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毎日1冊本を読む男 東 忠男のLIFEWORK BOOKS CAFE » 262回 『SMALLGIANTS』

262回 『SMALLGIANTS』

  1. 本日のお勧め本「企業の価値とは、何で測ればいいのか?」
  2. ここに注目!!「親密な絆こそ、会社にとって最大の見返り」
  3. 本日の気づき「経営書としても読む価値がある本です」


(1)本日のお勧め本

Small Giants [スモール・ジャイアンツ] ―事業拡大以上の価値を見出した14の企業 - ボー・バーリンガム -

 
本日は企業の価値を何で測るのかを問うフィールドレポート的な本をご紹介したいと考えます。
 
本書の帯には、世界的ベストセラー『ビジョナリー・カンパニー』著者ジム・コリンズがこう述べています。
『本書は、私たちに大切な真実を思い出させる。【偉大】と【ビック】は、等価値ではないということだ。』と。
 
そうです、偉大さは大きいという事に比例はしないのです。それが著者のいう『SmallGiants』の定義であり、アメリカのビジネスを支える新たな力の最前線を探ったフィールドレポートなのです。
 
本書にはその『SmallGiants』と呼ばれる14の企業が挙げられています。
 
21世紀型企業とは、規模の追求だけではなく、こうした親密さや幸福といったキーワードが問われる企業が増えていくべきなのだと思います。
 
この本は、そういった意味で『エクセレントカンパニー』『ビジョナリー・カンパニー』に次ぐ、名著になりうる可能性を秘めています。


(2)ここに注目!!

  • 本書で紹介する企業を所有する株主は、営利的な目的に加えて、別の非営利的な優先事項を持っている。
    彼らにとっては、投資に対して良好な利益が必ずしも最重要の目的でもない。
    その仕事で優れた存在になること。働きやすい環境を創ること。顧客にサービスを提供し、サプライヤーと優れた関係性を築くこと。 
    生活とビジネスを置く地域に対して貢献し、自分の生き方に結びつく優れた道を見つけること-そうした目的にも興味を持っていることだ。
    さらに、こうした要素で秀でていくためには、所有権および支配権を社内で保持しなければならないことや、多くの場合は成長の規模と速度に有意な制限を持たせなければならないことを学んでいる。
    富の創造は、もちろん重要ではあるものの、先に挙げたような要素における成功の副産物にすぎない。私は、このような企業を『小さな巨人(SMALLGIANTS)』と呼ぶ。
  • 最終的には、現象の両極端を代表すると感じた2社を含め、14社に落ち着いた。
  • 破産後のブロドスキーが何より時間をかけたのは、事業を通して自分が何を望んでいるか、人生に何を求めているか、見つめ直す作業だった。
  • 成長は間違いなく資本の額に縛られるのだ。あるいは、資本を調達する能力に左右される。これに気づいたとき、私は目を開かされたような気がした。
  • あらゆる企業にとって最も対応が難しいのは、市場のプレッシャーの高まりだ。
    いずれにしても、プレッシャーは成功を示す強力な指標だ。商才に対する賛辞でもある。事業を興したときに描いた夢の実現にほかならない-客に求められて、誰がノーと言えるだろうか。
  • 親密な絆こそ、会社にとって最大の見返りの1つであり、偉大な企業のMojoを生み出す必要不可欠な存在だ。
  • ◇『自分自身を投影する』-それこそが、ここでのキーワードである。自分はこの仕事を大事に思っていて、それを維持するためにもっと努力するつもりだ。
    -そう示してみせることが、優れた顧客サービスにつながる。
  • 顧客に密着したビジネスを行なう理由は、顧客が会社の価値を共有する相手だからでもいいし、その結びつきこそが自社らしさであるからでもいい。
  • 本書の『小さな巨人』はいずれも顧客密着型の企業だ。
  • 親密な絆を生み出すのは、たいていの場合は組織トップの人間ではない、ということだ。日々業務にあたるスタッフやマネージャーたちの力なのである。
  • 『小さな巨人』のリーダーは、莫大な時間と労力を割き、自分が理想とする一種の社会を意識しながら、文化の創出とコミュニティ形成のためのシステムとプロセスづくりに取り組んでいる。
  • 答えはビジネスよりも人間にある-と信じている。私の考えでは『小さな巨人』のオーナーやリーダーは、人生における『善いもの、善いこと』だとおそらく誰もが信じる事柄に強く共鳴し、そこに焦点を置く。
  • ビジネスは人が情熱を追求するための手段。
  • 『小さな巨人』はどこよりも高い水準を保ち続けている。『小さな巨人』が増えていけば、この世界は必ずもっと良い場所へと変わっていくに違いない。

(3)本日の気づき

 
LBCを読んで頂きまして有難うございます。
本田直之さんの『レバレッジ・リーディング』を読んだことで始めたこのメルマガですが、LBCをやっていることによって著者の方をはじめ様々な出会いがありました。
 
著者の方にお会いできたり、日経新聞に自分の名前がのったり、Fコミュというサイトに掲載頂いたり、自分の勉強もかねて続けていることが少しでも皆さんのお役に立てていることが励みとなり、こうして何とか08年は1日1冊ペースを守ってこれました。
 
是非、引き続きLBCを読んでいただき、色々な感想をお待ちしております。
 
それでは、09年もよろしくお願いいたします。
 
・アンカー・ブリューイング - www.anchorbrewing.com
・シティストレージ - www.citistorage.com
・クリフバー - www.clifbar.com
・ECCO - www.ecolink.com
・ハンマーヘッド・プロダクションズ - www.hammerhead.com
・O・C・タナー・コーポレーション - www.octanner.com
・ライエル・プレシジョン・マニュファクチャリング - www.reell.com
・リズム&ヒューズ・スタジオズ - www.rhythm.com
・ライチャス・ベイブ・レコーズ - www.rightousbabe.com
・ゴルツ・グループ - www.goltzgrouo.com
・ユニオン・スクエア・ホスピタリティ・グループ - wwww.ushgnyc.com
・W・L・バトラー・コンストラクション - www.wlbutler.com
・ジンガーマンズ・コミュニティ・オブ・ビジネス - www.zingermans.com


(4)目次

  1. 自らの手で選ぶ
  2. 責任は誰の手に?
  3. モナ・リザの法則
  4. 結びつける絆
  5. 親密さの文化
  6. ゴールド狭谷
  7. 引き継ぐ
  8. ビジネスのアート

本日も読んで頂いて、誠に有難うございました! 感謝!!