- 本日のお勧め本「マネジメントの父から5つの質問をあずかっています」
- ここに注目!!「シンプルな質問には、シンプルな答えを。しかしうまくいかない」
(1)本日のお勧め本
経営者に贈る5つの質問 - P.F.ドラッカー -
本日は、マネジメントの父からの5つの質問を取り上げた本をご紹介したいと考えます。
経営者にとっては唸って考えさせられる5つの質問を、ジム コリンズ、フィリップ コトラ-ジェームス クーゼス等 誰もが聞いたことがある著名人によって解説がつけられている豪華な本に仕上がっています。
『シンプルな質問ほど答えにくい』。
このことは本書でも触れていますが、確かにそのとおり。シンプルな質問ほど意味が深く、じっくりと考えなければいけません。
その5つの質問とは以下の通り。
質問1 われわれのミッションは何か?
質問2 われわれの顧客は誰か?
質問3 顧客にとっての価値は何か?
質問4 われわれにとっての成果は何か?
質問5 われわれの計画は何か?
この質問は、自分自身を見直す時にもきっと役にたちます。
薄い本ですが、読めば読むほど自分のものになる本なので、速読ではなくじっくりと読んで頂きたい本です。
本質的な自分を知る為に、是非手にとってみては如何でしょうか??
(2)ここに注目!!
- 『組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する。すなわちミッションである。目的があり、存在理由がある。』
- シンプルな質問ほど答えにくい。なぜか。質問がシンプルならば答えもシンプルなはずである。
- いかなる組織といえども、顧客に聞かなければ、何を成果とすべきかはわからない。
- 『5つの質問』がもたらすのは、行動のための計画である。
計画とは明日決定するものではない。決定することのできるのは、つねに今日である。 - 『5つの質問』に答えることが、組織と自らの成長につながる。世の中を見、顧客に耳を傾け、前向きの反対を歓迎することによって、大きなビジョンをもつことができる。
- ミッションは大きくしなければならない。無限大でさえなければならない。
しかも、直ちに行動に結びつくものにしなければならない。『私は貢献している』と誰もが言えなければならない。したがって、明確でなければならない。 - 人類の歴史上、今日ほど、自由と責任という自治の精神のもとに、意義あるもの のために働くことが必要とされているときはない。
- 顧客は変化してやまない。成果をあげるためには、原則に忠実でありつつも、顧客の変化に応じて自ら変化していくことができなければならない。
- 顧客が価値とするものについて考えようとするのであれば、実際に顧客が言っていることを知らなければならない。そのうえで、自らの成果を評価しなければならない。
- 行うべきは、顧客にとっての価値を創造することである。
- 最初に行うべきは廃棄である。廃棄を行うまでは何も行われない。何を廃棄するかの議論は苦々しいものとなりがちである。
- ドラッカーは成果が鍵であるとした。成果がゴールであり、成績である。
- 究極のところ、われわれが憶えられるのは、いかに世の中を変えたかによってである。彼の言葉『われわれにとっての成果は何か?』が今日われわれの心に響くのは、そのためである。
- 計画とは循環的なプロセスである。マネジメントたる者は、計画を策定し、修正し、そこから学ぶ。計画を成果あるものとするための要件は、次のとおりである。
- 本書の具体的な使い方について、私からの希望は1つしかない。大急ぎで読まないでいただきたい。『5つの質問』は一見してシンプルである。だが実は、そうではない。くり返し考えていただきたい。
質問と格闘していただきたい。
(3)目 次
- われわれのミッションは何か?
- われわれの顧客は誰か?
- 顧客にとっての価値は何か?
- われわれにとっての成果は何か?
- われわれの計画は何か?
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!