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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 010回『シンプリシティの法則』⇒シンプリシティとは??

010回『シンプリシティの法則』⇒シンプリシティとは??

  1. 本日のお勧め本「シンプリシティの法則 - ジョン・マエダ」
  2. ここに注目!!「市場にはシンプルシティを約束するものがあふれている。」
  3. 本日の気づき「今後は、製品そして企業の組織でもシンプリシティという言葉がより注目されていくのではないか?」


(1)本日のお勧め本

シンプリシティの法則 - ジョン・マエダ

価格: 1,575

本日は、著書は全く知らなかったのですが、題名と表紙に惹かれて思わず買ってしまあった1冊です。ただ、丸善の非常に目立つところに置いてあったので、著書の紹介欄を見たら思った以上に有名そうな方なので驚きました。

著者のジョン・マエダ氏は、米国有数の芸術大学であるRhode Island School of Design(RISD)の学長に08年6月に就任予定だそうです。

内容もシンプリシティという一見簡単そうで、非常に複雑なものを近に解説をしてくれており、99ページしかありませんが思わず読みいってしまう1冊です。是非、読んでみて下さい。私的には絶対に買い!!の1冊だと思います。(^^)

特にデザインに興味のある方には是非!!


(2)ここに注目!!

  • 市場にはシンプルシティを約束するものがあふれている。シティバンクは『シンプルシティ』クレジットカードを発行し、フォードは『価格設定をシンプルに』というキャンペーンを実施し、レックスマークは消費者経験を『簡単にする』と宣言している。
  • 需要の論理とは裏腹に、『シンプルシティは売れる』のだ。アップルのiPod - ほかのデジタル音楽プレイヤーよりも機能は少ないのに価格は高い - のすばらしい商業的成功は、このトレンドを裏付ける重要な例だ。
  • 重い罪を受けずにシステムの機能を削れるとき、真の単純化が実現する。取り除けるものがすべてなくなったら、次の一連の方法が使える。私はこれらの方法をSHEと名づける。
    縮小(SHRINK)、隠蔽(HIDE)、具体化(EMBODY)である。

    • 縮 小(SHRINK)
      モノが小さければ小さいほど、おかしな動きをしても、私たちは大目に見ることが多い。小さくなると、その存在に対する私たちの態度はおおらかになる傾向がある。
    • 隠 蔽(HIDE)
      取り除ける特徴をすべて取り除き、製品がスリムで、軽く、薄くなったら第2の方法をとるべきだ。コンプレクシティを力ずくで隠蔽するのだ。
    • 具体化(EMBODY)
      特徴が隠され、製品が小型になると、いっそう必要になることがある。つまり、隠蔽や縮小のあとで、失われた高価値観をモノにまとわせることだ。品質の具体化は、第一に経営上の意思決定であり、デザインやテキノロジーのそれではない。

    SHEがうまくいくなら、小さいことはいいことなのだ。出来ることを減らし、ほかのすべてを隠しつつ、本来の高い価値観が失われないようにすることだ。

  • 世界でトップクラスのデザイナーはみな、何かを見るとき目を細める。木を見て森を知るために?正しいバランスを発見するために?目を細める。目を細めて世界を見ることだ。見るものを減らすことによって、わかることが増える。
  • 学習の質が最も高いのは、特定の知識を得たいという願望があるときだ。
  • 基本ははじまりである。(BASICS are the beginning)
  • 同じことを何度も繰り返し言う。(REPEAT yourself often)
  • やけを起こさせないようにする。(AVOID creating desperation)
  • 例を使ってインスピレーションを与える。(INSPIRE with examples)
  • 繰り返し言うことを決して忘れない。(NEVER forget to repeat yourself)
  • 反復は機能し、みんあそうしているのだから。シンプリシティと反復に関連があることは、2004年のジョージ・W・ブッシュ大統領の再選を報じた Slate.com の記事によって裏つけられている。その見出しはこうだった。『シンプリシティ、シンプリシティ、シンプリシティ』。
    選挙遊説でブッシュは、テロリズムとイラクに関して同じシンプルなメッセージを繰り返し発したのだ。
  • 毎日、世界で最も優秀な若者たちが、私の元を訪れる。表向きは教師だが、逆になることも多い。例えば、マークという学生は、死を迎えようとしている貧しい人たちの保護施設でボランティアをしていた。そこでマークは心のなかでこうつぶやいた。『人生の終わりを目前にして、もうこれしか持っていないというときに、手元に置くべき貴重品は何だろう?』。彼が終始目にしたのは、1つの指輪、1枚の写真、その他の小さな思い出の品だった。思い出こそが死に臨んで大切なものだと。このマークの言葉に耳を傾ければ、人生とは単純なものなのだ。

(3)本日の気づき

文中にも度々出てくるがiPodが現在もっともシンプリシティを象徴した製品であると思う。WikipediaのiPodのリンクを見てもらえば一目瞭然であるが、第六世代まで発売されているiPodは世代を追うごとにシンプルになっている印象を受ける。

世の中色々な情報に溢れ、日々私たちが使用する電化製品・AV機器も複雑に進化しているが、デザインはよりシンプルな方向へ向かっていると思う。当然、シンプルさだけではなく、複雑さも必要かと思うがすっきりしたシンプルさはよい印象を受けやすいのではないか?

ものごとも複雑に考えすぎるほど、思考停止状態に陥る可能性があり、よりシンプルに考えることも求められてくる。

今後は、製品そして企業の組織でもシンプリシティという言葉がより注目されていくのではないか?と考えさせてくれる1冊でした。

◆ おまけ ◆

シンプリシティの法則のHP可愛いMP3プレイヤーがのってます!!
是非ご覧なってみてください。
http://lawsofsimplicity.com/page/3/


(4)目次

ちょっと読みにくいですが、法則ごとの説明も確認下さい

シンプリシティー=健全さ

法則1 削 減

・シンプリシティを実現する最もシンプルな方法は、考え抜かれた削減を通じて手に入る。

法則2 組織化

・組織化は、システムを構成する多くの要素を少なく見せる。

法則3 時 間

・時間を節約することでシンプルシティを感じられる。

法則4 学 習

・知識は全てをシンプルにする。

法則5 相 違

・シンプルシティとコンプレクシティは互いを必要する。

法則6 コンテクスト

・シンプリシティの周辺にあるものは、決して周辺的ではない。

法則7 感 情

・感情は乏しいより豊かなほうがいい。

法則8 信 頼

・私たちはシンプリシティを信じる。

法則9 失 敗

・決してシンプルにできないこともある。

法則10 1

・シンプリシティは、明白なものを取り除き、有意義なものを加えることにかかわる。
1つめの鍵 アウェイ
・遠く引き離すだけで、多いものが少なく見える。
2つめの鍵 オープン
・オープンにすればコンプレクシティはシンプルになる。
3つめの鍵 パワー
・使うものでは少なく、得るものは多く。
人生

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!