- 本日のお勧め本「ビジネスはとにかく『スピード』が命なんです!」
- ここに注目!!「能力×時間×効率(スピード)=良い仕事」
- 本日の気づき「吉越さんの本の中でも好きな本の1冊」
(1)本日のお勧め本
2分以内で仕事は決断しなさい―スピード重視でデキる人になる! - 吉越 浩一郎 -
本日は、元トリンプ社長の著者がどのように仕事を決断しているのかを説いた本をご紹介したいと思います。
著者が『ビジネスで何より大切なのは【スピード】なのです。』と説いている通り、トリンプがいかにスピードを重視しているのかが分かります。
その象徴が有名になった『早朝会議』の手法に現れています。
会議で決まったことは、その日のうちに実行に移します。
仕事のデッドラインは、明日の会議までが基本です。
この2行に表されている通り、先延ばしをしないのがこの会社の基本です。
自分もある外資系のトップ保険営業マンに話を聞いたことがあります。
紹介したもらったお客さまにはすぐ電話をする。そうすれば次の日に会えるそうです。でも、普通の営業マンは目の前の仕事に手をつけて、次の日とかにしてしまう、そうすると会えるのは2.3日後、ヘタをしたら来週になってしまうとのこと。
そうなると、5日とかの差が出てしまう。
この小さな差がトップと普通の営業マンの差だということです。
トリンプもきっとこの小さな積み重ねで、18年連続 増収・増益を成し遂げたのだと思います。
当たり前だけど、実行できていないことがこの本にぎゅっと詰まっています。
(2)ここに注目!!
- ビジネスで何より大切なのは『スピード』なのです。
- スピードがビジネスにおいていかに大きな武器となるか。それを実感するには、まず自分が走り出すことです。立ち止まって考えていても、けっして答えは見えてこないのですから。
- 初動を早めれば、仕事の負担は軽くなります。デッドラインは、仕事をつらくするためではなく、むしろ楽にこなすための設定なのです。
- 仕事のキャパシティは『能力×時間×効率(スピード)』と言い換えることもできます。
- 会議の目的は『誰が』『何を』『いつまでにどうやるか』を決めることです。
- トリンプでは、会議で決まった仕事にすべてデッドラインをつけています。デッドラインで追いたてるのは、早く取り掛かる習慣を社員に身に付けさせるためでもあります。
- 現場で役立つノウハウは会社が教えられないものです。仕事の面白い部分は、自分から積極的に学び取るしかないのです。
- 料亭では、技を盗める人だけが一流の板前に育っていきます。
これはビジネスの世界でも同じです。上司や同僚の仕事ぶりを見て、そこから技を盗める社員は確実に伸びていきます。教えてもらうのを受身で待っているような社員は論外なのです。 - 目の前の売上を追いかけるのではなく、来月、再来月に売るためにいま何をすべきなのか。営業はつねにそんな仕掛けを意識しなくてはいけません。
- 打てる手はすべて事前に打つ。当たり前のようですが、それが利益を生む最大のコツなのです。
- 大切なのは、トップと現場の距離を近づけること。それによって、トップの決断力が最大限に活きてくるのです。
- 競争・共生・我慢。このうちのどれかひとつが欠けても会社ではやっていけないのですが、その中で一番伸びてきた木にもっと日が当たるようにしてあげられる会社こそがさらに伸びていくのではないでしょうか?
(3)本日の気づき
この本は、吉越さんの本の中でも好きな本の1冊です。
確かにスピードというと当たり前のようですが、この小さな積み重ねがきっとビジネスの基本なのだと思います。
そんな基本を思い出させてくれる本です。
(4)目次
- スピードのない会社は生き残れない
- 会議でスピードは速くなる
- 利益を生み出す『ムダ取り仕事術』
- 仕事を100倍面白くする方法
- デキる社員は勝手に育つ
- 利益を生む組織を作りなさい
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!