第69回 Telly Llyod氏 「ゼロから創業、国内起業15社、アジア5社」

今回も株式会社リンクメディアのテリー・ロイド氏にお話を伺います。2話目の「ゼロから創業、国内起業15社、アジア5社」をお送りします。ゼロから始めた日本での起業、先見の名も手伝って、次々と会社を作り、成功させ、会社を売却、そしてまた新たな会社を作っていくというテリー氏流「成功の秘訣」に迫ります。

中国でパソコンが作られ出した87年頃、日本で初めて中国からパソコンを輸入した。90年にはハードウェア技術者を初めてインドから連れてきた。日本人起業家と違い、テリー・ロイド氏はいつも会社をいかに進化・発展させるかを考えている。

第2話「ゼロから創業、国内起業15社、アジア5社」

  • 成功の秘訣は意外と簡単!
  • 会社売却時もバンジージャンプで体当たり?
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私の欲しい人材

物を作らない当社では…。

確かに雑誌は発行しているものの、原則的にはサービス業の当社では、社員の「質」が最も重要である。私が一番欲しいのは海外で教育を受けた日本人だ。

帰国する時を狙って採用している。彼らは、米や豪など海外に行く時は、大体英語が苦手なだけでなく、実家を出たこともない。一人で生活したことがないのである。外国に行くと、自ら食事を用意し、住居を探し、交通手段を調べるなど、気持ちを入れ替えて人間的に成長しなければならない。帰国する頃には自助能力を高めている。

我儘ではなく自助能力をである。彼らは問題解決に本当に長けている。起業したばかりの企業で何をやるにしても問題は付き物だ。だからこそ誰も手を出したがらないし、我々が先駆的にやっていける。当社には解決屋が是非とも必要だ。勿論彼らが短期間に成功する為には昇進できるシステムがなければならない。さもなければ50歳まで待つことになる。そんな彼らを探す方法として、私は講演会を活用している。ハワイパシフィック大学、ハワイ大学、豪州のロックハンプトン大学などに出かけては起業について話をしている。

20人ぐらいの学生がいれば、2、3人は「この人から教わってみたい」と考える。こんな学生を私は探し求めている。実際、最近入った慶應出身の男性社員は3ヶ月前に私が講演をした直後に「起業家になりたい」と言ってきた。私はすぐ「よし、教えよう」と返事した。

これが日本の会社だったら、さしずめ「よし、35年間は面倒見よう」だろう。当社なら、彼らは居ても5年から10年。その間に自分で成功できるように経営のイロハを教えることにしている。勿論、当社にもっと長く居ても良いが、自分のビジネスをはじめる為に退社しても、私は一向に構わない。

会社売却時もバンジージャンプで体当たり?

日本において私は外国人である。外見からして日本人のふりはできない。

日本で働く外国人は、ある意味、舞台役者みたいなものかもしれない。自分も常に外国人らしく振る舞っている。人に会う時は、先輩経営者や同僚にでも自分の取るべき役柄を考えてしまう。いわば、相手が会いたがっている人柄に合わせてしまっているのだ。まるで日本人みたいでしょう?「笑い」が嫌いな人はいないだろう。だから、会話も楽しい方が良いと思う。自分の楽しい体験談はいつでも提供できるようにしている。

例えば、最初の会社を売ったとき、EDS社は、私が社員に相応しいか、バンジージャンプで示せと言ってきた。普通、会社を売るのにバンジージャンプまでする人はいないだろう。これなんかは、実に面白い話で日本人CEOにする私の十八番である。相手に自分のことを覚えてもらう一つの良い方法とも考えている。外国人、特に外国人ビジネスマンが日本で立ち回るのは実に厳しい。私には彼らの痛みがよく分かる。彼らは、多くの問題を抱え、

それらを乗り切る為の支援を必要としている。よく昔のことを忘れてしまう人がいる。自分も何も無いところから始めたのに。私の場合、忘れることはない仕事は手を抜かず、常に前向きである。だから社員と分かち合うことにも何の躊躇もない。

わが社で働く大きな利点の一つは、何かを成し遂げるチャンスが本当にあると感じることだろう。仕事ができるなら、年齢は関係ない。当社の幹部には若い人も多い。企業風土は、インターネット企業だが、「インターネットバブル」ではない。私の経営手法はもう少し安定感がある。

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