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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 276回 『人間知とは?』

276回 『人間知とは?』

  1. 本日のお勧め本「日本企業が成功した要因」
  2. ここに注目!!「4つの知識変換モード」
  3. 本日の気づき「EPM勉強会」


(1)本日のお勧め本

知識創造企業 - 野中 郁次郎 -

 
本日は、今から13年前の1996年に初版されていながらも今の時代に正に必要な考え方である企業の在り方について説いた本をご紹介したいと考えます。
 
日本企業が成功した根本要因は、『組織の最も基本的な要素である人間知』であるというのがこの本の結論であり、出発点は『知識を創造する』ことからはじまるというものである。
 
そんな知識創造企業の事例も交えながら解説する本は、今こそ見返す1冊にはもってこいではないでしょうか??


(2)ここに注目!!

  • この本の中で我々が主張しているのは、日本企業は『組織的知識創造』の技能・技術によって成功してきたのだ、ということである。組織的知識創造とは、新しい知識創造とは、新しい知識を創り出し、組織全体の能力のことである。
    これが日本企業成功の根本要因なのである。なぜ日本企業が成功したかについての理論はたくさんあるが、我々が突き止めたのは、組織の最も基本的で普遍的な要素である人間知であった。
  • この本の焦点は、知識の『創造』であって知識そのものではない。しかし、知識創造の日本的方法を理解するためには、まず知識そのものの検討が必要である。
  • 日本企業の知識創造の特徴は、せんじつめれば、暗黙知から形式知への変換にある。
  • イノベーションを起こす組織は、単に既存の問題を解決し、環境変化に適応するために外部からの情報を処理するだけではない。問題やその解決方法を発見あるいは定義し直すために、組織内部から新しい知識や情報を創出しながら、環境を創り変えていくのである。
  • 我々の知識創造理論において最も重要なのは、暗黙知と形式知の区別である。
  • 知識が、異なる知とくに暗黙知と形式知の社会相互作用をつうじて創造される前提に基づけば、4つの知識変換モードが考えられる。
    1)共同化-暗黙知から暗黙知へ
    2)表面化-暗黙知から形式知へ
    3)連結化-形式知から形式知へ
    4)内面化-形式知から暗黙知へ
  • 知識スパイラルを促進するために組織レベルで必要となる5つの要件を考察する。
    1)意 図
    2)自律性
    3)ゆらぎと創造的なカオス
    4)冗長性 
    5)最小有効多様性
  • トップは、知識ビジョンを創り、それを組織全体に伝えなければならない。
    知識ビジョンは、社員に自分たちが住む世界の心象地図を提示し、どのような知識を追求し創造すべきか、そのおおよその方向を示す『分野』や『領域』を画定する。
  • 我々は、ミドル・マネジャーが組織的知識創造のプロセスにおいて鍵となる役割を果たすと見る。彼らは知識が豊富で、社内の縦と横の情報の流れの交差するところに位置しているので、チーム・リーダーを務める資格がある。

(3)本日の気づき

 
EPM勉強会に参加をしました。
その勉強会でもたまたまこの本が取り上げられていました。
 
今日のテーマはイー・ラーニングだったのですが、教育は投資とみなすアメリカと教育はコストとみなす日本の差がこの先でてこないか心配です。


(4)目次

  1. 組織における知識 - 序論
  2. 知識と経営
  3. 組織的知識創造の理論
  4. 知識創造の実例
  5. 知識創造のためのマネジメント・プロセス
  6. 新しい組織構造
  7. グローバルな組織的知識創造
  8. 実践的提言と理論的発見

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!