- 本日のお勧め本「いま、生き残るために。」
- ここに注目!!「今も昔も自立する力が必要。」
(1)本日のお勧め本
銀行は、もうあてにならない―いま生き残る会社の条件 - 小宮 一慶 -
本日は、1998年に出版された本ですが、今の時代にも通ずる話がありますのでご紹介したいと考えます。
1997年は、三洋証券、北海道拓殖銀行、山一證券と立て続けに破綻した年でした。
この年は自分は、大学を卒業した年で社会人1年目でした。
その年と同じような状況が昨年、今年ではないかなと思い、読み返した本ですが、最近の本とあわせて読めば過去と現在を見比べて何かしらのヒントはつかめるはずです。
この不況の先にある、少子・超高齢化社会を乗り切るためにはやはりある程度経済の活性化をする必要があると思う。
そんな現在の状況を知る意味でも、是非一度読んで頂きたい1冊です。
(2)ここに注目!!
- 1997年11月は日本の金融界にとっては最悪の月だった。3日に三洋証券、17日に北海道拓殖銀行、22日には山一証券、そして月末には徳洋シティ銀行が破綻した。
- 私はこの時代を生き抜くためには、企業も個人も自立が必要だと考えている。
- 現状では、銀行から企業に貸し出される資金が、ひとつにはたんす預金や郵便貯金へとシフトして銀行から消えつつあり、さらに、弱い銀行では自分の資金繰りの問題、強い銀行でも自己資本比率維持のための貸出し資産の圧縮を通してどんどん縮小しているのだ。
- 多くの都市銀行では、本当のエリートは入行当初に営業店に1,2年勤務するだけで、あとは中央官庁に出向や留学、あるいは本部勤務で若い時期を過ごし、次に支店を出るのは支店長になってからという人が多い。しかしこれからは、現場や顧客感覚を身をもって体験した人が銀行トップとして必要となる時代だろう。
- 危機の時代に必要なことは、自社のキャッシュポジション(資金状態)をよい状態にしておくことだ。見せかけの利益を求めたり、不要不急な投資のために資金繰りを悪くすることは絶対に避けなければならない。
- こんな時代には一行取引は危険だ。少なくとも数行、それも『強い』銀行と取引しておくことだ。『弱い』銀行と一行取引しているのは、自ら企業を危険にさらしているのと同じだ。
- 銀行とて所詮は企業だ。顧客のためや社会のためといいながらも、自社の儲け、自社の存立を考えないわけにはいかない。そして残念ながら、社会の公器としての役割などとっくに忘れている銀行がいまの日本では大半だ。
- 危機を生き抜くためには、『この企業は何のために存在するのか』という企業の存在目的をまず明確に規定しなければならない。
- 危機の時代に、収益力を増強してゆくためには、新規顧客の開拓と同時に、既存の顧客との関係を深めてゆくことである。
- 新しい枠組みで生き抜くためのキーワードは『自立』だ。
これだけは負けないという自社の事業ドメインを確立し収益率を高くし、自己資本比率を上げることだ。
(3)目 次
- 金融システムの激動が始まった
- 1.いま起こりつつある緊急事態
- 2.大手金融機関の破綻を分析する
- 3.まだまだ続く金融機関の経営危機
- 4.ビックバンが金融機関の体力を低下させる
- 第2章 銀行は貸し渋りをさらに強める
- 1.顧客選別を急速に進める銀行
- 2.状況をさらに悪化させる3つの要因
- 第3章 未曾有の危機を生き抜く企業戦略
- 財務戦略編
- 1.キャッシュフロー重視の経営を
- 2.金融機関をどう選別するか
- 3.銀行から『自立』をめざせ
- 体質強化戦略編
- 1.危機は改革を進めるチャンス
- 2.戦略なきところ勝利なし
- 3.リレーションシップ・マーケティングとは
- 4.プレゼンテーション能力を身につけよ
本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!
