト、モノ、カネ、情報に次ぐ、まさに『第五の経営資源』といえる。
- 企業の競争力を決めるのは、水面下に沈んでいる『特許化』されていないビジネスモデルの集合といえる。
- マネジメントの基本は、内向きではなく、外向きでなければならない。
これが基本的なメッセージである。 - 大学時代にすでに批判的に読み、書き、発表し、という作業がクセになるほど勉強した人が長期的には有利である。
(3)目 次
- 日本企業の経営課題
- 企業価値を創造する経営戦略
- 人と組織を活性化させるための戦略的課題
- 複雑化する金融・為替を理解する
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!