危機的状況の中の希望
Amid Shortages, a Surplus of Hope
ニューヨーク・タイムズのThe Opinion Pageに、作家 村上龍の寄稿文が掲載されていました。これを読んだタイムアウト東京のエディトリアル・ディレクター、ジョン・ウィルクスは、「とても誠実な文章だと思う。災害について行き過ぎた大げさな報道をしているイギリスのメディアでは見られなかった内容だ。今すぐ彼をハグしたい気持ちだ。」と共感とリスペクトを表したそうです。タイムアウト東京には、ツイッターを通じて、外国人フォロワーから、「涙しました」、「これこそ、今読むべき記事だ」等のメッセージが寄せられています。震災の後、ネットやツイッターを通じてメディアや個人の発信する様々な情報が錯綜しています。多くの人々が、何を信じていいのか、何が真実なのかという不安とこれからの将来への不安に心を悩ませているようです。村上龍のこの寄稿文は、そういった人たちに安堵と希望をあたえてくれるに違いないと思われます。タイムアウト東京では、この素晴らしいメッセージが少しでも多くのみなさんに届いて欲しいという思いから、日本語に翻訳し、ここに掲載しています。(以上タイムアウト東京から抜粋)
「危機的状況の中の希望」(村上龍)http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/2581
”私(村上龍)が10年前に書いた小説には、中学生が国会でスピーチする場面がある。「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」と。今は逆のことが起きている。避難所では食料、水、薬品不足が深刻化している。東京も物や電力が不足している。生活そのものが脅かされており、政府や電力会社は対応が遅れている。だが、全てを失った日本が得たものは、希望だ。大地震と津波は、私たちの仲間と資源を根こそぎ奪っていった。だが、富に心を奪われていた我々のなかに希望の種を植え付けた。だから私は信じていく。”・・・寄稿文より引用

