- 本日のお勧め本「『福田首相辞任』の真相」
- ここに注目!!「アメリカかたの要求。日本の判断。ルール。」
- 本日の気づき「仕組みづくりの大切さ」
(1)本日のお勧め本
「大恐慌」以後の世界 - 浜田和幸 -
本日は、大恐慌以後の世界を展望する意味でも読んでみたい1冊をご紹介したいと思います。
著者は、国際未来科学研究所の代表であり、投資銀行、ヘッジファンドがメインであった新自由主義、市場原理主義経済が今後どのように変化していくかを説いた1冊になっています。
そして、この本の中で世界の流れもそうですが、福田前首相の辞任の理由。
実はアメリカからドルの融通を迫られたからだったとのこと。
自分は初めて聞きましたが、辞任の理由の候補としてはそれなりの筋が通っているなあと感じました。
今後の世界の流れ、そしてその中でどのようなポジションを日本が築いていくべきかを知る上でもおもしろい1冊だと思います。
(2)ここに注目!!
- 2008年9月25日、ドイツのシュタインブリュック財務相は、ドイツ議会で歴史に残る演説をした。『世界は危機前とは一変するだろう。アメリカは世界の金融システムにおける超大国の座を失い、世界の金融システムはいちばんと多極化するだろう』と述べた。
- ウォール街大崩壊の直接のきっかけは、2008年3月の大手投資銀行ベアー・スターンズの破綻である。つい数ヶ月前まで株価100ドルを誇った銀行がたった2ドルで買収されるまでに転落。
- ベア・スターンズがこのような運命になったのは自業自得である。なぜなら、自己資本が800億ドルでありながら、13兆4000億ドルもの巨額な投資を操り、平然と莫大な利益を貪っていたからだ。
- アメリカのドルは、世界最強と言われた政治・経済・軍事力を背景に、アメリカの国内通貨である以上に、世界の共通通貨として広く流通してきた。
- 政府管理下に置かれたファニー・メイとフレディ・マックは、今後、抱え込んだ住宅ローンを処理することに追われる。5兆ドルといえば、日本円にして約500兆円を超えるから、その作業に何年かかるかは、いまのところまったくわからない。
- ゴールドマン・サックスが2008年の年初に行なった予測『砂糖を除く、すべての食料品の価格が2008年後半には急上昇を遂げる』は、後半を待つまでもなくほぼ的中している。なかでも顕在化してきたのは、世界的な米不足である。
- バブルは人間の欲望がつくり出す。欲望だから仕方ないという見方もあろうが、その背景に、アメリカ全体がそもそも『借金経済』であるということを指摘しておきたい。
- あのローマ法王のベネディクト16世までもが、バチカンで開かれた枢機卿会議で、『これからもっと多くの銀行が倒産する。お金が価値を持たなくなるだろう。砂の上に豪邸を建てても長続きしない』と発言、ウォール街の金権亡者に『悔い改めよ』と訴えた。
- 要は、原油を使うから買うのではなく、金儲けの対象として弄んでいる連中がゴマンといたのである。そんなウォール街の金儲けの亡者たちをのさばらせてきたのが、原油先物市場の隠された仕組みである。それは、買い注文を入れる際に、手付金を6%しか払わなくてもいいという制度である。
- 政府が統制するようになった市場が、ふたたび自由な活力ある市場に戻るには、この先、実体経済である製造業中心の産業が発展しなければならない。
- 2008年9月1日の福田康夫首相の突然の辞任は、アメリカ政府からしつこく『ドルを融通してくれ』との圧力を受けていたようなのだ。しかも、それは半端な金額ではなかった。じつは、日本が保有する全外貨準備高にあたる1兆ドルの提供を求められたという。
- 日本政府は慎重な構えであったが、ブッシュ政権の圧力を受け、金融庁の金融市場戦略チームが中心となり対米支援の目玉として『100兆円の投入』が検討された。この金融庁の動きを止めたのが、福田前首相であった。
『いくら同盟国とはいえ、あまりに無茶な要求。いくらお人よしの日本とはいえ、そんな理不尽は飲めない。』といって、辞任したのだった。 - いまや市場原理に基づく新自由主義経済、あるいはカジノ経済、マネーゲームは終焉した。アメリカは、新たな大統領の下で再びルールを変えようと目論んでいる。
- 日本がババを引かないためには、このアメリカによる身勝手なルールづくりを阻止し、真に開かれた国際経済の仕組みを新たにつくり上げることができるかどうかにかかっている。
(3)本日の気づき
仕組みづくり、これが経済でも会社においても非常に重要であると感じます。
日本が苦手な分野ではありますが、これからは企業にとって非常に重要な1つのテーマになってくるのではないでしょうか?
(4)目次
- 世界覇権を失いつつあるアメリカ
- ドル暴落と通貨の多極化
- 危機は最悪のシナリオで進行する!?
- 誰も止めなかったウォール街の暴走
- 怒れ、市民!彼らはグルだ!
- 石油高騰の裏側で
- 中国経済も崩壊寸前!?
- インド、ロシアと新冷戦
- アメリカの逆襲
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
