- 本日のお勧め本「知らないは命取り『会社法』」
- ここに注目!!「会社法を制定したねらい」
- 本日の気づき「不景気の変わり目」
(1)本日のお勧め本
わかる! 会社法 - 小林 英明 -
本日は、誰もがかかわりを持っている会社に対する法律『会社法』の本をご紹介したいと考えます。
勤めていたり、経営していたり、誰もがかかわっている会社ですが、その会社に対する法律である『会社法』の詳細をご存知の方はあまりいないのではないでしょうか??
自分もその1人であり、一度は会社法を知ろうと思いこの本を手にとってみました。
なぜ、会社法を知る必要があるのか?
それは、知らないでは済まされないからです。
そう、『事後チェック型社会』では、会社は自由な活動の代わりに、不適切な行為をすれば、事後的に厳しく責任を追及されるからです。
そう経営者は特に会社法のアウトラインを知らずに経営は出来ない社会になりつつあるのです。
特に、経営者のあなたは一度は手にとって読んでみて下さい!!
(2)ここに注目!!
- 会社法を制定したねらいは、次の2つにあります。
1つは、『会社に関する法律を読みやすく、理解しやすくすること』、そしてもう1つは、『法律の内容を大幅に変更すること』です。 - 会社法は次のように構成されています。
総則、株式会社、持分会社、社債、組織変更、外国会社、雑則、罰則 - 現在、会社は日本全国に250万社以上あります。そのうち、資本金が1億円以上の株式会社は約4万社しかなく、全体の2%にもなりません。
- 私たちが日常的に使用している『会社』という言葉を法律的に説明すると、次のようになります。一言でいえば、会社は『営利を目的とする社団法人』です。
- 会社には、合名会社、合資会社、合同会社、株式会社の4種類があります。
- 株式会社の最大の特徴は、社員の地位が『株式』という細分化された割合的な形をとっている点にあります。
- 従来、株式会社には、必ず監査役が必要でしたが、会社法により、取締役会を設置しない会社においては監査役は不要となりました。
- 会社であれ個人経営であれ、事業を行うには資金が必要です。
会社は個人経営に比べて資金調達の方法にバリエーションがあり、また、多額の資金を集めることができます。 - 会社法は最低資本金制度を廃止し、0円の資本金であっても株式会社を設立できることにしており、今後経済に活力を与えることが期待されています。
- 会社を作るには次の3つを行えばよいのです。
1)会社の根本規則たる定款の作成
2)有限責任社員の出資の履行
3)登記 - 会社の設立とは逆に、会社は解散により廃止することができます。
解散事由は、
1)株主総会の特別決議
2)合弁
3)破産手続の開始
4)定款で定めた期間終了等です。 - 会社が倒産状態になったとき、債権者間に不公平を生じさせないために、一定のルールに従って、倒産した会社の財産関係を合理的に処理することが行われます。
- 破産の手続きは、裁判所が選任した破産管財人によって行われます。
- 民事再生とは、会社更生と同じく、倒産会社の再建を目指す手続きです。
これまでの取締役がそのまま経営陣として残り、再建にあたる点に特徴があります。
(3)本日の気づき
久々にRTRのミーティングに・・・。
この不景気とは思えないほど、人が集まっており議論も盛んで盛り上がっていました。
世の中不景気といいますが、確実に時代の変わり目に差し掛かっているような気がします。
(4)目次
- 会社法に関する基礎知識
- 株式会社の機関
- 役員、従業員の義務と責任
- 役員、従業員の刑事責任
- 資金調達
- 会社の会計
- 設立、解散
- 企業グループ、事業の再編
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!