吉田英夫氏インタビュー 番組一覧&プロフィール

株式会社ワイピーシステム
代表取締役

吉田 英夫氏
Hideo Yoshida

株式会社ワイピーシステム代表取締役 吉田 英夫氏


幼い頃からの夢、いつか公害防止のメッキ工場を起こしたいという夢を実現。
メッキの本質をもっと研究したいと44歳で東京農工大学大学院へ入学、工学博士となり、公害を出さないメッキを発明。事業化に向けての実験途中で偶然から、画期的な消火器「消棒」が誕生。

第1話 起業のきっかけ

  • 44歳で一念発起! 大学院でメッキの研究
  • 偶然から生まれた画期的な消火器「消棒」
経済産業省 新連携 全国第一号認定商品「消棒」とは?

第2話 水が出ず汚れない消火器「消棒」

  • 小型二酸化炭素消火具「消棒」
  • 車載・家庭・オフィスでの仕様を考慮したユニバーサルデザイン
  • 周囲を汚さずクリーン消火
科学するめっき屋ワイピーシステム 経営理念「満足の共有」。お客様に品質の満足、社員一人一人に仕事の満足、社会の皆様に製品の満足。苦しい時には逃げたくなるが、社会貢献できる商品を世に送り出したいという熱い思いが、日々逃げずにやるぞという強い気持に繋がっている。

第3話 苦しい時は逃げたくなるが…

  • ワイピーシステム経営理念
  • 逃げたくなる自分と日々闘う毎日
  • 人に任す勇気を持つ
  • 社会貢献できる良い製品をもっと生み出したい
科学するめっき屋ワイピーシステム

「めっき」や「アルマイト」等、表面処理技術はローテクからハイテク分野まで大変広範囲の製造産業に活用されている。装飾や防錆,防食のみならず多様な機能的特性を付与する表面処理加工は製造産業を支えるまさに基盤技術です。しかしながら、その工程上発生する公害廃液は表面処理産業の存立を危ういものにしています。

弊社は、この「めっき」に代表される表面処理技術の高度化と無公害化に真っ向からチャレンジしています。多くの化学工学の集積技術である表面処理加工技術を、サイエンス(科学)、エンジニアリング(機械工学)、テクニック(生産技術)を一体として捉えて事業構築を行っています。例えば、公害対策としてめっき工場内では廃液を90パーセント削減した全自動複合めっき装置を開発し稼動させています。研究開発部では様々な大学や企業と次世代表面処理開発共同研究を行っています。また最高レベルの分析機器を揃えて高度な顧客要求レベルに対応しています。

一昨年六月には系列会社として静岡大学佐古猛教授と共同で無公害アルマイト装置と高圧二酸化炭素を用いたドライ洗浄装置開発販売会社を設立致しました。更に本年三月にはISO 9001、JIS Q 9001の認証取得致しました。また、Rohs指令対策として低温黒色クロム(CBC)の残留六価クロム除去の実現、三価クロメート処理、アルミ化成処理の三価クロム化を達成し、営業させていただいています。

ワイピーシステムは省資源、省エネルギー、無公害を実現してゆく自然環境にやさしい表面処理技術のトップランナーとしてお客様各位のお役に立って参りたいと全社員一丸となり邁進してまいります。ぜひ、ご用命を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

株式会社ワイピーシステムとは?
小型・軽量瞬間消火器具「消棒」を開発、新連携支援制度の活用で小型・軽量瞬間消火器具「消棒」を開発・販売

「債鬼に追われ、2年間給料なしの日が続いたこともありました。今も毎朝、起きると「オレは逃げないぞ!」と心の中で叫んで仕事に向かうのです」。新連携のコア企業として、小型・軽量瞬間消火器具「消棒」の開発にリーダシップを発揮したメッキ会社、ワイピーシステムの吉田英夫社長の言葉だ。

同社は従業員19人、金属などの表面処理を行うメッキを本業にしているが、精密加工部品などの洗浄も行っている。その洗浄の際に使用する高圧二酸化炭素が、放出する際にマイナス80度の微粒子(ドライアイス)を発生させることに着目、「二酸化炭素が火を遮断して窒息効果だけではなく、冷却効果を伴う消火器になる」(吉田社長)という発想を得て、その商品化を目指した。

だが、同社に消火器製造に必要な技術やノウハウは蓄積されていない。そこで、経営資源的に不足する部分、つまり金型・部品加工・成型・デザインなどの高度な専門技術や販売のノウハウについては他社の力を借りて、最終的に14社で連携体を構築した。また、大手企業などに技術を盗用されないように、“知財”(特許)にこだわって研究・開発を進めた。

「毎週月曜日に会議を開いて、連携各社が課題を持ち寄り、試作・実験を繰り返しました。それはまさに失敗の連続でしたね」と、吉田社長は完成までを振り返る。そのような2年弱の悪戦苦闘のすえ、ついに完成したのが小型・軽量の瞬間消火器具「消棒」である。