封筒の宛名は、縦書きでも横書きでもよいですが、書き方には注意が必要です。
＜縦書きの場合＞
・相手の氏名や敬称は封筒の中央に書きましょう。肩書きを添える場合には、相手の氏名の上に小さく書きましょう。敬称は、あまり下のほうに書かず、下から３㎝くらいのところまでで止めましょう。
・住所を書く位置は、封筒の右端から１㎝くらい空けた場所に書きます。氏名より少し小さめの字で書きましょう。漢数字は読み間違えを防ぐために、文字間を少し空けて書くか、アラビア文字を使いましょう。行末は、敬称より下がらないように書き、長くなってしまう場合には２行にしましょう。
・「請求書在中」などを書く場合には、別の行に書きましょう。
＜横書きの場合＞
・切手の下は、スペースを空けて住所・氏名を書きましょう（消印が住所や氏名の上に押されてしまうことがあるため）
・住所・氏名の書き方は、縦書きの場合と同じです。

ハガキは手軽に出すことができますが、秘密の内容や込み入った内容などには適さないので注意が必要です。
＜表面・裏面の書き方＞
表面→封筒の場合と同じように、中央に宛名を書きましょう。差出人の住所や氏名は、表面の左下に小さく書きますが、裏面に書いてもOKです。
裏面→スペースがあまりないので、用件を簡潔に書きましょう。
＜往復はがきの場合＞
往復はがきの返信用を書く場合は、相手の氏名の最後に「御中」や「様」を忘れずに書きましょう。これを書かないと、失礼にあたります。また、あらかじめ書かれている「ご」や「御」などは二重線で消しましょう。招待状の返信をする際に、参加できない場合には、参加できない理由を一言添えましょう。