(1)本日のお勧め本
修身教授録―現代に甦る人間学の要諦 - 森 信三 -
本日は、前回の「本日の気付き」でも触れたとおり、小宮一慶先生と野口嘉則さんの推薦書であり、絶対に外れはないという確信のもとに購入した本をご紹介したいと思います。
まず著者の森信三氏とはどのような方か?
大正12年京都大学哲学科に入学し、主任教授 西田幾多郎の教えを受け、卒業後同大学大学院に籍をおきつつ、師範学校の専任講師となる。
その専任講師の時代の授業の一部の記録がこの本のもととなっており、本としては将来先生になる人に向けて書かれている内容ではあるが、この本は一般のビジネスパーソンにも十分何かを得る価値がある本であります。
著者は、『人生の根本は、何よりもまず真の志を打ち立てるところに始まるわけであります。』と述べており、志をもつことがなぜ重要なのかについてもふれています。
この本は、深く読んでいると正に著者と対話をする感覚が味わえる本で、500ページを超える長作ではありますが、読んでいて飽きを感じさせません。
すでに28刷を発行している本を、いつ読むのかはあなた次第です。
著者は35~40歳の間にいま一度人生を考え直す意味で、伝記を読むことをススメテいます。
この本は正に著者の伝記とも言える本ですので、35~40歳のあなたは折り返し地点以降の人生の志をこの本を読んで考えてみては如何でしょうか?
もちろんそれ以外の方にもオススメです。
(2)ここに注目!!
- 『その人の生前における真実の深さに比例して、その人の精神は死後にも残る』
- 人生というものは、大体40歳をもって半ばと考えてほぼ誤りがないということです。つまり人間も40までは修業の時代だというわけです。
- 志学という言葉は、諸君らもすでにご存じのように、論語の中にある言葉です。
すなわち『吾れ十有五にして学に志す』とあって、孔子がご自身の学問求道のプロセスをのべられた最初の一句であります。 - この人生は2度とないのです。ですから今にして真の志を立てない限り、諸君の生涯も碌々たるものとなる外ないでしょう。
- かくして人生の根本は、何よりもまず真の志を打ち立てるところに始まるわけであります。
- 読書が、われわれの人生に対する意義は、一口で言ったら結局、『心の食物』という言葉がもっともよく当たると思うのです。
- 読書はわれわれの生活中、最も重要なものの1つであり、ある意味では、人間生活は読書がその半ばを占むべきだとさえ言えましょう。
- 人を知る標準としては、第一には、それがいかなる人を師匠としているか、ということであり、第二は、その人がいかなることをもって、自分の一生の目標としているかということであり、第三には、その人が今日までいかなる事をして来たかということ、すなわちその人の今日までの経歴であります。
そして第四には、その人の愛読書がいかなるものかということであり、そして最後がその人の友人いかんということであります。 - 人間が真に欲を捨てるということは、意気地なしになるどころか、それこそ真に自己が確立することであります。
- そもそも人間というものは、その人が偉くなるほど、しだいに自分の愚かさに気づくと共に、他の人の真価がしだいに分かってくるものであります。
- とにかく真の修身科は、いつも申すように、自分の一生の志を立てることが根本です。つまり自分の生涯を貫く志を打ち立てるということです。
- 人は自ら信ずるところがあってこそ、初めて真に謙遜にもなり得ると思うのです。
- 要するに誠に至るのは、何よりもまず自分の仕事に全力を挙げて打ち込むということです。
- 国民教育の根本目標は、自分の受け持つ子どもたちの1人びとりの個性を発揮させることを通して、国家社会のために有用な人材にまで、育て上げるということでしょう。
- 真の志とは、自分の心の奥底に潜在しつつ、常にその念頭に現れて、自己を導き、自己を激励するものでなければならぬのです
- 人生の真のスタートは、何よりもまずこの『人生二度なし』という真理を、その人がいかに深く痛感するかということから、始まると言ってよいでしょう。
- 人生の真の意義は、その長さにはなくて、実にその深さにあると言ってよいでしょう。
- 孔子は『朝に道を聞かば夕に死すとも可なり』とさえ言われています。
- 自分の欠点を反省して、これを除くという努力が、実はそのまま、長所を伸ばすということになるわけです。
- 真の修養というものは、単に本を読んだだけでできるものではなくて、書物を読んだところをわが身に実行して初めて真の修養となるのです。
- とにかく人間は徹底しなければ駄目です。もし徹底することができなければ、普通の人間です。
- 私は教育において、一番大事なものとなるものは、礼ではないかと考えているものです。
- 諸君はすべからくこの人生の2度ないことを知って、わが身がいかに微々たる者といえども、真の国民教育者たらんとの『志』を打ち立てることの外ないでしょう。
そしてその着地点には、限りなき読書と日々の実行とが大切だということに帰するわけです。
(3)目 次
修身教授録
修身教授録
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
