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2008年01月06日
 ■  井口一世氏 Videocast 番組一覧&プロフィール
株式会社井口一世
代表取締役 井口一世氏
革命的な金型レス生産。高精度とコスト減を実現させた板金加工業界の風雲児、またあるときは、陽気な大学院生の顔を持つ、井口社長に迫る。

第1話 発想の転換

— プレス屋から最先端ものづくり企業へ
— 私が大学院生になったわけ
TAMAビジネスプランコンテスト2006「関東経済産業局賞」受賞
「第1回渋沢栄一ベンチャードリーム賞」奨励賞受賞
IT技術を駆使し、厚板曲げのノウハウを定量化、塑性加工の常識を変えた金型レス生産システムとは

第2話 金型レス生産システムとは

— 金型レス生産システムとは
— 誰でも職人になれるシステム作り
職人気質の世界に新たなビジネスモデルを持って切り込み、若者には「非常識であれ!」と激励。高度で難解なIT技術を用いた製造業でありながら、社風は超明るい株式会社井口一世とは

第3話 常識を裏切る井口一世

— 企業理念
— 環境への貢献
『株式会社井口一世』 並びに井口一世(いぐち いっせい)氏プロフィール
“金型レス”でも精度の高い加工はできる。目指すは、業界のスタンダード。

金型を使わずに板金加工技術で代替すれば、大幅なコストダウンになり、取引先への提案力強化にもなるだろう。埼玉県所沢市に事業所を構える、板金加工業の『株式会社井口一世』、井口一世社長はそこに商機を見出した。設立は2001年。実父が創業した、金属プレス加工会社から設備と取引先7社を引き継ぎ、資本金1000万円、従業員3名でのスタートだった。

高精度の汎用機を使い、ベンディングとパンチを組み合わせた「板金加工」で製品を仕上げるため、金型の投資コストが軽減できる。「金型をもっていても利用しなければ意味がない。金型は捨てるタイミングも難しく、ときにリスクにもなる」という。「不良率は100万分の8程度、金型を使って製造したときと同程度の精度」という。汎用機から生まれる高精度—。ここに独自のノウハウが活かされている。機械の操作も「半日くらい研修すれば誰でも操作できる」まで手順を簡略化した。「機械メーカーよりもデータを保持している」と井口社長は自負する。

こういったデータに裏付けされた加工技術が「設計費を抑えることに頭を悩ませる、メーカーの設計開発担当者」に重宝がられる理由だ。“金型レス”で大幅にコスト下げた分、加工料は通常の5倍から10倍に設定できるという。重要視するのは、データだけではない。加工精度を維持、向上させるためのメインテナンスにも時間とコストをかけ、すべてのメインテナンスに年間約2億円を投じている。

また、業界として曖昧な加工料の標準価格にも切り込み、加工料の見積のデータベースを構築ソフトウェアかしたものを提供。「このソフトウェアを使えば加工にかかる標準価格を出せるので、加工料が安いか高いかを知ることができ、製品の最適設計につながります。我々のソフトウエアが算出した加工料が業界全体のスタンダードになれば嬉しいですね。」

「合理的に金型を作る、新しい製造業の形態づくり」を目指す井口一世。

以上“Business Support 2007 March”より抜粋
投稿者 Fcommu : 2008年01月06日 04:00

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