イワン・ムルキッチ氏インタビュー 番組一覧&プロフィール
イワン・ムルキッチ氏インタビュー 番組一覧&プロフィール
ユーゴスラビアの崩壊とともに、旧連合諸国は、民族主義の台頭、そして歴史に残る悲惨な内戦へと突入していくこととなる。
なかでも、セルビアは、大セルビア主義を掲げた独立戦争を開始、やがて民族浄化にまで至る凄惨な戦争状態へと旧連合諸国を引きずり込んで行くこととなり、ユーゴ内戦は、ルワンダの虐殺と並んで現代社会に大きな傷跡を残す結果となった。
今回は、まさにこの内戦前夜からセルビア政治の中枢にいた、セルビア共和国駐日大使イワン・ムルキッチ氏をお迎えし、自身の経歴から、戦争体験に至るまでの貴重なお話を伺う。
国連使節団に配属される。ニューヨークで4年間過ごした後、ECへのユーゴスラビア使節団の委員長を務め、EC/EUへの加盟へ熱意を燃やすが、やがてユーゴスラビア連邦諸国間で独立戦争が相次いで勃発することとなる。
第1話「私のキャリアー外交官としてー」
- ニューヨーク&ブリュッセル
- ユーゴスラビア紛争
第2話「私のキャリアー大使としてー」
- ニコシア(キプロス)&戦後処理
- OPCW&東京
そして今は、未来にむけて、輸出産業・観光産業の発展への尽力、セルビアの資源に注目して日本企業が進出してくれることへの期待などを熱く語ります。
第3話「セルビアとは」
- 過去・現在
- 未来
第4話「セルビアと日本」
- 皇室交流の歴史
- 日本との関係
第5話「日本の若者へのメッセージ」
- 自分を見失わず常に前進せよ
イワン・ムルキッチ氏 在日セルビア共和国大使 プロフィール
‐1953年5月30日、ベオグラード生まれ
‐ベオグラードとアルジェ(デカルト学院)にて就学。
‐ベオグラードの法学部卒業(1977年)、1978年11月連邦外務省に採用される
‐1979年に半年間、国連で初めての武装解除・国際安全保障の奨学生となる
‐国際組織担当局参事官(1987年)
‐非同盟国担当部長補佐(1989年)
‐ユーゴスラヴィア連邦共和国ドブリツァ・チョーシッチ大統領の内閣官房長(1992‐1993年)
‐キプロスにて代理大使(1993年‐1997年)、その後大使(1997年‐1999年)
‐1999年ユーゴスラヴィア連邦共和国政府より外務省大使に任命、二国間関係局副局長に指名。
‐大臣補佐官および二国間関係局長(2000年1月から2001年1月まで)
‐2001年外務省大使、特別業務大使団に配置(2004年)
‐化学兵器禁止会議進行のセルビア・モンテネグロ国際委員会委員長
(2005年3月3日セルビア・モンテネグロ閣僚会議で指名)
- 2006年8月より在日セルビア共和国大使に着任。同年10月25日、天皇陛下に信任状を提出。
‐英語と仏語を話す。