- 本日のお勧め本「利益力の源泉 -池田 和明」
- ここに注目!!「日本企業の利益の源泉を強化する方法について検討する。」
- 本日の気づき「今後の利益の指数は『付加価値』=『GDP』が重要視されるべきだ。」
(1)本日のお勧め本
利益力の源泉?いかに付加価値を創出するか - 池田 和明
価格: 1,890
本日はIBMビジネスコンサルティングサービスの池田和明さん著の 『利益力の源泉』です。
下記URLに池田さんのプロフィールがのってます。(ちなみに写真も)本の内容からもっと老けた??人を想像してましたが、以外に若いです。(もし、読んでいたらすいません…。)
IBM BCS 戦略コンサルティング 専門家たち 池田和明
http://www-06.ibm.com/services/bcs/jp/solutions/sc/consul/ikeda.html
それにしても、最近コンサルタントの方が書かれる本を良く目にするような気がします。小宮一慶さんや勝間和代さん、そして村中剛志さん等々。やっぱりちょっと違った見方を出来るのでしょうか??
さて、本書は今の日本人に求められるもの、それは付加価値の創出であると著者は言われています。ドラッガーは、先進国がその競争力を維持するための唯一の方法は、『知識労働における量的リードを、質的なリードに変えること』だと述べるという言葉は有名ですが、この質的なリードとは何かを分かりやすくそして例題を挙げながら説明しています。中間管理職の方、そして経営者の方には必読な本かもしれません…。是非、読んでみてください。
(2)ここに注目!!
- 繁栄の源泉である『利益』について、どこから創出されるのか、源泉とは何かを検討し、更に日本企業の利益の源泉を強化する方法について検討する。
- 企業内で経営指標としても、あまり注目されてこなかった『付加価値』の、企業にとっての重要性について述べる。
- 企業にとって『利益』とは何だろうか? - 利益とは、企業に投資された資本の増加額のことであり、企業活動を通じて獲得されるものである。つまり、近年の日本企業の利益率向上は、日本企業が高い価値を創出するようになったためではなく、人件費として社員に分配する比率(労働分配率)を減少させることによって、達成してきたものだといえる。
- 大切なのは、日本企業が、豊かさの源泉である付加価値をいかにして創出するか、に焦点を当て、そのための施策を実行していくことである。
- ひとつの国で創出される付加価値の総額は、国内総生産(GDP)と呼ばれ、その国の経済規模や豊かさを表す指標として用いられている。個別の企業にとっても、『付加価値』は、利益と同様に、重視されるべき指標にほかならない。
- 天然資源に乏しい日本が、過去成長できたのは、ひとえに人的資源を活用できたからである。その人的資源が子化によって量的に減少する上に、質までも低下するならば、日本の将来に対して悲観的にならざる終えない。それは日本企業にとっても市場の縮小や、社員の生産性の低下につながり、大きな問題になって返ってくる。日本の人材の付加価値創出力、つまり人材レベルでの生産性を高めていかなければならない。
- トヨタの強みの根本は、『トヨタウェイ』と呼ばれるトヨタにおける仕事のやり方を見につけた社員の『継続的改善』にある。そして歴代のトヨタの経営陣は、そのためには長期雇用は不可欠だ、と述べている。同社の渡辺社長は、2007年に行われた『ハーバード・ビジネス・レビュ-』の編集長によるインタビューの中で、次のようにコメントしている。『トヨタの発展を可能たらしめてきたものは何だと思われますか?当社はこれまで一貫して同じことを続けてきました。これは現在も変わりません。当社に天才はおりません。我々は何であれ、正しいと信じることを実践し、毎日毎日少しずつ改善するという努力を積み重ねています。ですが、このような改善も70年間蓄積すると、やがて革命をもたらすのです。』
- アインシュタインは『創造力は知識より重要である』と語った。
- 製造業と非製造業との生産性の違いのもっとも大きな要因は、グローバル化への取り組みの違い、そして、グローバル化を生産性向上の梃子にできているか否かの違いにあると考えている。非製造業においても、製造業がやってきたように、自社のサービス、自社のノウハウが込められたサービスをグロ-バル市場で展開し、付加価値を獲得することに挑戦すべきである。
- 日本を取り巻く厳しい状況を、乗り越えていくためには、客観と主観、冷静と情熱、これらの対立を止揚させて、かつ論理だけではなく実践につなぐことが、強く求められていると思う。
(3)本日の気づき
今までは、利益というと経常利益とか営業利益の決算書に出てくる数字しか頭になかったが、著者は今後の利益の指数は『付加価値』=『GDP』 が重要視されるべきだと言っている。確かに中国・インド・タイ等に量的なリードを日本がするのは至難の業であり、質的なリード・付加価値をいかにつけていくのかを考えた方が現実的であると思う。
著者は、本書の中で大企業の経営者ほどもっとチャレンジをしてこのような活動に取り組むべきとしている。 今後は1人1人がこのような問題意識を持ち、『豊かさ』をいかに維持していくのか、そしてその為には何をすべきかを考えていく必要性を強く感じた。
本書の中の例題もキャノン・トヨタ・ソニー等の記事も取り上げられており、ご興味のある方は是非読んでみて下さい。
(4)目次
- 利益の源泉第一章 日本企業には『付加価値創出力』が求められている
- クリティカル・リソースとは何か
- クリティカル・リソース経営モデルを構想する
- 『つなぐ、試す、学ぶ』イノベーション・スパイラル
- 希少性をめぐる地球規模の戦いが始まっている
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
