社内文書の種類と注意点です。
○社内文書の種類
社内文書は、次の2つに分けることができます。
1. 下部から上部へ、上部から下部へ伝達する文書
- 稟議書……「伺い書」「起案書」ともいい、案件の決裁を求める文書
- 上申書……権限のない事項に対して上部に意見・希望などを申し出る文書
- 報告書……業務の状況や結果などを報告する文書
- 通達………社内の全員に対して、統一した行動を命令・指示する文書
- 指示書……業務上の指示を与える文書
2. 部門間で連絡しあう文書
- 通知文書……実施・開催・処理事項などを知らせる文書
- 回覧文書……通知事項や資料などを順に回覧して伝える文書
- 照会文書……業務上の内容を問い合わせる文書
- 回答文書……照会文書に対する回答の文書
- 依頼文書……特定の事項の処理を依頼する文書
○社内文書の種類
社内文書の一番の目的は、用件を確実に伝達することです。ですから、簡潔に書くことが重要です。
- 言葉づかいや文体はていねいでなくてもよく、丁寧語・尊敬語などは必要最小限にしましょう。文体は、原則として敬体(です・ます)を使用し、箇条書きの部分は常体(である)や、体言止めにしましょう。
- 社内文書には、頭語や挨拶文は必要ありません。件名の次にすぐ本文を記載しましょう。また、結語も必要ありませんが、最後に「以上」と記入しましょう。
- 同一文書を多数の人に発信する場合は「○○各位」と記載しましょう。