- 本日のお勧め本「『創発』とは何か?」
- ここに注目!!「創発社会の形成」
(1)本日のお勧め本
創発するマーケティング - DNP創発マーケティング研究会 -
本日は、『創発するマーケティング』というあまり聞き慣れない??マーケティングの本をご紹介したいと考えます。
『創発マーケティング研究会』とは、『DNPグループは、21世紀の創発的な社会に貢献するを経営理念に掲げるDNP大日本印刷の呼びかけにより始動』した研究会であり、様々な方が関係しております。
では、『創発』とは何か?
『理念を実践に移し、成功や失敗を反復する中から戦略が湧き上がってきます。
これを「創発」とよぶ』と著書中にあります。
こうした概念をもとにした事例が4例ほど挙げられたおり、この事例を見るだけでも本書の価値はあります。
創発するマーケティングの概念に触れる為にも是非読んで頂きたい1冊です。
(2)ここに注目!!
- 産業文明の時代と情報革命時代の後にやってくる新しい社会においては、デジタル・ネットワークのもつ役割の重要性はますます増大する。『創発社会』が到来するということは、活字メディア文化の比重が減じ、デジタル・ネットワークが大きくクローズアップされる時代でもある。
- 『創発時代』の新しい担い手の、あり得べきマインド特性を最も見事に語ってくれたのは、D・ピンクであった。
ピンクは、時代を3つに分ける。『産業社会時代』、『情報革命時代』、
『コンセプト中心時代』である。現在は、『情報革命時代』から『コンセプト中心時代』への転換期にあるという。 - 『創発社会』は、新しい時代をつくりだすエンジンでもあるが、丸ごと自動車そのものではない。『創発社会』は、いわば『社会のなかの社会』なのである。
- 『創発社会』とは、それ自体がたえず新しい予想を超えた異質な現象を発生させる社会のことだ。
- 創発的消費の本質とは、企業やメディアから提示された素材を活用しての加担創作であり、『ゼロからの創作』とは異なる。
- そもそも創発とは、最近使われ始めた言葉ではない。暗黙知、形式知をいう知識の分類をしたマイケル・ポランニーは『暗黙知の次元』において、『創発』という概念について『局所的な相互作用を持つ、もしくは自律的な要素が多数集まることによって、その総和とは質的に異なる高度で複雑な秩序やシステムが生じる現象の事』と説明している。
つまり、ある条件からの予測を超えた構造が起きることを『創発』といっているのだ。 - 『理念を実践に移し、成功や失敗を反復する中から戦略が湧き上がってきます。これを「創発」とよぶ』
- いま、確実にいえるのは、市場と企業の距離や立場が近くなっていく中で、一番の強みとなり得るのは、企業のもつ特性や本質的な魅力である。
- マーケティングにおける創発の特徴は、既に見た個人や組織をベースとした創発のほかに、顧客と企業との関係性の中に創発の契機が見出される、という点にある。
そしてここで生じた創発は、さらに企業と顧客との関係性を強化する。すなわち、創発と関係性とがスパイラルに進化していくのである。我々は、このスパイラル的進化を徹底的に生かそうとするマーケティングを「創発マーケティング」と呼ぶことにする。 - 個人にせよ組織にせよ「創発を取り込む」ことは「自分を変える」ことだということであり、それゆえ創発は自己革新を含んでいるということである。
(3)目 次
- 『創発社会』の到来とビジネス・パラダイムの転換|井関 利明 慶應大学 名誉教授
- 創発的消費をめぐって|山川 悟 マーケティングプランナー
- Colum:ユニークな発想は創発から生まれる|高橋 誠 日本教育大学院大学 教授
- 市場参加型マーケティングの構図|新井 範子 専修大学 教授
- 創発マーケティング事例~事例を読み解くにあたって|上原 征彦 明治大学大学院 教授
- 創発マーケティングの実践論理|上原 征彦 明治大学大学院 教授
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
