(1)本日のお勧め本
社長が戦わなければ、会社は変わらない - 金川 千尋 -
本日は、信越化学の社長である著者が、経営に関する心構えを説いた本です。
信越化学というとユニークな経営手法で有名ですが、この社長が如何に仕事に向き合っているかが良く伝わってくる1冊です。
この本では、特に子会社であるシンテックという会社の事例が使われていますが、この会社は信越化学の子会社でありながら世界一の塩ビの生産能力を誇るそうです。
著者は最後に『日本企業の経営者である我々が勇気を持って戦えば、日本は必ず明るく豊かになります。我々の会社に、そして日本に、明るさを取り戻そうではありませんか?』と締めくくっています。
この本は2002年に書かれていますが、今の時代にこそこのような心構えが必要なのかもしれません・・・。
(2)ここに注目!!
- 『世界に通用する企業になる。わが社は欧米企業に負けない』
私が常に意識してきたのはこのことでした。現在、わが社は世界に通用する企業だという評価をいただいておりますが、最初からそうだったわけではありません。 - 熱狂にあっても冷静に判断し、時流にやみくもに乗らない。これが私のやり方なのです。
- わが社ではここ数年、年間に約1300億円のキャッシュフローがあります。
これをどんどん投資しなければもったいないという意見がありますが、そうは思いません。高い確率で成功する見込みのある仕事でなければ絶対にキャッシュは使わないというのが、私の考え方だからです。 - 会社を改革するために、経営者にはどのような能力が要求されるのでしょうか?
私の見るところ、会社を変えられる人の条件として大切なことが2つあります。
それは、まず会社をどう変えるのかという目標をはっきりと持っていること、そして現状を正確に判断できること、この2つです。 - きちんと人を見るということが適材適所の大前提です。人事部は、あくまでも事務処理に徹するべきなのです。経営者は、間違っても、人事部に人事権を振り回させてはなりません。
- 『やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ』
かつて、山本五十六長官はこう言ったそうですが、まさにその通りです。私はこの言葉が好きで、人を動かし育てる要諦は、この言葉に尽きていると思っています。 - 事業を投げ出すのは簡単ですが、それでは何も成し遂げられません。事業への情熱や成功させたいというこだわりは必要なのです。
- 私は合理的経営の最もいい手本はシンテックだと考えています。
信越化学の子会社であるシンテックは、アメリカのテキサス州に本社を置く、世界一の塩ビメーカーです。シンテックの生産能力は231万トンであり、これは日本全体の塩ビ生産能力である250万トンにほぼ匹敵しています。 - 世界に通用する企業となるには、経営者に事業家としての手腕と国際感覚が必要です。
- 私は、経営者には判断力、先見性、決断力、執行能力が必要と考えています。
- 経営においてスピードは重要です。私は常にスピード経営を意識しており、意思決定、その伝達、そして実行と、すべてを素早く行なうようにしています。
- 事業本来の姿とは、自ら投資して自らのリスクで物をつくり、自らが売ることだと、思うようになったのです。
- 経営者は、常に備えてしなければなりません。ピンチに対してもそうですが、チャンスに対しての備えも重要です。
- 【序 章】成功体験には引きずられない
- 自分流の経営で戦う
- 会社を変革するために戦う
- 少数精鋭でムダと戦う
- 世界を舞台に戦う
- 戦うトップの条件
- 日本企業よ共に戦おう
(3)目次
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
