株式会社第一製版 代表取締役 竹ノ上蔵造氏
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■第1話 株式会社第一製版とは
—「製版会社の現状とは」—「家業を継ぐこと」
第5回印刷産業環境優良工場表彰 経済産業省商務情報政策局長賞受賞
■ 第2話 我が社の環境への取組み
— 「我が社の環境対策について」■ 第3話 企業理念
— 「我が社の企業理念」■ 第4話 今、若い方々に伝えたいこと
— 「画一的な話しはつまらない」— 「若者へのメッセージ」
— 「会長からのメッセージ」
『株式会社第一製版』
並びに竹ノ上蔵造(たけのうえ くらぞう)氏プロフィール
1956年東京生まれ。目黒区立田道小学校、目黒区立第三中学校、都立目黒高校卒業後、日本大学芸術学部入学。1979年大学を卒業後広告代理店に入社。1983年広告代理店を退社と同時に(株)第一製版に入社。1985年、当時28歳で代表取締役に就任。
株式会第一製版の特色
経済産業省商務情報局長賞 受賞
第一製版 本社工場 受賞理由
本工場は、写真製版業を主とした小規模の工場であるが、経営者の強いリーダーシップのもと業務のアナログからデジタルへの変革に挑戦し、新聞広告や雑誌広告の電子製版システムを確立した。電子送稿による資材や廃棄物の削減等が環境負荷低減とともに売り上げの大幅伸長という経営への寄与に結びついている。
また、環境標語の募集と顕彰による従業員への環境意識の徹底、内部監査員の充実、バイク便から自転車便への切り替え、近隣住民への貢献をめざした太陽光発電パネルの設置などその活動はユニークであり、都心に位置する中小企業並びに製版業の模範となり、今後も印刷産業の環境改善活動の啓発に寄与することが期待できる。
■ 第3話 常識を裏切る井口一世
— 企業理念— 環境への貢献 ■井口一世氏のプロフィールはこちら
「第1回渋沢栄一ベンチャードリーム賞」奨励賞受賞
IT技術を駆使し、厚板曲げのノウハウを定量化、塑性加工の常識を変えた金型レス生産システムとは
■ 第2話 金型レス生産システムとは
— 金型レス生産システムとは— 誰でも職人になれるシステム作り ■井口一世氏のプロフィールはこちら
■ 第1話 発想の転換
— プレス屋から最先端ものづくり企業へ— 私が大学院生になったわけ ■井口一世氏のプロフィールはこちら
株式会社井口一世 代表取締役 井口一世氏 |
■ 第1話 発想の転換
— プレス屋から最先端ものづくり企業へ— 私が大学院生になったわけ
「第1回渋沢栄一ベンチャードリーム賞」奨励賞受賞
IT技術を駆使し、厚板曲げのノウハウを定量化、塑性加工の常識を変えた金型レス生産システムとは
■ 第2話 金型レス生産システムとは
— 金型レス生産システムとは— 誰でも職人になれるシステム作り
■ 第3話 常識を裏切る井口一世
— 企業理念— 環境への貢献
『株式会社井口一世』 並びに井口一世(いぐち いっせい)氏プロフィール
“金型レス”でも精度の高い加工はできる。目指すは、業界のスタンダード。
金型を使わずに板金加工技術で代替すれば、大幅なコストダウンになり、取引先への提案力強化にもなるだろう。埼玉県所沢市に事業所を構える、板金加工業の『株式会社井口一世』、井口一世社長はそこに商機を見出した。設立は2001年。実父が創業した、金属プレス加工会社から設備と取引先7社を引き継ぎ、資本金1000万円、従業員3名でのスタートだった。
高精度の汎用機を使い、ベンディングとパンチを組み合わせた「板金加工」で製品を仕上げるため、金型の投資コストが軽減できる。「金型をもっていても利用しなければ意味がない。金型は捨てるタイミングも難しく、ときにリスクにもなる」という。「不良率は100万分の8程度、金型を使って製造したときと同程度の精度」という。汎用機から生まれる高精度—。ここに独自のノウハウが活かされている。機械の操作も「半日くらい研修すれば誰でも操作できる」まで手順を簡略化した。「機械メーカーよりもデータを保持している」と井口社長は自負する。
こういったデータに裏付けされた加工技術が「設計費を抑えることに頭を悩ませる、メーカーの設計開発担当者」に重宝がられる理由だ。“金型レス”で大幅にコスト下げた分、加工料は通常の5倍から10倍に設定できるという。重要視するのは、データだけではない。加工精度を維持、向上させるためのメインテナンスにも時間とコストをかけ、すべてのメインテナンスに年間約2億円を投じている。
また、業界として曖昧な加工料の標準価格にも切り込み、加工料の見積のデータベースを構築ソフトウェアかしたものを提供。「このソフトウェアを使えば加工にかかる標準価格を出せるので、加工料が安いか高いかを知ることができ、製品の最適設計につながります。我々のソフトウエアが算出した加工料が業界全体のスタンダードになれば嬉しいですね。」
「合理的に金型を作る、新しい製造業の形態づくり」を目指す井口一世。