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冠婚葬祭のマナー その3
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社会人になると、勤務先の同僚や先輩の結婚式によばれることもあります。どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?

 

<祝儀のルール>
祝儀は、1・3・7といったおめでたい数字が喜ばれます。逆に、2・4といった割り切れる数字は「別れ」を連想させるので敬遠されています。
祝儀の額については、自分の年齢と相手の年齢からだいたい決まってきます。友人や親類は「3万円」というのが最近の傾向ですが、自分や相手の年齢が若い場合は「2万円」でもOKです。ただし、その場合は1万円札1枚、5千円札2枚というように、偶数の枚数で包むのは避けるようにしましょう。
祝儀袋を包むふくさは慶弔どちらにでも用いますが、包み方を逆にするなどして使い分けます。

 

<ふくさとは?>
「ふくさ」とは、祝儀を包む四角い綿布のことで、香典を包む際にも使うものです。包み方の違いで、慶弔の違いを出すので、使い方を間違えるのは絶対に避けなければなりません。

  • 祝儀を包む場合のふくさの使い方
  • 広げたふくさに、祝儀袋の表面を上にして置く。置き場所は、ふくさの中央よりやや左側です。
  • ふくさの左側を祝儀袋の上にたたむ。

★香典の場合は、逆からたたむ。

  • 上、下の順で重なるようにふくさをたたむ。
  • 右側の角を持って、上から折り重ねる。
  • 左に飛び出たふくさを、下に折り込む。

 

 

<祝儀袋のルール>

  • 祝儀袋に入れる前に、お金を「中包み」に入れます。

「中包み」には、表面中央に縦書きで金額を記入し、裏面左側に名前と住所を記入します。
金額は、【金三満円也】という風に記入します。

  • 中包みを「上包み(祝儀袋)」に入れます。

「上包み」の表面には「表書き」「名前」を記入します。
「表書き」とは【寿】などの文字を、祝儀袋表面の上段のやや上寄りに記入することです。
また「名前」は、祝儀袋表面の下段の中央に表書きよりもやや小さめの文字で記入します。
記入が終わったら、祝儀袋を閉じますが、裏面の折り方に注意が必要です。
先に上を折り込み、下の折り目を上の折り目の上に重ねます。

  • 祝儀袋をふくさで包みます。